国会改革で生活の党・小沢一郎代表が講演 「英国流クエスチョンタイムの実現」「政府参考人制度の廃止」など提言 2013.10.31

記事公開日:2013.10.31取材地: テキスト動画
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(IWJ・平山茂樹)

 政府・自民党は、首相の国会出席の日数を大幅に減らすことを目的とした国会改革案の提出を目指している。与野党の国会対策委員長は10月31日に会談し、近く国会改革の協議に入ることで合意した。

 同日、生活の党の小沢一郎代表が国会改革について講演を行い、主にイギリスの例を引き合いに出しながら持論を展開。英国下院本会議で行われている党首定例討論「クエスチョンタイム」の実現などを主張した。

■ハイライト

  • 日時 2013年10月31日(木)
  • 場所 生活の党本部(東京都千代田区)

必要なのは行政に対する国会の権能強化

 英国下院本会議では、毎週水曜日、約30分の時間を使った「クエスチョンタイム」が実施されている。日本の党首討論とは異なり、党首ではない野党議員も首相に質問することができるのが特徴だ。

 小沢代表は「クエスチョンタイムにより、言いっぱなし、聞きっぱなしの状況は改善され、実際の討論ができるようになる」と指摘。党首同士の討論という形式に縛られない「クエスチョンタイム」を頻繁に開催することで、「総理が(国会に)出席する、しないという問題は解決されるのでは」との見通しを示した。

 小沢代表は他にも、官僚が国会の委員会に出席して閣僚の代わりに答弁を行う「政府参考人制度」の廃止を主張。国会事務局・調査局・国会図書館といった国会の権能強化とあわせ、行政に対する立法の位置づけを明確にし、官僚主導の弊害を排して国会での議論を活発化する必要を説いた。

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