2月3日、月曜日の午前中にもかかわらず、新宿駅西口には東京都知事選候補・田母神俊雄氏の街頭演説に大勢の支持者らが集まった。ツイッターで「東京都民だったら田母神さんを応援する」と公言した、大ヒット小説「永遠の0」著者の百田尚樹氏が応援に駆けつけ、百田氏の作品の愛読者らも含め、多くの聴衆が田母神候補と応援弁士らの演説に足を止めた。
(IWJ・鈴木美優)
特集 東京都知事選2014
2月3日、月曜日の午前中にもかかわらず、新宿駅西口には東京都知事選候補・田母神俊雄氏の街頭演説に大勢の支持者らが集まった。ツイッターで「東京都民だったら田母神さんを応援する」と公言した、大ヒット小説「永遠の0」著者の百田尚樹氏が応援に駆けつけ、百田氏の作品の愛読者らも含め、多くの聴衆が田母神候補と応援弁士らの演説に足を止めた。
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「私は、原発を将来的にはなくすべきだと思っています」
原発を推進する田母神候補の応援演説で、百田氏は原発の将来的廃止を訴えた。百田氏は、原発の放射性廃棄物を今後100~200年にわたって子孫に残すことはできないと訴えた上で、「でも、すぐに原発を撤廃するのは不可能だ」と主張。さらに、「原発を今すぐに撤廃すれば、日本の経済は100年、200年も持たないでしょう。日本経済は確実に沈みます。原発撤廃を訴える人には、『じゃあ、あなたの会社は倒産しても大丈夫なのか』と言いたい」と述べ、聴衆からも拍手が沸き起こった。
また百田氏は、「一番戦争を起こしてほしくないと願っている人は、自衛隊員だ」と述べ、自身が戦争に反対であることを改めて訴えた。さらに、「日本の憲法では、戦争が起こって欲しくないという希望が書かれているだけ。絶対に戦争を起こさせないという憲法に変えるべきだ」と述べ、憲法改正に関して前向きな姿勢を示した。
演説を終えた百田氏は記者らのぶら下がり取材に応じ、田母神候補を応援することになったきっかけについて、「田母神さんの国家観に惹かれた」と述べたうえで、全ての考え方に同意することは、「人間である限り不可能だ」と語った。今回、初めて選挙の応援弁士を務めることになった百田氏だが、「緊張しなかった。今日集まっていたような人は、皆、田母神さんの支持者だと思うので、投票する候補が決まっていない人に届けばいいと思う」と自身の街頭演説を振り返った。