東京都の舛添要一知事は1月6日、2015年初めての定例会見を行ない、浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)の建造物を復元し、海外VIPなど向けの迎賓館にしていく考えを改めて示した。舛添知事は昨年4月の定例会見で、都所有の迎賓館を整備していく方針を示唆していた。
(IWJ・石川優)
東京都の舛添要一知事は1月6日、2015年初めての定例会見を行ない、浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)の建造物を復元し、海外VIPなど向けの迎賓館にしていく考えを改めて示した。舛添知事は昨年4月の定例会見で、都所有の迎賓館を整備していく方針を示唆していた。
■ハイライト
舛添知事は2020年の東京五輪までに、都の所有物として海外VIP向けの迎賓館を作ることを改めて強調した。
舛添知事は当初、民間の施設も選択肢のひとつとして挙げていたが、「東京都として、五輪開催都市として自前の迎賓館をもって、公的に迎えることが必要。気持ちがこもっていても、民間の施設を使ったということになると、相手からすると、格が下がったということになる」と、民間施設を利用した迎賓館構想は否定した。
都の所有物として迎賓館を持つことについては、2020年の東京五輪を念頭に置いたもので、浜離宮内に迎賓館があることで「基本的な日本文化を発信する目的は叶っている」と都が所有する意義を強調。新たに作られる迎賓館は、明治時代の「延遼館」を復元するもので、今年度2015年の予算案に調査費名目で1億円を計上する方針も示した。
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