首都圏反原発連合主催による124回目の首相官邸前抗議が、10月31日、首相官邸前および国会議事堂正門前で開催された。
川内原発の立地自治体である薩摩川内市では、10月28日、市議会が川内原発の再稼働を求める推進派の陳情を採択し、岩切秀雄市長が川内原発再稼働の同意を表明した。
鹿児島県の伊藤祐一郎知事は、再稼働の前提として必要だとされている「地元の同意」について、「県と薩摩川内市で十分」との認識を示しており、薩摩川内市が「同意」を表明したことから、あとは県議会での「同意」を待つのみとなった。県議会は、11月5日から7日まで臨時議会を開催する。
この日の抗議行動では、鹿児島県議会が川内原発再稼働の同意を決議するのことへ危惧を表明する参加者が目立った。
首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんは、「来週金曜日(11月7日)に同意決議しようとしている、緊迫した局面だ」との見解を示し、「今こそ福島原発事故を忘れてはいけない。東京でも1人でも多く抗議行動に参加して、現地鹿児島での川内原発再稼働同意に反対する活動への援護射撃としたい」と述べ、来週の金曜官邸前抗議行動への多数の参加を呼びかけた。
スピーチした再稼働阻止全国ネットワークの男性も、「鹿児島県議会へ抗議のFAXおよび電話を」と呼びかけ、横浜から参加したという男性は、鹿児島現地からの報告として、「昨日(10月30日)、鹿児島県庁の入口左にテントを作り、『知事は自然を守れ。知事は県民の命を売るな』という文字を掲げた」と発表した。
神奈川から参加したという男性は、「川内原発再稼働では、誰1人責任をとるつもりがないのが非常に腹が立つ。日本は本当に近代国家か。世界一の安全基準とは、一体どこにあるのか」と怒りの声を上げた。
1時間4分あたりから、岐阜県の方がスピーチされています。
岐阜県も多治見市、瑞浪市、土岐市の3市が核の問題にさらされているということ。
オンカロのような核のゴミ施設の建設。重水素実験で出てくる中性子。リニアが通る道に濃度が高いウランが埋蔵していること。
リニアについては、私も家族も親戚も、新幹線の電磁波で苦闘している状態です。時差ぼけのような体感になって寝込んでしまう。リニアがどのくらい体に負担をかけるのか心配です。