「日本代表である安倍総理のホラ吹き発言に続いて、私たち国民もホラを吹きましょう」--。
11日、IOC総会での安倍総理の汚染水「完全ブロック」発言は「ホラ」であると指摘する抗議行動が、市民らによって、官邸前で行われた。
総理の発言を受け、参加者らは「ホラを吹こう」というコンセプトで、思っていることとは逆のことを主張するという方法で、抗議のスピーチを行なった。スピーチでは、「福島県の魚は安全です」「原発は危険ではない」「そもそも事故は起こっていない」などが主張された。
主催者であるダミアン氏は、IOC総会での安倍総理の発言について説明する際、独裁政治を行なっていたナチスのヨーゼフ・ゲッペルス広報大臣の「嘘も百回言えば本当になる」という言葉を引用し、紹介した。また、ダミアン氏は「政府の垂れ流す嘘を鵜呑みにしていては、自分や家族の寿命が縮んでしまうので、政府の言葉を信じる前に、しっかりと自分で調べる癖を付けるようにしましょう」と述べ、「自分で動いて調べることが、真実への一番の近道です」と訴えた。