2月28日、毎週金曜日に国会周辺で行われている、反原発抗議行動が開催された。
財務省坂上交差点から国会正門前へ続く道で、昨年7月12日から、ほぼ毎週、独自の視点で原発に関するポスターを展示している抗議参加者の方がいる。毎週、原発に関連するその時々の話題を見つけ、自身のコメントを織り交ぜたものを作成していて、これまで、「東京都知事選挙後の新聞各紙社説の比較」、「新年新聞各紙の原発社説比較」、「安倍首相のIOC発言を各新聞はどのように伝えたか?」などを作って、抗議行動に参加していた。
このポスター製作者は、今回、2月9日に投開票が行われた東京都知事選をめぐり、NHKのラジオ番組で、選挙期間中を理由に原発の話題を取り上げないようとする動きがあったことに注目した。そこで、2013年の1年間で選挙期間ではなかった日を調べてみると、県知事選と市長選に絞っても1年間で僅か45日しかなかったという。このポスター製作者は、「『選挙期間中だから』という理由はあたらないのでは」と疑問を呈した。
過去に作成された展示ポスターは、ウェブサイト『茶色の朝を迎えないために』で閲覧することができる。
反原発抗議行動は、1月と2月は18時半から1時間半の抗議時間になっていたが、3月からは通常どおり18時からの2時間になる。