福島県田村市 避難指示解除は来春以降 石原伸晃環境相「市とよく相談」 2013.10.15

記事公開日:2013.10.15取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ 石川優)

 石原伸晃環境大臣は2013年10月15日(火)、閣議後の記者会見で、福島県双葉町で中間貯蔵施設のボーリング調査が開始されたことに関して、「大きな一歩だ」と評価した。

 環境省は他に福島県大熊町と楢葉町でボーリング調査を終えており、双葉町でも建設が可能かどうか調べを進めている。

■全編動画

  • 日時 2013年10月15日(火)

早期解除に住民は反発 石原大臣は言葉少な

 福島第一原発から20キロ圏内に位置する「避難指示解除準備区域」の解除が11月に予定されていた福島県田村市について、同市の冨塚市長は14日、11月1日の避難指示解除を断念し、目標を来春とする意向を表明した。

 田村市に関しては、14日に行われた国、市と住民との意見交換会でも、住民から早期解除に反対する声があがっている。環境NGO「グリーンピース・ジャパン」も10日、政府が住民帰還の長期目標値として設定している年間1ミリ・シーベルト(毎時0.23マイクロ・シーベルト)を上回る値が田村市で計測されたと発表していた。

 田村市の避難指示解除の目処について聞いたIWJの質問に対し、石原大臣は「田村市とよく相談しながら進めていく」と語った。

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です