2011年2月16日(水)13時30分より、参議院議員会館にて緊急シンポジウム「消費者が問うTPP 食の安全が危ない」が行われた。
(IWJテキストスタッフ・関根)
特集 TPP問題
2011年2月16日(水)13時30分より、参議院議員会館にて緊急シンポジウム「消費者が問うTPP 食の安全が危ない」が行われた。
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冒頭、岩上が「昨年10月、菅首相はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加を表明、6月決定に努める。TPPは、農業、工業、金融サービスなどすべての関税や非関税障壁を撤廃し、究極的自由貿易を目ざす協定。しかし、ここでいう貿易障壁がくせ者で、日本国民を支える社会保障を含め、諸システム全てを撤廃するに等しい恐ろしい内容が理解されていない」と語る。
最初に主催者の日本消費者連盟 山浦氏が「TPPの問題点」について総論をのべる。「第3の開国だ、乗り遅れるなというマスコミの論調が垂れ流されている。TPPは2006年11月、ニュージーランド、シンガポール、チリ、ブルネイによって発足。2009年11月、シンガポールAPECでアメリカが参加表明。そこから急に日本政府も騒ぎはじめた。
現在、日米関係を重視する菅政権によって参加表明された経緯を見ても、非常に政治的。これを見越して現在、政府は農業の足腰を強くする、といい農業改革路線を打ち出している。去年、農家の個別保障制度などが決まったにもかかわらず、農業の大規模化、効率化を推し進める政策に差し変わっている」などと語った。
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