特集 安保法制反対メッセージ
※9月13日テキストを追加しました!
「実際に中東で活動してきた日本人の実感として、中東で日本人や日本企業を守ってきたのは自衛隊でもなければ、米軍でもない。日本国憲法だ」──。
2015年9月4日、東京都千代田区の参議院議員会館で、集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会(第16回)「戦争法案で日本・中東関係はどうなるか」が開催された。
基調講演を行った、千葉大学教授で日本中東学会会長の栗田禎子氏は、「日本と中東の関係を考えると、安保法案に対して反対の声を上げざるを得ない。政府に批判的な人だけでなく、政府の中東外交の先頭に立ってきた人も反対している。この法案が通れば、日本・中東関係に未来はない」と危機感をあらわにした。
自公推薦の元経産官僚・佐藤孝弘氏(39)、野党4党(民主・共産・生活・社民)推薦の元防衛官僚・梅津庸成氏(48)、飲食店経営の五十嵐右二氏(64)の三人が争う山形市長選挙の投開票が2015年9月13日(日)に行われ、佐藤孝弘氏が初当選した。
IWJ山形では、梅津庸成候補の開票中の事務所の模様を中継した。
特集 安保法制反対メッセージ
2015年9月13日(日)、安保関連法案の参議院強行採決の見込みが報じられる中、国会前で抗議を行っている「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」が東京・新宿駅南口で14日は国会へ集まろうと呼び掛ける街頭宣伝を行った。
特集 安保法制反対メッセージ
「安倍家の墓地があるところで言うのは誠に恐縮ですが、政権交代しないとマズいと思います」――。
2015年9月5日(土)14時より、山口県長門市にある「ラポールゆや」にて、慶應義塾大学名誉教授で弁護士の小林節氏が、新安保法制に反対する講演会をおこなった。客席500人の会場は満席となり、通路には立ち見客もあふれた。
東京都八王子市・八王子駅北口で、安保関連法案に反対して「NO WAR! 八王子アクション」が2015年9月13日(日)16時半より行われた。
2015年9月13日(日)15時より「強行成立を許さない!9.13 怒れる女子デモ第3弾」が名古屋市で行われた。赤のシンボルカラーを身につけた参加者が安保関連法案の強行採決反対を訴えた。
2015年9月13日(日)13時30分から、京都市東山区の円山公園音楽堂で、「とめよう!戦争法 声をあげよう大集会」が開催された。
2015年9月13日(日)14時より、大阪市・中之島にある中央公会堂で「とめよう!戦争への道 めざそう!アジアの平和 2015年関西の集い」が開催され、山口二郎・法政大学教授と屋良朝博・元沖縄タイムス論説委員が講演した。集会後、約1300人(主催者発表)の参加者が市内をデモ行進した。
2015年9月13日(日)13時半より、愛媛県今治(いまばり)市で安保法制に反対して「戦争法案反対緊急集会 in 今治」が行われた。
与野党推薦候補が対決する「山形市長選(2015年9月13日投開票)」が、安保法制をゴシ押しする安倍政権に対する審判を問う”天下分け目の決戦(地方選挙)”になっている。自公推薦の元経産官僚・佐藤孝弘氏(39)と、野党4党(民主・共産・生活・社民)推薦の元防衛官僚・梅津庸成氏(48)が激突し、安保法制の強行採決を間近に控える13日に投開票が行われるためだ。
山形市は遠藤利明・五輪担当大臣(山形1区)の地元。「東京財団研究員だった佐藤氏を引っ張ってきたのは遠藤大臣」(県政関係者)で、遠藤氏は自らの直系候補の街頭演説や個人演説会でマイクを握って支持を訴えている。
一方の梅津氏は、安保法制審議の潮目を変えた憲法学者のひとり、小林節・慶応大学名誉教授の教え子。
小林氏は「政治は、権力を用いて最大多数の人々の幸福を増進する業ですが、貴君こそ、その地位にふさわしいと私は確信しています」との激励のメッセージを寄せ、告示前から応援に駆けつけ、告示日後の7日にも山形入り、こんな応援演説をした。
「これは天から与えられた運だ」——。豪雨のため東京に戻れなくなってしまった小林節・慶応大学名誉教授は、そう語ったという。
2015年9月10日、山形を記録的豪雨が襲い、山形新幹線はもちろんのこと、高速、一般道などの山形県外に出るための交通手段が絶たれてしまった。野党4党(民主・共産・生活・社民)の推薦を受けて山形市長選挙に立候補した梅津庸成候補の応援のために、7日に山形入りした小林氏は、10日には東京に戻る予定でいた。安保法制をめぐり参議院が開催する15日の中央公聴会に出席することが決まっており、その打ち合わせを行う必要があったからだ。
しかし10日の豪雨により、結局12日の午前中まで山形市にとどまり、梅津候補の応援演説を続けることとなった。小林氏はそこで、安保法制の採決を乱暴なやり方で強引に推し進めようとす安倍政権に対し、「地方から狼煙を上げなければならない」と強い口調で訴えた。
特集 安保法制
※9月12日テキストを追加しました!
「『公明党議員が悪いことはしないだろう』という信頼感のようなものがありました」――。
安保関連法案の危険性に気づき、創価学会員としてひとり立ち上がった、愛知県在住の天野達志さん。
公明党に不信感を抱くたびに、周囲からは「自民党が暴走するところを公明党が引き止めている」「公明党がいなければもっと酷いことになっている」と諭され、納得してきた。しかし天野さんは今回、集団的自衛権の行使を含む安保法案に対して、多くの学者が「違憲」だと指摘したことで「洗脳」が解けたという。
特集 安保法制反対メッセージ
※9/12 テキストを追加しました!
1959年に最高裁判決が下された砂川事件。その判決を集団的自衛権行使容認の根拠とする政府・与党の主張は、複数の点で無理がある──。このように批判する集会が、2015年9月4日、東京都内で開かれた。
マイクを握ったのは、砂川事件の弁護団に加わっていた弁護士らで、彼らは9月10日に刊行される『砂川判決と戦争法案』(旬報社)の著者でもある。砂川裁判の争点は、あくまで、「米軍の日本駐留は憲法9条に照らして許されるか」にあったと指摘し、「あの判決は、『日本は防衛面で余力があるから、他国に力を貸す集団的な安全保障行動に出ていい』とは、ひと言も言っていない」と力説した。
早稲田大学は、歴史の長さと学生数の多さから、政界、財界、ビジネス界、マスコミ界、多方面にOBを輩出してきたが、中でも「マスコミ界」に卒業生が多いと言われる。「マスコミ界で石を投げると、ワセダに当たる」と言われるほどだという。これは、創立者の大隈重信が、明治14年の政変で下野して以来、「学の独立」「在野精神」を掲げ、言論界に多くの人材を輩出すべく、尽力してきたからだと言われる。
そんな早稲田大学で、IWJ代表の岩上安身が、マスコミ界の「体たらく」を厳しく糾弾した。2015年9月6日、早稲田大学で行われた、「早稲田大学から止める!戦争法案 安保関連法案に反対する 早稲田大学全学集会」での一コマだ。
※9月12日テキストを追加しました!
雨模様となった2015年9月8日の新宿駅西口前、夜6時すぎ。安全保障関連法案に反対する野党や市民グループの代表者らが立つ街宣カーの前には、たくさんの傘の花が咲いた。
法案に反対する12万人(主催者発表)の市民が国会を囲んだ、8月30日の大規模デモを主催した「総がかり実行委員会」による、その後の波状型抗議行動の一環だ。「戦争法案廃案!安倍政権退陣!9.8新宿駅西口大宣伝」とのタイトルで、民主党代表・岡田克也氏や共産党委員長・志位和夫氏、学生団体SEALDs(シールズ)の奥田愛基氏らが熱弁をふるった。岡田氏は、自公が「9月16日採決」の方針を固めつつあることを踏まえつつ、「これからが本当の闘いだ」と表情を引き締め、2015安保闘争の終盤入りを印象づけた。
※9月12日 テキストを追加しました!
「知性と想像力をもって、はびこる反知性主義に打ち勝つ」――。
早稲田大学にて、2015年9月6日、「早稲田大学から止める!戦争法案 安保関連法案に反対する 早稲田大学全学集会」が開かれた。
早稲田大学は、1882年の設立以来、多くのOBを各界に排出してきた。今回の集会にも、学問、芸能、政治、あらゆる方面から早稲田のOBが駆けつけた。
特集 安保法制反対メッセージ
※9/12 テキストを追加しました!
「この法案は、すべての国民に影響が及び、社会は変わってしまう。その時になって後悔しないように、今、立ち上がろう」──。
2015年9月8日、横浜市中区において、「安保関連法案に反対するママの会@神奈川」のアピール行進が行われた。神奈川県内に200名ほどメンバーがいるという神奈川ママの会。台風接近で大雨が降りしきる中、街頭アピールを行い、「与党を説得しよう」と、安保法制反対を訴える請願書を持って、神奈川県議会議員への陳情を行った。