特定秘密保護法に反対の意志を示そうとする市民らが、2013年12月4日(水)、ヒューマンチェーンで国会を包囲した。危機感の高さのあらわれか、平日の昼間にも関わらず、ヒューマンチェーンには約6000人が参加。秘密保護法は、今日にも参院特別委員会で採決されるともいわれた。与党は、会期末である6日までの可決を目指し、調整に入っているという。
(IWJ 原佑介)
特集 秘密保護法
特定秘密保護法に反対の意志を示そうとする市民らが、2013年12月4日(水)、ヒューマンチェーンで国会を包囲した。危機感の高さのあらわれか、平日の昼間にも関わらず、ヒューマンチェーンには約6000人が参加。秘密保護法は、今日にも参院特別委員会で採決されるともいわれた。与党は、会期末である6日までの可決を目指し、調整に入っているという。
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秘密保護法に反対する海渡雄一弁護士は、「これだけ海外からも批判があって、人権高等弁務官までが法案を批判している。これまでの歴代総理大臣であれば、誰もが撤回しただろう」と述べ、現・自民党政権の国会運営を批判。ヒューマンチェーンに参加した男性の一人は、「情報は隠しちゃいけない。国民主権なので国民が知れるように。情報が行き渡ってこその民主主義」と話した。
夫婦で参加した女性は、「まさに戦争への道。昔の治安維持法が復活する。石破さんがテロと同じというのは、彼らの本音を表していて、いかにも『黙れ、言うな、耳をふさげ、目を閉じろ』というのが戦前の、戦争への第一歩だったと思う」と話し、「絶対に反対」と力を込めて訴えた。この日、国会周辺では午後9時過ぎまで抗議活動が続けられ、夜にも、合計2000人ほどの市民が反対の意思を示し、声を上げた。