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今、科学の世界のスポンサーは「防衛省」!? 安倍政権のもとで進む「研究者版・経済的徴兵制」に警鐘を鳴らす! ~岩上安身が池内了名古屋大学名誉教授に「軍学共同」問題を訊く!岩上安身によるインタビュー 第669回 ゲスト 池内了氏 前編 2016.9.20
第2次安倍内閣が発足して以降、「日本の軍事化」がとまらない。2013年に閣議決定された「防衛大綱」を皮切りに、「武器輸出《新》三原則」の制定と「防衛装備庁」の発足が雪崩を打って続いた。集団的自衛権の行使容認の閣議決定と、安保法制の強行採決も、この文脈なしには語れない。
「軍事化」の波は、アカデミズムの世界にも及んでいる。防衛省は2015年、「安全保障技術研究推進制度」と呼ばれる新制度を立ち上げた。防衛省の募集テーマに沿った研究をすることで、研究資金が得られる制度である。しかしここには、「研究費の提供」という美名のもとに、民生研究を軍事転用したいという防衛省の企みが透けて見える。
スクープ!豊洲「盛り土」問題、「技術会議」は地下空間の存在を知っていた!~岩上安身が元日本環境学会会長・畑明郎氏に豊洲土壌汚染の実態を訊く!岩上安身によるインタビュー 第668回 ゲスト 畑明郎氏 2016.9.19
特集 築地市場移転問題
※緊急、公共性に鑑み、ただいま全編特別公開中です。
土壌汚染対策として「盛り土」が行われていないことが明らかとなった、豊洲新市場。9月17日には、2008年に東京都に対し「盛り土」をする提言案をまとめて解散した専門家会議(座長・平田健正氏)が再招集され、安全性を再評価することが決まった。
かつて東京ガスの工場が立ち並び、環境基準の4万3000倍のベンゼンが検出されたことがある豊洲。都民の食の安全を守るためには、土壌汚染対策は欠かせない。2011年3月11日の東日本大震災後には液状化が起こり、地下の土壌や地下水はかく乱され、汚染が際限なく広がっている可能性もある。
【相模原殺傷事件】「私たちは『障害者はなくしてしまえ』という優生思想と闘います」1000人の障害者が声をあげる 当事者の「声」を聞こうとしない日本社会に問題提起 2016.9.21
19人が犠牲となり、27人が重軽傷を負った虐殺事件から、2カ月が経とうとしている。神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きたこの凄惨な事件は、世界中に衝撃を与えた。
2016年9月20日、神奈川県横浜の大桟橋ホールでこの事件をテーマに、「第22回ピープルファ-スト大会in横浜」が開かれた。「ピープルファ-スト」は、「障害者である前に人間である」という理念のもと、障害者が、自分たちの問題を自分たちで、自分たちのために発言することを目的に設立された世界的な団体。運営にも多くの障害者の方々が関わっている。
豊洲新市場で独自の検査結果を公表した日本共産党・可知佳代子都議に訊く!土壌汚染対策の要望を無視し続けてきた石原都政の無責任極まる体質とは!?(聞き手・IWJ安道幹) 2016.9.20
特集 築地市場移転問題
「土壌と空気中の汚染については、今後、経年的に、いろんなところで測らないと実態は出てこないと思っています」――。
土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかったことが露見した、豊洲新市場。この問題について、これまで東京都議会で急先鋒となって追及してきたのが、日本共産党東京都議団である。2016年9月20日、IWJはこの豊洲新市場の土壌汚染問題について、日本共産党の可知佳代子都議にインタビューを行った。
青森県・三沢米軍基地から飛び立つ戦闘機がシリア・ヨルダンで空爆参加!? 〜国会前に連帯!青森駅前で「戦争法廃止!憲法改悪は許さない!」集会とパレード 2016.9.19
安全保障関連法の強行採決から一年が過ぎた、2016年9月19日、東京・霞が関では総がかり行動による国会前行動が行われ、約2万3千人が参加。それに呼応する形で、全国でも一斉アクションが実施され、青森市の青森駅前公園では「戦争法廃止!憲法改悪は許さない!」の集会とパレードが行われた。
集会では、ドキュメンタリー映画『ザ・思いやり』の米国人監督、リラン・バクレー氏がスピーチ。バクレー監督は県内で予定されている平和大会に向け、現在、三沢基地問題の短編映像を制作中だといい、取材先の「三沢米軍基地航空祭」で経験した違和感を話した。
「絶対に忘れない、忘れさせない」――安保法強行採決から1年、あの時を振り返る 2016.9.19
昨年の本日、9月19日の未明、参院本会議で前代未聞の「権力の暴挙」が行われた。ご存じのとおり、「戦争法案」こと安全保障関連法案が、野党・国民の多数の反対の声と行動を振り切って、採決されたことにされてしまったのである。
2014年の7月に集団的自衛権の行使容認が閣議決定されたときから、安倍政権の「暴挙」は顕著ではあった。しかし、この安保法の「強行採決」をめぐる数日間の野党との攻防は、何よりもはっきりと現政権の「異常さ」を物語っていると言える。
【文字おこし掲載】平和主義路線の転換の具体的表れが軍学共同である!シンポジウム「急進展する軍学共同にどう対抗するか」池内了・名古屋大学名誉教授の基調報告!きたる9月20日、岩上安身が池内氏に単独インタビュー! 2015.6.13
※9月18日テキストを追加しました!
学問の世界も「戦前回帰」するのだろうか?
解釈改憲により集団的自衛権行使を容認し、「戦争法」こと平和安全法制を強行採決し、武器輸出を事実上解禁して、軍事化に邁進する安倍政権。この政権の後押しを受け、「軍」と「学」が急接近している。
豊洲「盛り土」問題で次々明らかになる驚きの事実!移転を決定した石原慎太郎元知事が装う被害者面!岩上安身が石原氏に直接質問していた内容とは!? 9月19日、畑明郎氏に緊急インタビュー! 2016.9.17
特集 築地市場移転問題
※IWJ会員に毎朝無料で配信している「日刊IWJガイド」2016.9.15号から抜粋し加筆・リライトしました。
築地市場の豊洲移転が揺れに揺れている。豊洲新市場の土壌汚染対策として東京都は、敷地全体の汚染土を削ってきれいな土で「盛り土」をしたと説明してきたが、実際には建物の地下では行われておらず、「真っ赤な嘘」だったことが明らかになった。
【IWJ追跡検証レポート・前編】兵士の性犯罪が相次ぐ南スーダンで自衛隊が「駆けつけ警護」!国連平和維持軍は助けないどころか自らレイプ…これが戦地の現実!稲田朋美防衛相には見えていない? 2016.9.16
アフリカ大陸の東内陸に位置する、「世界でもっとも新しい国」南スーダン。2011年にスーダンから独立を果たしたものの、2年後の2013年以来、内戦が続いている。この国の深刻な性暴力の実態が今、衝撃をもって世界に伝わっている。
日本では、2016年3月29日に施行された安全保障関連法によって、南スーダンに派遣されている自衛隊に、「駆けつけ警護(※本文参照)」の新任務を付与することが可能になった。8月24日、稲田朋美防衛大臣は、11月に南スーダンへ交代部隊を派遣すること、新たな部隊は東北方面隊の第9師団(青森市)から編成され、「駆けつけ警護」を含む新任務の訓練を9月中旬から施すことを明らかにした。
「東電を逆さまにしても一円も出ないという状況にして初めて、国民の理解が得られる」――東電救済にひた走る「エネ庁」の異常〜自民党内の”脱原発派” 秋本真利衆議院議員に直撃インタビュー 2016.9.9
政府内からとんでもない「東電救済策」がささやかれている。あまりのひどさに耳を疑うくらいだ。
2011年の福島第一原発事故の影響で汚染された地域の除染費用は、原則、東電が負担すると「放射性物質汚染対処特別措置法」で定められている。しかし、除染が手付かずの「帰還困難区域」については、東電の責任だと考える議員と、公共事業として国民負担とすべきだと考える議員とで与党内でも意見が割れているという。
高江に自衛隊ヘリ出動!?防衛局にIWJが直撃!米軍施設建設のための自衛隊機出動は「初のケース」と認める!小口弁護士「弁護士の稲田防衛相は法的根拠がないことはわかっている」と指摘! 2016.9.14
特集 高江ヘリパッド
沖縄でまた前例のない異常事態が起きた。
沖縄・米軍北部訓練場の新規ヘリパッド建設をめぐり、2016年9月13日、防衛局は陸上自衛隊の輸送ヘリ「CH47」による工事用重機の輸送を始めた。米軍基地建設のために自衛隊が出動するのは極めて異例。ヘリは車両の通行もある県道70号を横切っており、現場の市民らは「危ない」「県道の上空を飛ぶな」と怒りの声をあげた。
【岩上安身のツイ録】「勝負」の第7期に向けた岩上安身の「覚悟」――体調不良を乗り越え、9月からはいよいよ前線に復帰! 2016.9.13
※9月13日付けのツイートを並べて掲載しています。
8月末、90.90kgの時点から本気で始めた減量。ちょうど2週間となる今日、85.80kgに。約5kg減。8月いっぱい、この数年間の異常なオーバーワークに一時制限して、まともに寝る時間を作るようにしたところ、血圧がこの10年間なかったような数値に。
降圧剤飲んでいても、145ー100くらいで、今は110ー80くらい。完全に正常値の範囲内に。これは、本当にこの10年近くなかったこと。他方、めまいだけでなく、立ちくらみが頻回に起きている。めまいは首の血管の血流が悪くなって起きていると診断された。
【岩上安身のファイト&スポーツ】「挑戦者ロマゴンは4階級制覇をなしとげたが、株を上げたのはクアドラス!」〜俄然面白くなったボクシング・スーパーフライ級!井上尚弥との対戦についてロマゴン「喜んでやりたい」と意欲! 2016.9.11
全世界のボクサーを対象とするパウンド・フォー・パウンド(同じ体重だと仮定した上での強さの比較)最強のボクサー「ロマゴン」ことローマン・ゴンサレスが、WBCスーパーフライ級王者クアドラスに挑んだ試合、ものすごい接戦となった。僅差でクアドラスが勝ったかもしれないとすら思われたが、3-0のフルマークでロマゴンの判定勝利。しかし、顔が腫れ上がっているのはロマゴンの方だった。クアドラス、凄かった!
「市民連合として新潟県知事選への支援は未定」!?――市民連合記者会見「民進党は、小選挙区での野党・市民共闘なしで勝てる見込みはない。与党は分断を図るのに必死」 2016.9.12
※10月5日、テキストを追加しました!
2016年10月16日に投開票となる第20回新潟県知事選挙では、柏崎刈羽原発の再稼働を阻止してきた泉田裕彦現知事の、4選不出馬が衝撃的なニュースとなって報じられた。その後、泉田知事の路線を継承する米山隆一氏が出馬を表明したが、所属する民進党から推薦を得られずに離党。社民・生活・共産3党の推薦を受けることになった米山氏と、自民・公明推薦の森民夫氏(前長岡市長)との激しい選挙戦が展開されている。
この新潟知事選に、野党共闘を提唱してきた、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(以下、市民連合)が、どのような対応をするのか、注目されてきた。
【第266-274号】岩上安身のIWJ特報!「改憲勢力3分の2」で現実化する「ナチスの手口」 ヴァイマル末期と酷似する現代日本 東京大学教授・石田勇治氏インタビュー 2016.9.11
◆ヤバすぎる緊急事態条項特集はこちら!
※公共性に鑑み、フルオープン公開中です。
改憲をかけた「天下分け目」の決戦である参議院議員選挙は、7月10日に投開票が行われた。民進党、共産党、社民党、生活の党の野党4党は、全国で32ある一人区で統一候補を擁立して選挙戦を戦ったものの、結果は、自民党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の「改憲勢力」が77議席を獲得。衆議院だけでなく、参議院でも、「改憲勢力」が改憲の発議に必要な3分の2議席を占めることになった。
【IWJよりご報告!】熊本・大分大地震、IWJ特派チーム取材&支援活動の総括!―出演:岩上安身、IWJ 安道幹記者・城石裕幸記者・高橋敬明記者~後編実況ツイートまとめ 2016.9.11
※9/11日付けの実況ツイートをまとめています。
これより、昨日に続き、9月1日(土)「特別番組 熊本・大分大地震 取材&支援活動の総括(後編)」の模様をツイートします。出演は岩上安身、高橋敬明記者、安道幹記者、城石裕幸記者の4名。
岩上「地震と原発再稼動の問題に入ります。被災の酷かった熊本・大分の周辺を見渡すと、すぐ側に川内、伊方、玄海原発があります。たまたまこれらの原発をよけて地震が起きたようにもみえますね」
【VTR】地震学者・立命館大・高橋学教授「熊本県益城町は、日本列島の陸上の断層で一番大きな断層・中央構造線の一部に過ぎない。ミクロの視点も大事ですが、『熊本だけの悲劇』というレベルで扱わないことも大事。マクロにすると環太平洋の話です」
【IWJよりご報告!】熊本・大分大地震、IWJ特派チーム取材&支援活動の総括!―出演:岩上安身、IWJ 安道幹記者・城石裕幸記者・高橋敬明記者〜前編実況ツイートまとめ 2016.9.10
※9/10日付けの実況ツイートをまとめています。
9月10日(土)「特別番組 熊本・大分大地震 取材&支援活動の総括(前編)」の模様をツイートします。出演は岩上安身、高橋敬明記者、安道幹記者、城石裕幸記者の4名です。
岩上「7月に狭心症の発作に見舞われ、目眩などにも襲われたこともあり、IWJの経営者・編集長としての仕事はこなしていたのですが、ジャーナリストとしての仕事は1ヶ月の間はお休みしていました。本日の番組が復帰第一弾です」
岩上「本日は、4月の熊本・大分大地震について、現地で取材を行った高橋敬明記者、安道幹記者、城石裕幸記者から、現地での取材報告をしてもらうとともに、皆様からお寄せいただいたご寄付・カンパの使途に関してご報告します」
被曝問題を取材し続けた毎日新聞記者が予見「原発事故はこれからも起こりうる」!?――「瑕疵を見えなくし、支援はやったことにして施策を押しつける」が国の本音だ~日野行介氏×尾松亮氏 2016.9.8
※1月18日、テキストを追加しました。
「政府は原発事故をなかったことにしたい」「大本営発表とまったく変わらない」――。
発災から5年が経ち、すっかり人々の記憶から薄れてしまったようにみえる福島第一原発事故。2016年9月8日、「『チェルノブイリ』の教訓は本当に活かされたのか?」と題する講演会が開かれ、毎日新聞特別報道グループの日野行介(ひの こうすけ)氏と、チェルノブイリ法に詳しいロシア研究者の尾松亮(おまつ りょう)氏が、講演と対談を行った。いまだに解決されない原発事故被災者の健康被害や、復興施策の問題点などを語り合った。
「日本の行政は、実態を踏まえて政策をつくることはしない。まず、結論があって、それに見合う根拠を探し出す。福島の原発事故の際は、チェルノブイリ原発事故の知見から、自分たち(政府)に都合のいいところだけをピックアップして喧伝した。大本営発表とまったく変わらない」──。3.11以降、原発事故による被曝問題を追ってきた毎日新聞記者の日野氏は、こう断じた。
【岩上安身のファイト&スポーツ】今ボクシングが熱い!井上尚弥vsロマゴン夢の対決へ!山中慎介は11度目の防衛戦!長谷川穂積も復帰戦!絶対王者・ゴロフキンの防衛戦も!注目カードの楽しみ方を一挙紹介(初心者編)! 2016.9.10
※9月11日、内容を加筆しました。
今、世界と日本のボクシングがとにかく熱い!特にこの9月はとんでもなく熱い!こんな時代に立ち会えて幸せである。その幸せを普段、ボクシングにあまり関心がない人にも分かち合いたい。
WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23歳=大橋ジム)が9月4日、ランキング1位のペッチバンボーン・ゴーキャットジム(31歳=タイ)に10ラウンド3分3秒でKO勝ちを収め、見事3度目のベルト防衛に成功した。
国籍法では総理大臣でも「二重国籍」は禁じられていない!? 法務省・総務省・内閣官房にIWJが連続取材!~民進党・蓮舫代表代行への執拗な産経の「ヘイト」報道を玉木・前原両陣営が全否定 2016.9.9
投開票日まで1週間と迫る民進党の代表選をめぐって、「最有力候補」と目される出馬候補・蓮舫代表代行の「二重国籍疑惑」が、ネット上やマスコミを騒がせている。産経新聞は、蓮舫代表代行の国籍が「台湾籍」と「日本国籍」の二重になっている可能性を指摘して、「根源的な資質の問題だ」とまで言い切った。
- 2016年9月5日 産経新聞 蓮舫氏の“国籍問題”で新たな問題か?日本の政治家として資質に疑問