2012年3月10日(土)10時から、ビッグアイ市民プラザ7階第二会議室で行われた、原発いらない地球(いのち)のつどい「原発いらない福島の女たち」主催のたんぽぽ舎・原田裕史さんのお話「福島原発の現状は?」の模様。
2012年3月10日(土)10時から、ビッグアイ市民プラザ7階第二会議室で行われた、原発いらない地球(いのち)のつどい「原発いらない福島の女たち」主催のたんぽぽ舎・原田裕史さんのお話「福島原発の現状は?」の模様。
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冒頭、原田氏は「たんぽぽ舎は後楽園球場のところにある。チェルノブイリの事故を受けて88年から食品の放射能測定をはじめた団体であり、ずっと原発反対の運動をしてきた。私は1995年からたんぽぽ舎に来た。阪神大震災があり、12月には福井県の高速増殖炉もんじゅがナトリウム漏れ事件を起こしたが、なかなか問題意識が広がらなかった。
ヨーロッパなどでは原発反対に大学教授などが入っていく文化があるが、自分はPCプログラマーであり、日本では人材が不足しているのではないか」と団体と自己紹介をし、『福島原発事故から一年‐現状と今後』のタイトルで、スライドを交えて福島原発の状況を解説する講演をはじめた。「12日に爆発し14に汚染が広がっているのでスピーディの計測結果を公表して対策をとるべきだった。セシウム137は半減期が30年なのでこれがどれだけ積もったかが問題となる。
収束宣言後のロードマップによると2年以内に使用済み燃料プールの燃料を取り出す。原子炉の本体の燃料の溶け落ちて固まっているものの取出しまで10年後から10年かけ、20年後に終わる。そこから10年で建屋を取り壊す。2050年ぐらいまでに終わらせたいというのが今の政府、東電」などと説明し、質疑応答において、福島原発が沈静化する見通しについての質問には、「50年後には全て沈静化する」と返答し、メルトスルーの可能性については「一年たっているので突き抜けていないと踏んでいる」と答えた。
終了後、映画「チェルノブイリ・ハート」に出演した、チェルノブイリ・チルドレン・インターナショナル代表のエイディ・ロッシュさん(アイルランド)が挨拶した。