特集 安保法制
※9月14日テキストを追加しました!
「安倍総理の言う『積極的平和主義』と私の『積極的平和』はまるで違う」――。
平和学の第一人者で、「積極的平和」の提唱者であるノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士が2015年8月19日から22日の日程で来日。19日に岩上安身のインタビューに応じ、安倍政権の外交・安全保障政策のスローガンである「積極的平和主義」について、「言葉の乱用だ」と述べた。
ガルトゥング氏は著書の中で、単に戦争のない状態を「消極的平和」、貧困や差別といった構造的な暴力がない状態を「積極的平和」と規定している。この点についてガルトゥング氏は、「彼は抑止や必要な場合は強力な武力で戦えるようになることを念頭に置いていますが、それはまさに戦争のことです。我々の積極的平和とは一切関係ありません」と述べた。
2015年9月9日(水)14時30分より、田中俊一原子力規制委員会委員長の定例記者会見が開催された。40年期限が近付いている美浜3号機の審査に必要な資料提出が遅れており、審査が進んでいない状況について、事業者の認識、取組みを確認する方針を示した。40年目の2016年12月までに全ての審査に合格しないと廃止することになる。
特集 安保法制反対メッセージ
※9月9日テキストを追加しました!
安保法案に反対する学生組織「SEALDs(シールズ)」と「学者の会」が新宿の伊勢丹前で共闘デモを行った2015年9月6日の日曜日、渋谷では、保守・民族系の勢力も安保法案に反対する抗議行動を繰り広げた。
日本は対米従属から決別し、れっきとした「軍隊」を持つべきと主張する彼らは、安倍晋三総理を「売国奴」となじる。集団的自衛権の行使を可能にする安保法案の成立を、国会ではなく米国で言明した姿勢がそれを象徴していると指摘し、さらに沖縄の名護市辺野古への米軍新基地建設についても、日本からの「新たな差し出し」だとして批判を展開した。
特集 安保法制反対メッセージ
2015年9月9日(水)、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会主催による「戦争法案廃案!安倍政権退陣!9・9日比谷大集会」が行われた。
2015年9月9日、沖縄県名護市の辺野古ゲート前において、「工事再開させない緊急集会」が行われた。
特集 安保法制反対メッセージ
2015年9月9日(水)18時から、新潟市中央区のJR新潟駅南口広場で、新潟県弁護士会主催の「『PEACEPARADE』~まもりたいこどもたちのみらい~ピースキャンドル2015~」が行われた。
2015年9月9日(水)9時から、京都市北区の大谷大学で、東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩氏による4日間の集中講義(3日目)が行われた。
特集 安保法制反対メッセージ
2015年9月8日(火)20時より、東京・千代田区の山本太郎事務所において、山本太郎(生活)、福島みずほ(社民)両参議院議員と、岩上安身の「コラボトーク企画」と題して、鼎談が行われた。
※9月8日テキストを追加しました!
「安保法制改変の動きと、沖縄・辺野古への米軍の新基地建設計画は同根だ」──。
名護市辺野古の米軍新基地計画で、中断していた辺野古沖のボーリング調査の再開が目前に迫る2015年8月31日、東京・東池袋で、複数の市民団体の共催による「沖縄県民の民意を無視するな!8.31集会」が開かれ、主催者はこのように力説した。
※9月8日テキストを追加しました!
福島原発事故のダメージが過酷すぎたからだろうか。3.11後の日本では、大多数の国民が「自然エネルギー」という言葉に、かなり大きな正のイメージを抱いてきた。
今、「今後のエネルギー政策の柱は、原発か、自然エネルギーか」で二者択一の国民投票を実施したら、後者に票が集まることは間違いないが、2015年8月22日、愛媛県松山市で開かれた、鶴田由紀氏講演会「巨大風車は、環境を破壊している!意外と知られていない風力発電のウソ」では、太陽光発電とともに自然エネルギーの代表格にある風力発電に対し、「欠点が多い無用の長物」との指摘がなされた。
※9月8日テキストを追加しました!
「今回のIADLの声明は、『憲法は、そもそも変えることができない』という主張です。周辺国に惨禍をもたらした日本は『戦争を二度とやりません』と憲法に書いて、国際的に誓いを立てた。その誓いを破ることは、国際法の常識に反する」──。
2015年9月8日(火)9時から、京都市北区の大谷大学で、東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩氏による4日間の集中講義(2日目)が行われた。
特集 安保法制
12万人以上の市民が国会周辺を埋め尽くした翌週の2015年9月6日、今度は東京・新宿のショッピングエリアが安保法案に反対する1万2000人の人々でジャックされた。
歩行者天国を利用したこの街宣行動は、学生からなる「SEALDs」と「安全保障関連法案に反対する学者の会」の共催。人々が差す色とりどりの傘と、「戦争反対」「9条こわすな」「WAR
IS OVER」などと書かれたプラカードの山で、雨の歩行者天国は華やかに彩られた。
「貸与の奨学金を受けながら大学へ通っています。私は高校の時から奨学金を貸与しながら学校へ通っているのですが、何百万という借金をしながら何を学んでいるのか、安倍さんに教えてやります。それは抑圧者の権力に抗い、それと戦う知性です」
特集 安保法制
特集 安保法制反対メッセージ
「新宿のホコ天にこんなに人が集まっているのを見たことありますか?」
学生からなる団体「SEALDs」の中心メンバー奥田愛基さんは、伊勢丹新宿店前の歩行者天国を埋め尽くした人々に向かって、こう問いかけた。
「8月30日の島根の(安保法案に反対する)デモの数、750人。超ヤバイっすよ。俺、島根の高校に行っていたけど、750人いっぺんに見たことない。そういうことが全国で起こっている」と語り、安保法案に反対する国民の声が、着実に日本各地に広がっていることを訴えた。
2015年9月7日(月)17時30分から、東京電力定例記者会見が行われた。東京電力原子力・立地本部長代理白井功氏が東電本社で行なった説明は9分。その後の質疑応答は約30分だった。