前衆議院議員の候補者2人が立候補し、一騎打ちとなっている、沖縄3区。
名護市辺野古があるこの選挙区では、基地の移設問題が大きな争点となり、注目を集めている。今年2014年11月、普天間基地の移設計画に反対を掲げた翁長雄志氏が、県知事に初当選。沖縄県民は、「オール沖縄」の民意で基地経済からの脱却を示した。
生活の党から出馬した玉城デニー候補は2年前の選挙でも、「辺野古移設反対」「消費税増税反対」を掲げてきた。12月10日に知事に就任する翁長雄志氏や稲嶺進名護市長も演説に駆け付け、選挙戦の流れは、玉城候補に有利だと報じられている。その玉城氏の後を追うのが、自民党の比嘉奈津美候補。谷垣禎一自民党幹事長も沖縄県入りし、辺野古移設を推し進める政府あげての戦いを展開している。
沖縄県うるま市具志川で12月9日、沖縄県議会議員の照屋大河氏や、うるま市市議会議員団が応援に駆け付け、玉城候補が演説を行った。
- 日時 2014年12月9日(火) 12:30~
- 場所 安慶名十字路(沖縄県うるま市具志川)
※以下、発言要旨を掲載します
照屋大河沖縄県議会議員「玉城氏は、圧倒的な民意で誕生させた翁長知事を力強く支える候補者。辺野古基地の建設を認めない。県知事選挙で、基地依存経済からの脱却、沖縄の未来は沖縄県民自らが作っていくという民意を力強く示しました。
今回の衆議院選挙は、保守、革新の枠組みを超えた、新しい沖縄の政治が試された選挙です。戦後69年、基地の被害を集中させられ、被害を受け続ける、戦後、最も危険と言われる安倍内閣に対して、二度と戦争はしない、平和な沖縄、平和な日本を実現する候補者です。沖縄県民の民意を裏切る、公約を裏切る政治家を国会に送るわけにはいかない。玉城候補は、基地問題、保育所の問題、若い世代の雇用など、県民の生活を第一に考えている」
翁長県知事を支えて「辺野古移設反対を守りぬく」、安倍政権の暴走を許さない
玉城デニー候補「今回の選挙、全体的な争点は、この2年間の安倍政権、アベノミクスの失敗と政権運営に対し、厳しく評価を下そうという選挙です。なぜ今、この時期に選挙を持ち込んできたのか。もし、安倍政権が大多数の議席を得るようなことになったら、4年間やりたい放題です。
憲法を改正し、自主憲法を高々と掲げてそれに国民を従わせる。ということは、沖縄にさらに荷重な基地負担と、平和立県、観光立県沖縄を目指している沖縄に、さらに差別の構造を植え続けるという政権が続くだけ。みなさまには、深く考えて、深くご理解いただきたい。
国民の生活が第一、生活を守る政策を実現するということを訴え、次の4年間、絶対に安倍政権のやりたい放題にさせないため、国会で堂々たる発言と行動をしていく。これからは、翁長新知事をしっかり支えて、県政運営、国政運営にしっかりあたっていかないといけない。ぶれない信念で公約を守り抜く。消費増税反対、辺野古移設反対、2年前に掲げた公約は1ミリたりともぶれていない。
翁長県知事を支えて、自立経済でいきいきと成長する沖縄。政府の振興予算や政府が作る計画に、唯々諾々としているような沖縄県ではない。その姿をしっかり、みなさんに示していただきたい。この一週間で沖縄県の未来が決まります」
玉城デニーさん 頑張って下さい!心の底から応援しています!
沖繩を守りましょう!