【大義なき解散総選挙】安倍首相が解散後、都内で初の街頭演説「景気の好循環を止めるわけにはいかない」? 過去2年間の成果を力説、集団的自衛権にも言及 2014.11.28

記事公開日:2014.12.1取材地: テキスト動画
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(取材:原佑介、文:ぎぎまき)

 「景気の好循環を止めるわけにはいかない。この経済政策は正しいのか、間違っているのか、それを決める選挙です」

 衆議院解散から一週間経った11月28日、安倍首相は解散総選挙決定後、都内では初となる街頭演説を、新宿・京王プラザ前で行った。

▲12月2日公示の総選挙に向けて、聴衆を前に熱弁を振るった安倍総理(写真左から、山田美樹前衆議院議員、小池百合子前衆議院議員、丸川珠代参議院議員)

 18時30分――選挙カーの上に安倍首相が登場。安倍首相は、政権交代後の過去2年間の成果を力説した。有効求人倍率の22年ぶりの高水準化や、高卒・大卒の内定率改善、大手企業の賃上げ率2%、パートやアルバイトの時給アップ、100万人の雇用増加、非正規から正規雇用への流れを作り上げたことをアピール。

 消費税を3%上げたことで、国民の消費が伸び悩んでいる点については、10%に上げる2017年までの間に、経済界がまとまって賃上げを重ねていくことで、国民生活を豊かにする環境を作りを目指すと訴えた。

 「7月1日、国民の命を幸せな暮らしを守るために、閣議決定を行った。来年(2015年)の通常国会には関連法案を出して、すきまない安全保障法制を整備していく」

  安倍首相は、集団的自衛権にも言及し、「日本の国土、領海を守るため、何よりも、日本人の命を守ることを約束する」と強調すると、聴衆からは歓声が上がった。

■ハイライト

  • 登壇者 安倍晋三氏(自由民主党総裁、内閣総理大臣)
  • 日時 2014年11月28日(金)17:30〜
  • 場所 新宿駅西口前(東京都新宿区)

安倍首相の勢いのある演説、その中身とは

 終始、耳障りの良い言葉で演説を打った安倍首相だが、一つ一つ、その中身を分析する必要はある。

 有効求人倍率が改善しているのは、派遣や契約社員などのパート層で、正社員の有効求人倍率は0.65倍と1倍を下回っている。また、100万人の雇用増加の中身も、そのほとんどは非正規雇用労働者。新たな派遣法改正で、非正規雇用の割合はさらに増えるという指摘もある。

 また、日本の国土領海を守るために、集団的自衛権の行使を一部容認する閣議決定をしたと言いきった首相だが、それは個別的自衛権で済む話ではないのか、という議論もいまだ残る。

聴衆インタビュー「自国を守るのは当然のこと。直接、戦争にはつながらない」

 安倍首相が来ると聞き、京王プラザ前には17時前から人だかりができていた。IWJは演説を待つ聴衆に話を聞いた。

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