仲井真知事は辺野古移設を容認するのか? 会談後、官邸前で移設反対の抗議行動 2013.12.25

記事公開日:2013.12.25取材地: テキスト動画
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(IWJ 原佑介)

 普天間飛行場の辺野古移設に関して2013年12月25日(水)、安倍総理と総理官邸で会談した仲井真弘多沖縄県知事は、「驚くべき立派な内容を提示していただいた」「いい正月になると実感した」などと記者団に語ったという。

 仲井真知事は27日にも可否の判断を下す予定だ。会談後の官邸前では、市民団体「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」が、「知事は不承認を!政府は沖縄に圧力をかけるな!辺野古埋め立て阻止」と題した抗議集会を開いた。

■全編動画

普天間飛行場の5年以内運用停止は仲井真知事の公約から後退している

 安倍総理は会談で、普天間飛行場を5年以内に運用停止にすると明言し、これを仲井真知事が高く評価したという。これについてスピーチを行った男性は、「(仲井真知事は)普天間基地の県外移設がもっとも安全だとして、選挙の公約にもしてきた。大きく後退している」と批判した。

 この日、沖縄では、辺野古移設に反対する市民ら約1500人が県庁をヒューマンチェーンで囲み、抗議の意志を示した。これに参加した沖縄平和運動センター事務局長・山城博治氏は、電話で官邸前集会にメッセージを寄せた。「27日にも県庁を再び包囲し、容認するのであれば、撤回を求めていく」とし、「政府、安倍、石破の恫喝を許さずに頑張ろう。このような沖縄に対する理不尽な行動を許すほどやわではないということを示そう」と訴えた。

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