1月9日(木)、東京都渋谷区のLast Waltz(ラストワルツ)で、2時間にわたる政治トークショー、「『日本の不安を平安に』~東大教授安冨歩と前衆議院議員平智之の公民漫才・Wトンチ・ライブヴァージョン」が行われた。「ライブヴァージョン」と銘打たれた通り、トークショーは冒頭、安冨教授のピアノ独演で幕を開けた。
(IWJ・松井信篤)
1月9日(木)、東京都渋谷区のLast Waltz(ラストワルツ)で、2時間にわたる政治トークショー、「『日本の不安を平安に』~東大教授安冨歩と前衆議院議員平智之の公民漫才・Wトンチ・ライブヴァージョン」が行われた。「ライブヴァージョン」と銘打たれた通り、トークショーは冒頭、安冨教授のピアノ独演で幕を開けた。
■ハイライト
トークショーでは同日、「脱原発」を掲げる細川護煕氏の都知事選出馬の報道があったことについて、平氏は「議論する場が必要。何かの介入で分断しているというより、自滅的に分断している」と指摘した。
安冨氏は、他方でガンジーの行なったインドの独立運動が「なぜ団結できたか」について分析。「自分自身の魂や精神の成長を自由にしたいのに、イギリス帝国主義がそれを邪魔する。だからイギリス帝国主義と闘う。『私は私のためにそうする、あなたはあなたの事をしてください』という気持ちが一つになっていく」と、多様性を認めたうえでの意思統一が、分裂を起こさずに団結した力を生むと指摘した。
(…会員ページにつづく)
「多様性を認めたうえでの意思統一」が、選挙の政策や公約にどう反映するのか。まったく選挙とは別の話。
現実の状況判断抜きにまったくシチュエーションの違うものを比較することはできない。安冨さんは自身でおっしゃっていることだが本の世界の人であり、現実との間には断層がある。ここを考慮しないで言葉をそのまま現実にあてはめようとするのは安冨さんに対して配慮なり理解が足りないようにみえる。