コンテンツ種別: テキスト
福島第一原発1号機建屋カバー解体工事再開へ~東電定例記者会見 2015.5.14
2015年5月14日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。5月15日から1号機建屋カバー解体工事を再開し、今週はまず飛散防止剤を散布する予定が公表された。カバー撤去は来年2016年8月ごろまでかかり、その後にオペフロアがれき撤去作業にうつる予定。
ガンを作り、高値で抗がん剤を売りつける農薬、遺伝子組み換え、放射能、ワクチン…企業利益のためにリスクが隠ぺいされる日本~岩上安身によるインタビュー 第539回 ゲスト 西尾正道氏 第三弾・後編 2015.5.9
「農薬、遺伝子組み換え技術、放射線。これらには良い面もあるが、影の部分も明らかにすべき。今やっているのは隠ぺい、ウソ、騙し。無責任、不誠実で非科学的です。企業の金儲けのために、人々が健康被害を受け続けているのは大きな問題です。大変な目に遭うのは自分たち。真剣に考えなければいけない」──。
【岩上安身のツイ録】豪雨に思う――「狭い平地に建物が密集している日本の都市部のどこを見渡しても、オスプレイに適した場所など見当たらない」 2015.5.13
特集 空飛ぶ欠陥機オスプレイ
※5月13日の岩上安身の連投を再掲します。
東京の都心は先ほどまでスコールのような豪雨。今は雨がぱたっとやんだものの、風が不気味な音を立てて吹き荒れている。東西線で帰宅しようとしたスタッフから電話。東陽町から先が不通になっていて帰れないという。社用車を使って帰宅してもらうことに。
東西線は千葉方面は地上に出るのだが、海岸から近いため、風が吹くとすぐに止まってしまうという。京葉線も湾岸沿いを走るので、同じように風に弱いらしい。首都圏のあちこちで同じような状況があるだろう。ちょうど12時を回ったところで、遅くまで残業していたり、飲食していた人は災難。
【IWJ緊急レポート】大地震から半月、余震が続き被害が拡大するネパール 〜支援の手届かず、ビニールをかぶせたテント小屋で苦しい生活を余儀なくされる人々 2015.5.13
北は中国、南はインドに挟まれた、東西に細長い帯状の小国「ネパール」が今、危機的状況にある。
2015年4月25日、ネパール中部を震源とするマグニチュード7.8の巨大地震がネパール全土を襲った。5月9日現在、犠牲者数は8000人を超え、負傷者は1万7000人にのぼる。
国連は、この地震で影響を受けたのが約800万人と推計。ネパールの人口は約2780万人(2013年)であることから、3人に1人が被災したことになる。データだけをみても、その被害の大きさがうかがわれる。
再稼働に向けた川内原発の使用前検査、事業者側の計画は「まだ不十分」な点があるとの認識~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.5.13
2015年5月13日(水)18時10分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。九州電力が規制庁に提出した川内原発使用前検査計画の補正は、項目や日程にまだ空白が多く、不十分だという認識を示した。
サウジによるイエメン侵攻、イラン核協議の行方、拡大する「IS」、そしてイスラエルの思惑――混迷を極める中東情勢を徹底的に読み解く~岩上安身によるインタビュー 第538回 ゲスト 日本女子大学教授・臼杵陽氏 2015.5.11
特集 中東
中東は今、混乱の極みにある。2015年3月25日から、サウジアラビアが隣国のイエメンに対して空爆を開始。5月3日からは地上軍を派遣し、攻勢を強めた。
スンニ派の大国であるサウジアラビアの軍事行動に、同じスンニ派のクウェート、カタール、バーレーンなど9カ国は賛意を表明。有志連合を結成し、イエメンへの空爆に参加した。
今回のサウジアラビアによる軍事行動の背景には、シーア派の大国であるイランの存在がある。米国、英国、フランス、ロシア、中国、ドイツの6カ国とイランは、4月2日、スイスのローザンヌで、イラン核問題の包括的解決に向けた枠組みで合意した。6月末にも最終合意に達すれば、欧米諸国によるイランへの経済制裁はすべて解除されることになる。イランは、イエメンで勢力を拡大してきたシーア派武装組織「フーシ派」を支援してきた。
辺野古新基地建設に反対する抗議行動で基地容認派が妨害行動、防衛省前が一時騒然――基地反対派はエスカレートする海上保安庁の暴力行為を訴え 2015.5.11
辺野古への基地建設反対を訴える抗議行動が2015年5月11日18時半から、防衛省正門前で行われ、主催者発表で120名の市民が集まった。
しかし、この抗議集会に反対する者も数名集まり、同抗議行動に重ねるようにしてシュプレヒコールを上げるなどの行動に出たため、防衛省前は一時騒然とした。
中東大乱!? 日本はどう関わるべきなのか 〜5月11日18時より岩上安身による臼杵陽・日本女子大学教授インタビュー! 2015.5.11
2015年5月11日18時開始の臼杵教授インタビューはこちらのURLでご視聴できます。→http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
中東は、未曾有の大乱の中にある。この大乱は、アラビラ半島だけの狭い範囲だけに留まらない。イエメンへの国際法を無視した武力侵攻は、サウジをはじめとするスンニ派10ヶ国が米国抜きで有志国連合を組み、これにはエジプトからパキスタンまでも加わっている。
【大阪都構想】「いろいろな声を自由に発してほしいと催促するのが大阪市長の役目だが、橋下市長は分断しようとする」――「都構想」の危険性を明らかにする学者記者会見 2015.5.5
特集 「ゆ」党再編の要!? 維新の「正体」
※5月11日テキストを追加しました!
「大阪都構想はイメージばかりが先走り、情報が偏っている。大阪市主催の住民説明会は『催眠商法』と揶揄されるほどの賛成誘導だ。わかりやすさからは、ほど遠い」──。
大阪市を5つの特別区に分割することの是非を問う住民投票が2015年5月17日に近づく中で、危機感を募らせた関西の学者たちが、5月5日、「『大阪都構想』の危険性を明らかにする学者記者会見 ~インフォームド・コンセントに基づく理性的な住民判断の支援に向けて~」と題した会見を大阪市内で開催し、19人が意見表明を行った。
年間90人の子どもたちが虐待で死亡する現実――すみやかな調査と保護を!NPOが「所在不明児」の照合システム作りを塩崎厚労大臣に要望 2015.5.8
※5月13日に一部テキストを追加しました
4日に1人のペースで、子どもが虐待死している――。
厚生労働省が発表している最新データによると、2013年度に虐待で死亡した子どもの数は90人。ほぼ4日に1人という頻度で子どもが虐待死していることになる。その半数近くは、生まれて間もない0歳児で、無理心中で死にいたるケースは3分の1にもおよぶ。主な加害者は全体で見ると実母のケースが圧倒的に多く、子育て中の母親の孤立が深刻化しているとも言える。
福島第一原発1号機がれき撤去等に伴い「通報基準・公表基準」を変更、新たな基準も追加し運用開始へ~東電定例会見 2015.5.11
2015年5月11日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機建屋カバーの解体工事やがれき撤去に伴い、トラブル等の「通報基準・公表基準」を変更した。がれき撤去作業時の基準やモバイルSr除去装置、地下水バイパスの基準なども追加し、5月12日から新基準の運用を開始する。
【IWJブログ】「明らかなごまかしだ」――火山性地震が止まない箱根山 観光客離れを危惧する自治体が用いた「視覚的トリック」に火山学者が苦言 2015.5.10
全国の火山が立て続けに異変を起こしている。何か日本で異常事態が起きている印象を受けるが、本当にそうなのか。
仙台管区気象台は5月6日、山形県、福島県にまたがる吾妻山で火山性微動を観測したと発表した。今年に入ってから、1月と2月に続いて3回目の観測で、周辺に注意を呼び掛けている。吾妻山の噴火警戒レベルは昨年12月に、1から2に引き上げられていた。
「TPPの最大の狙いは医療」日本を襲う医療費高騰と、すでに見舞われている危険な農薬・化学物質汚染の実態に迫る 〜岩上安身によるインタビュー 第537回 ゲスト 西尾正道氏 第二弾 2015.5.8
特集 TPP問題
※5月20日テキストを追加しました。
TPPの最大のターゲットは何か——。それは、米国におけるTPP推進のロビー活動費を見れば明らかだ。米国を牛耳る軍産複合体は、石油業界が100億円、防衛・ミサイル業界が1500億円と巨費を投じている。しかし、5300億円という桁違いのロビー費を注ぎ込んでいるのが、米製薬会社・医療業界である。
「TPPの最大の目的は医療です。これはほとんど報じられません」。
北海道がんセンター名誉院長で、放射線治療の臨床医として約40年もの間、医療の現場に立ってきた西尾正道氏は、「日本の医療市場を開放せよ」という米国の露骨な要求と、米国医療の悲惨な実態を見てきた一人だ。2015年5月8日、岩上安身のインタビューに応えた西尾氏は、そのリアルな現状を語った。
「姿を見せない支配者が『嫌イスラム』を演出、世界を計画的にカオス化している」──東京大学名誉教授・板垣雄三氏が語るイスラム世界の歴史と現在 2015.4.18
特集 中東
※5月8日テキストを追加しました!
「これまでの世界秩序は大きく変わった。匿名寡頭制が世界を仕切り、計算ずくで世の中を混乱させて、無法状態を作り出している」──。
東京大学名誉教授でイスラム学者の板垣雄三氏の講演会「イスラム世界の歴史と現在―〈近代〉をとらえなおす」が2015年4月18日、京都市左京区の京都大学で開催された。
現在を「21世紀型カオス」と呼ぶ板垣氏は、ここに至るまでの中東とイスラム、ヨーロッパをめぐる複雑な歴史を紐解きながら、「断末魔に覆われている世界から抜け出すためには、近代ヨーロッパを基準にした思想の根本的な転換が必要だ」と説き、具体的な道筋を示していった。
【岩上安身のツイ録】「神の国」という名の“官僚天国”に続く道 基本的人権を制約し、天賦人権説を嘲弄する「自民党改憲草案」に自民党OBから批判続々! 2015.5.8
※ 5月7日~8日の岩上安身の連投ツイートをリライトし、再掲します。
「自民党は完全に変わってしまったのだ」と、安倍総理に限らず、昨今の幹部の発言を聞いていてつくづく思う。
国家主義者ばかりではなく、零細な国民に寄り添う草の根の保守も間違いなくいたはずだが、わずかな例外をのぞき、ものの見事に消えてしまった。気を吐いているのはOBばかりである。
【大阪都構想】住民投票、迷うなら「反対に投票するのが得策」──立命館大学・森裕之教授「賛成が上回って大阪市が消滅すれば、復活はあり得ない」(聞き手:柏原資亮記者) 2015.4.29
特集 大阪都構想
※5月8日テキストを追加しました!
大阪市を5つの特別区に分割する「大阪都構想」。その是非を大阪市民らに問う住民投票が、2015年5月17日に迫っている。もし、賛成数が反対数を上回れば、どんなに投票率が低くても、大阪市は消滅する──。
住民投票の告示後、大阪都構想の提唱者である橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)は、各地で開かれた住民説明会(市主催)に登場したが、その説明や応答のしかたや、会場で配布されるパンフレットの内容に対して、「住民を賛成へと誘導させる」との批判の声が相次いだ。
実際にいくつかの住民説明会を取材したIWJの柏原資亮記者は、2015年4月29日、地方財政学の専門家で、大阪都構想に反対する立命館大学教授の森裕之氏にインタビューを行った。
【大阪都構想】市の財源が4分の1に減少、暮らしは不自由になり、府が吸い上げた財源は無駄な公共事業へ!?「都構想は、百害あって一利なし」日本共産党・清水忠史衆院議員が警鐘(聞き手:柏原資亮記者) 2015.5.1
特集 「ゆ」党再編の要!? 維新の「正体」|特集 大阪都構想
※5月8日テキストを追加しました!
「5月17日は運命の日だ。126年間続いた政令指定都市の大阪市を廃止していいのか」──。
橋下徹大阪市長が提唱する大阪都構想に向けて、大阪市24区を特別5区へ改編することの是非を問う住民投票が、2015年5月17日に行なわれる。日本共産党の清水忠史衆院議員は、「大阪都構想によって行政5区になると、税収はタバコ税、軽自動車税、住民・市民税だけになり、財源は4分の1に減る。権限も弱くなり、より不自由で貧乏になり、特別苦しい行政区になってしまう」と語気を強めた。
大阪都構想に断固反対を表明する清水議員に2015年5月1日、大阪市内でIWJの柏原資亮記者がインタビューを行い、大阪都構想と住民投票の問題点を聞いた。
「国家として、メルトダウンしかかっている」混乱が続くウクライナ、プーチン大統領の次なる戦略とは~岩上安身によるインタビュー 第536回 ゲスト 法政大学教授・下斗米伸夫氏 2015.5.7
特集 IWJが追う ウクライナ危機
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「ウクライナという国家は、すでにメルトダウンしかかっている」――。『プーチンはアジアをめざす~激変する国際政治』、『アジア冷戦史』などの著者で、ロシアとウクライナの政治情勢に詳しい法政大学教授の下斗米伸夫氏は、いまだ東部で混乱が続くウクライナの現状について、このように語った。
昨年2014年2月に首都キエフのユーロマイダンで騒乱が発生し、ロシアに近かったヤヌコビッチ政権が崩壊して以降、ウクライナは、先の見えない暗闇の中にいる。
今年2月12日、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領がリーダーシップを取り、プーチン大統領、ポロシェンコ大統領を交えた協議で停戦の合意(ミンスクⅡ)がなされた。しかし、その後も、ウクライナ東部においてウクライナ軍と親ロシア派の対立状態は継続したままだ。4月20日からは、米軍とウクライナ軍による合同演習も開始され、これにロシアが「ミンスク合意に違反する」と強く反発するなど、1年以上にわたる混乱が収拾する気配はない。
福島第一原発フランジ型タンクに高線量の水たまり、2年前のホットスポット付近で漏洩か~東電定例会見 2015.5.7
2015年5月7日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。5月1日のパトロールでH3エリアのタンクに水たまりが見つかり、タンクのにじみ箇所にコーキング処理を実施。監視用にWebカメラを設置しており、それ以上の漏洩は起こっていないという。
玄海原発が抱える数々の問題点――佐賀大学名誉教授・豊島耕一氏が指摘、市民らと佐賀県知事との面会で再稼働しないよう要請 2015.4.18
※5月7日テキストを追加しました!
「戦争と原発のない社会をめざす福岡市民の会」主催による「玄海原発の今!4.18学習会」が2015年4月18日(土)14時より、福岡市早良区・早良市民センターで開かれ、物理学者で佐賀大学名誉教授の豊島耕一氏が講演を行った。