民主党・田城郁参院議員が元公設第二秘書・安川登氏を刑事告訴、3年間で約1100万円を横領した事実が発覚 2014.12.24

記事公開日:2014.12.24取材地: テキスト動画
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 秘書の政治資金横領容疑について、12月24日(水)午前11時より、参議院会館地下1階101号室で、民主党の田城郁参院議員が記者会見を行った。田城議員は、元公設第二秘書である安川登氏が、同党参院比例区第78総支部の資金のうち約1100万円を横領したとして、12月22日付で東京地検に刑事告訴したと明らかにした。

 2011年から2013年までの3年間で約1100万円の横領が確認されており、今年2014年8月に退職した安川氏がその事実関係を認めていると田城議員は話した。横領の詳細については、代理人である内田雅敏弁護士が、記者からの質問に答えるかたちで報告した。

 他方、2014年10月30日の衆院予算委員会において、同党の枝野幸男幹事長の後援会が、2011年の政治資金収支報告書に約240万円分の収入の記載もれをしていたことを受け、安倍首相が「撃ち方やめに」と発言したとされる出来事に関する記者からの質問に対しては、捜査が進んでいない現段階での説明は控えられた。

記事目次

■ハイライト
http://youtu.be/30hHep8SIwE

  • 日時 2014年12月24日(水) 11:00~
  • 場所 参院議員会館(東京都千代田区)

※以下、発言要旨を掲載します

安川氏本人が認めた横領――「3年間で約1100万円」

田城郁議員(以下、田城・敬称略)「2014年11月4日、総務省より、私が総支部長を務める党参院比例区第78総支部の田城郁後援会に対し、『少額領収書等の写しにかかわる提出命令について』という総務大臣名の、10月31日付けの情報開示請求の通知書を受領しました。

 その通知書の内容は、2011年、2012年、2013年の計3年にわたる少額領収書の開示請求でありました。通知書を受領後、速やかに1万円以下の少額領収書の確認作業に着手しました。作業の過程で不適正な経理および使途不明金の発生が疑われたため、事務担当者であった安川登に面談の上、事実関係を直接問いただしました。

 その結果、安川登個人による着服、私的流用を、安川氏本人が認めました。金額は、2011年から2013年までの3年間で約1100万円でした。12月22日、総務省で政治資金収支報告書の修正を行い、少額領収書を提出しました。東京司法検察庁で、田城郁を告訴人として、安川登を業務上横領の容疑で告訴いたしました。

 安川登は、公設第二秘書として、2010年の9月より2014年8月まで、栃木県宇都宮市の民主党参院比例区第78総支部で勤務しておりました。親の介護のため、郷里に帰りたいとして、退職の申し出がありました。採用時に、親の介護について聞いており、了承した上で採用していたため、やむを得ない理由であると理解し、あえて慰留をしませんでした」

安川氏採用の経緯と、横領金の使途について

(…会員ページにつづく)

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