2014年9月30日(火)16時40分から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。火山活動のモニタリング検討チームは、8月から9月にかけて続けて開催されたが、第3回目はいまだ準備中で開催予定は立っていないという。
2014年9月30日(火)16時40分から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。火山活動のモニタリング検討チームは、8月から9月にかけて続けて開催されたが、第3回目はいまだ準備中で開催予定は立っていないという。
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明日の委員会議題3「各種検討会合等の体制変更について」は、委員の交替に伴い、検討会の体制を見直すよう田中俊一委員長から指示があり、事務方が整理した結果を報告するもの。検討会の統廃合ではないという。
議題4「ピア・レビュー会合の座長の交代について」も同様で、これまで座長だった石渡明委員が規制委員に就任したことから、座長交替を規制委員会で議論するもの。
原子力施設における火山活動のモニタリングに関する検討チームは、8月25日に第1回、9月2日に第2回が開催され、その後はまだ開催されていない。
開催予定、議論の見通しについて記者が質問。片山啓審議官は、「今後、各論を検討するため、それぞれの分野の知見を持つ専門家を呼ぶよう調整準備中」と答えた。準備の目途がつけば第3回が開催できるが、まだ決まっていないということだ。
9月27日、長野県岐阜県境にある御嶽山が噴火したが、前兆がとらえられない状態だった。今後、規制庁の川内原発の火山におけるとらえ方について、考え方が変わらないのかどうか、どういう見解なのかと記者が質問。
片山審議官は、「結論から言えば、設置変更許可をした技術的根拠となる審査書で示した考え方に変更はない」との考えを示した。
川内原発の審査の際、火山対策の審査の中では、今回の御嶽のような水蒸気爆発よりはるかに大きな規模の噴火が起きることも想定した上で、それでも発電所の安全性を損なわないことを確認しているからだと説明した。
九州電力は30日の14時に、九州電力川内原発の工事認可補正申請を申請した。今回は1号炉の一部のみを申請しており、今後、1号炉の残りの部分、2号炉についての補正申請、さらに保安規定変更申請と続々と出てくる予定だ。