2012年2月9日、東京都江東区による竪川河川敷公園の野宿者強制排除に抗議し、逮捕・起訴・4ヶ月以上勾留された園良太氏の控訴審が、3日(木)、東京高裁で行われた。
公判で園氏が自らの控訴趣意書を読み上げようとしたところ、裁判長から「その必要なし」と却下され、これに対し、口頭で抗議した園氏は強制的に退廷となった。
さらに弁護団が提案した、次回以降の証拠調べ、証人調べ、被告人質問のいずれも却下され、これにより審理なしで判決となる可能性が高まった。
これを受け、同日3日、竪川弾圧公判報告集会が開かれた。集会では弁護団や実際に竪川に住む野宿生活者が、この逮捕・起訴は不当であると訴えた。また、大阪市で震災瓦礫受け入れの住民説明会で、抗議行動をして逮捕されたぱぉん氏と園氏らが対話形式で、抗議をしていく上で連帯していく事の重要性について語った。