2月21日、都知事選後初めてとなる反原発抗議行動が首相官邸前と国会周辺で行われた。
先週は大雪により抗議行動が中止となっていたが、参加者からは大雪被害と原発とを重ねあわせ、政府の危機管理能力のなさに対し、怒りの声が上がった。
この日は金曜抗議史上初の現役・電力会社社員によるスピーチが行われ、男女賃金差別で中国電力と裁判中の長迫氏と、同僚の森田氏が、原発再稼働と新規建設に反対の声をあげた。
また、グリーンピースの招待により福島視察に訪問していた、ドイツ、フランス、ポーランド、インドの反原発活動家らも参加し、活動の連携を呼びかけた。ポーランドでは、現状原発ゼロの政策を転換し原発新設が決まったという。ポーランドの活動家は「福島は何も終結していない」と述べ、日本語でシュプレヒコールをあげた。
インドの反原発デモ活動家は、首相官邸前でのデモは地球規模の原発拡散を止める可能性があると語り、原発輸出反対を強く訴えた。