「我が国に安全研究をこなすだけの人材やインフラが十分にあるかといえば心もとない」 ~第23回原子力規制委員会

記事公開日:2013.9.25取材地: 動画
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(IWJ・阿部光平)

 原子力規制委員会は、来年度より原子力安全を継続的に改善していくための安全研究に取り組むことを決めた。今後、業務を的確に実施していくためには科学的知見を蓄積していいくことが不可欠であるとの考えに基づいた方針だ。

 しかし、田中委員長は「正直言って、私の見るところでは、我が国にはこれだけのことをこなすだけの人材やインフラが十分にあるかといえば心もとない」と、現状の問題解決以外の部分に手を回す余裕がない規制委員会の実情を不安視。これを踏まえ安全研究に関しては「長期的に努力していく必要があると思う」と述べた。

■全編動画

  • 議題
  • 高速増殖原型炉もんじゅ敷地内破砕帯の追加調査計画の策定について
  • 原子力規制委員会における安全研究の推進について
  • 国際原子力規制者会議(INRA)や各種二国間会合等、国際アドバイザーとの会談の結果概要について
  • 東京電力福島第一原子力発電所における1、2号機の排気筒の損傷について
  • 東京電力福島第一原子力発電所における多核種除去設備の補修について
  • 日時 2013年9月25日(水)
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区)

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