「なぜ黙っているのか。安倍総理に対して何か言うことがあるはずだ」――。
集団的自衛権の行使を禁じてきた歴代の首相は、2015年7月16日、衆議院本会議で採決、可決された安全保障関連法案、いわゆる「戦争法案」をめぐる賛成、反対の攻防をどのような思いで見ているのだろうか。
50人以上が呼びかけ人として名を連ねるマスコミOB会は近日中に、歴代の総理12人に要請状を送付することを決めた。法案に対する賛否とともに、安倍総理への提言を募るのだという。21日、マスコミOBの会からむのたけじ氏、澤地久枝氏などが記者会見を開き、提言を求める要請行動の趣旨について説明、安倍政権や法案に対する思いも口にした。
※7月22日テキストを追加しました!
「昨年、日本政府が約束した『丁寧な作業、丁寧な対話』とは裏腹に、状況は悪化した。農民は排除され、人権侵害が生じている。私はモザンビークの農民を代表して来日したが、今回、私たちは侮辱されたと言わざるを得ない」──。
モザンビークの農民組織、UNACのヴィセンテ・アドリアーノ氏は、このように語り、失望の念を隠さなかった。日本のODAで展開するプロサバンナ事業をめぐって、現地で農民への迫害や人権侵害が起きていることをJICA(国際協力機構)に訴えたが、「モザンビーク政府に確認する」という事務的な対応しかされなかったからだ。
2015年7月22日(水)15時から、京都市左京区の京都教育文化センターで、「戦後70年と安全保障法制を考える緊急市民集会」が開かれた。
2015年7月21日(火)、参議院議員会館で、非正規雇用フォーラム主催による、「『雇用と平和』連続講座II 戦争法案で平和の構築ができるのか!?」が開催された。
2015年7月21日(火) 18時より、東京・新宿区のJR、新宿駅西口小田急百貨店前にて、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会主催による、とめよう!戦争法案 全国一斉街宣が行なわれた。
2015年7月21日17時45分頃から、東京電力で定例記者会見が開かれた。正確な水位管理の必要性などから、敷地内を測量し直した結果、福島第一原発1号機T/B建屋は3号機T/B建屋より20mm多く沈下しているなど、震災による沈下量が不均一であることが判明した。
特集 安保法制
※7月21日テキストを追加しました!
「安倍さんは悪名高き総理として(歴史に)残る」──。財務大臣などの要職を歴任した83歳の藤井裕久氏は、このように断言し、「岸信介総理は『日米安保は集団的自衛権とは違う。憲法があるから海外派兵はできない』と明確に語っていた。お孫さんは非常識ですね」と述べた。
安全保障関連法案が衆院本会議で採決された、2015年7月16日。東京都千代田区の衆議院第一議員会館で、元自民党副総裁の山崎拓氏、亀井静香衆議院議員、元財務大臣の藤井裕久氏、元内閣官房長官の武村正義氏、元防衛庁教育訓練局長で新潟県加茂市長の小池清彦氏、元内閣官房副長官補の柳澤協二氏による、緊急記者会見が開かれた。
※7月21日テキストを追加しました!
「戦争法案に反対!辺野古に新基地をつくるな!デモ」が2015年7月20日に新宿で開催され、主催者発表で100名が参加した。デモ隊は新宿柏木公園を出発し、新宿高層ビル街を通って甲州街道から新宿駅南口前を抜け、連休初日の人で混みあう百貨店街、そして靖国通りを練り歩き、「戦争法案絶対反対」「辺野古の海を埋めるな」「なんか自民党感じ悪いよね」などのコールを上げた。
デモの前後に開催された集会では、三軒茶屋(「若者は戦争で戦わない」、7月24日)、新宿(「区民大集会」、7月26日)、上野公園(「公明党に抗議するデモ」、8月1日)、蒲田駅(8月6日)等々、様々な地域で開催されるデモについて、複数の参加者から告知があった。
2015年7月20日(月)15時から、京都市左京区の檀王法林寺で、「Peace Music Fes in Kyoto」が開催された。
2015年7月20日(月)13時30分から、京都市上京区の同志社大学・今出川キャンパスで、憂慮する科学者同盟のエドウィン・ライマン氏の講演会が開かれた。
※7月20日テキストを追加しました!
安全保障関連法案、いわゆる「戦争法案」に反対する声が全国各地で相次いであがっている。2015年7月19日(日)には、大阪・御堂筋で約8200人(主催者発表)が廃案を求めてデモ行進した。
デモは学生ら有志の「SEALDs KANSAI」(自由と民主主義のための関西学生緊急行動)と「SADL」(民主主義と生活を守る有志)が主催した。
特集 集団的自衛権~自衛隊が米軍の「下請け」になる日|特集 安保法制
「2015年の今、行われている安保法制への反対行動は、60年安保闘争の再現である」――。
7月15日、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案が、自民・公明の与党により、衆議院の特別委員会で強行採決、翌日16日に本会議で可決された。これで審議の場は、参議院に移されたことになる。
この7月15日から3日間、安全保障関連法案に反対する学生団体SEALDsは、国会前で抗議の声をあげ続けた。15日には10万人もの市民が集まり、「安倍は辞めろ!」「民主主義って何だ!」といったコールを響かせた。
2015年7月20日(月)13時より、愛媛大学南加記念ホールにて、安保法制法案に反対する愛媛の学者・文化人の会主催による、えひめ安保法制反対学者・文化人の会 講演討論会「安保法制法案に反対する!」が行なわれた。
2015年7月20日(月)18時頃より、京都市中京区のGreen & Gardenにて、FDS「僕らの民主主義」〜なぜ僕らは行動するのか〜が行われた。
2015年7月19日(日)13時30分より、東京・板橋区の桜川地域センターにて、桜川・平和を願うコンサートと講演が行なわれ、第2部として、孫崎享氏が「集団的自衛権で日本はどう変わるのか」と題して講演した。
「わたしは、戦争で奪った命を元に戻すことができない。空爆で破壊された街を建て直す力もない。自分の責任の取れないことを、あの首相のように『わたしが責任を持って』とか、威勢のいい言葉にごまかすことなんてできません」
こう訴えたのは、寺田ともかさん(21)だ。衆院特別委員会で安全保障関連法案、いわゆる「戦争法案」が強行採決された2015年7月15日、若者ら有志の「SEALDs KANSAI」が大阪・梅田駅のヨドバシカメラ前で緊急街宣アピールを行った。この日、寺田さんがサウンドカー上で行ったスピーチは多くの反響を呼び、今もネット上で拡散し続けている。
「アベ政治を許さない」
多くの国民の反対を押し切り、衆院で安全保障関連法案、いわゆる「戦争法案」が強行採決された。これに憤った市民らが2015年7月18(土)、全国各地で「アベ政治を許さない」と書かれたポスターを掲げ、抗議の意思を示した。
2015年7月19日(日)16時30分頃より、さいたま市大宮区の市民会館おおみや前から、大宮駅西口に向けて、VIP埼玉主催による7.19 平和を願う大宮デモが行なわれた。