2014年7月17日、ウクライナ東部ドネツク州で、マレーシア航空機が撃墜された。乗員乗客298人全員が死亡したと見られる。
ウクライナ政府は、親ロシア派の武装勢力が撃墜したと主張。米国のバイデン副大統領は、「事故ではなく、上空で撃墜されたようだ」と述べ、ウクライナに調査チームを派遣する意向を明らかにした。
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2014年7月17日、ウクライナ東部ドネツク州で、マレーシア航空機が撃墜された。乗員乗客298人全員が死亡したと見られる。
ウクライナ政府は、親ロシア派の武装勢力が撃墜したと主張。米国のバイデン副大統領は、「事故ではなく、上空で撃墜されたようだ」と述べ、ウクライナに調査チームを派遣する意向を明らかにした。
一方、親ロシア派武装勢力は、「ウクライナ軍が撃墜した」としており、両者の意見は真っ向から対立している。
IWJはこれまで、ヤヌコヴィッチ氏がキエフから脱出した第一幕、ロシアがクリミアを編入した第二幕、そしてドネツクをはじめとするウクライナ東部での内戦という第三幕と、ウクライナ危機について、繰り返し報じ続けてきた。
日本人がウクライナ情勢に注目しなければならないのは、地政学的な要衝であるこの地域を発火点として、「第三次世界対戦」が勃発する可能性があるからであり、そのような中で安倍政権が、集団的自衛権の行使容認を、解釈改憲の閣議決定という、裏口から入るような方法で決めてしまったからである。
集団的自衛権の行使により、自衛隊がウクライナに派遣される可能性が高まっている。5月上旬の安倍政権の欧州歴訪は、NATOと軍事行動をともにするための下準備だったと捉えることが可能である。そして、このタイミングで、岸田文雄外相は他でもないウクライナに滞在しており、ポロシェンコ大統領と面会しているのである。
ウクライナ危機と集団的自衛権行使容認という、一見バラバラに見えたパーツが、ここに来て、一気に収斂しようとしている。それは、TPP、中東情勢、日本国内における不健全なナショナリズムの高揚などと、すべてひとつながりなのである。
今からちょうど100年前の6月28日、サラエボ事件が起こり、第一次世界大戦の幕が開いた。世界は、100年前と同じように、再び世界戦争へと突入しようとしている。
岩上安身は2014年7月17日、JAの幹部が集まり研究会で、「安倍政権の本質~グローバリズム」の脅威と題した講演会を行った。これは、ウクライナにおけるマレーシア航空機の撃墜が起こる前の段階での講演である。しかし、この大惨事、そしてその後の展開を、まさに予言するかのような内容となっている。本日7月18日(金)21時から会員限定で配信するので、ぜひ、ご覧いただきたい。
■日本農業新聞先進JAネットワーク研究交流会 IWJ代表・岩上安身講演「安倍政権の本質 ―グローバリズムの脅威」
[配信日時]2014年7月18日(金)21時
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