2022年4月1日(金)午前10時30分より、立憲民主党の泉健太代表の定例会見が、衆議院第二議員会館にて開催され、IWJが生中継した。
質疑応答で、IWJ記者は泉代表に以下のように質問した。
「立憲民主党山口県連は、夏の参院選の山口選挙区から、安倍晋三元総理の私設秘書であった秋山賢治氏を擁立する方針を発表しました。
秋山氏は『自民党政治に対する危機感を持ち、それゆえに立憲民主党からの立候補を決めた』と述べているとのことですが、秋山氏自身、これまでの安倍政治を肯定的に考えているのか、それとも否定的あるいは批判的に受けとめているのか、どちらでしょうか。立憲民主党はそれを見きわめた上で、候補として選んだのでしょうか?
また、仮に秋山氏が安倍政治について肯定的であったり、意見をはっきりさせなかった場合、これまで安倍政治を批判してきた立憲民主党として、党の公認を与えて選挙に擁立することは妥当な判断だとお考えでしょうか?」。
これに対して泉代表は、以下のように回答した。
「ありがとうございます。多分何かの仮定にもとづかれているご質問なのかなとも思ったんですが、我々が聞いているところでは、当然、立憲民主党でですね、これまでの安倍総理の政治については、納得をしていないと、批判をする立場で戦うというふうに認識をしております。
わりかし長く、確か5年以上勤められた方だと思うんですね、安倍晋三さんの事務所で。そして、辞められた時も円満退社というか、円満退職であったとうかがっています。ですから、仕事はまじめで、そして、それなりにその時には仕事として貢献はしてきた人物なのかなあと思います。
その人物が、『おかしい』というふうに声をあげて、立憲民主党の今回の候補者擁立というところで、話が進んできたというふうに聞いておりますので、まだ、これは党本部としては決めていない段階ですけれども、我々とともに戦う、そういうことをしっかり持った人物であると認識しております」。
泉代表の冒頭発言では、物価高対策、アダルトビデオ出演強要問題、戦争避難民支援、コロナ対策等、経済安全保障等について報告があった。他社の質問では、参院選への取り組みを中心に質問があった。
会見内容について詳しくは、全編動画を御覧いただきたい。