日刊IWJガイド・非会員版「シオニスト・イスラエル政権が『人道的移民』が『唯一の解決策』だとしてコンゴなどにガザ住民の移民受け入れを要請! どこが『人道的』か!!」2024.1.6号~No.4116


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ナチスと共通するシオニスト・イスラエルのパレスチナ人追放計画! ハマスとの戦闘終了後に「ガザ住民をガザ地区に残すべきではない」と主張!「人道的移民」が「唯一の解決策」だとうそぶき、コンゴなどに秘密裏に移民受け入れを要請! どこが「人道的」か!!

■<昨夜、号外を出しました!>「米国の独立ジャーナリスト、エヴァン・リーフ氏が、シオニストが『最終的解決』へと突進している、『ファシストに人間性があると思い込むことは、多くの人々が犯す最後の過ち』だと警告!」

■IWJへの緊急支援をお願いいたします! 2023年12月は、月間目標額400万円の68%、残念ながら目標額に到達しませんでした。IWJは市民の皆さんの支えによって、マスメディアが報じないことも、事実にもとづいた真実を、市民の皆さまに伝え続けていきます! そのためには、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 本年1月こそ毎月の月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 2024年1月1日に、BRICSに新たにサウジ、UAE、エジプト、エチオピア、イランの5ヶ国が加盟!】紅海、ペルシャ湾は、事実上、「BRICS+の湖」に! レアアース産出国のロシア、中国、ブラジルとあわせ、資源を占めたBRICS+は、かつてのOPECをはるかに超える影響力をもつことに!(『RT』、2024年1月2日)

■<IWJ取材報告>ウクライナの領土がロシアに奪われる状況は、イスラエルにとってヨルダン川西岸地区とガザ地区を領有する願ってもないチャンスだった!~異議あり!「日本ウクライナ経済復興会議」12・26集会 ―登壇:鵜飼哲氏(一橋大学名誉教授)「ヨーロッパから見たウクライナ戦争」

■<IWJピックアップ集・2024年新春特設サイトのご案内>激動の2023年を振り返る! 年末年始12月29日から1月7日(予定)まで新春特設サイトを開設します!【ウクライナ編】【イスラエル編】【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】【安倍派等への強制捜査等(仮)】という4つの主題でIWJコンテンツを一堂に集めました! ぜひこの機会にゆっくりと御覧ください! なお、残念ながら4つ目は年内に作成が間に合っていないので、会員の方はアーカイブで御覧ください! 特設サイトにアップするのは、年明けになります!

■「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」――12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日収録「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

■【急募! 事務班スタッフ】事務班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。ジャーナリズムに関する専門知識はいりません。PC操作ができること、きちょうめんな事務職の資質と、対外連絡などの必要最低限のコミュニケーション能力があれば大丈夫です! 取材のためのアポ取りや、IWJの活動予定を組み立てる役割を担っています。欠員につき、急募します!
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■はじめに~ナチスと共通するシオニスト・イスラエルのパレスチナ人追放計画! ハマスとの戦闘終了後に「ガザ住民をガザ地区に残すべきではない」と主張!「人道的移民」が「唯一の解決策」だとうそぶき、コンゴなどに秘密裏に移民受け入れを要請! どこが「人道的」か!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 今年2024年1月3日付け『タイムズ・オブ・イスラエル』が、「ネタニヤフ政権は、ガザからの数千人の移民を受け入れてもらうため、コンゴなど複数の国と秘密裏に接触を行っている」という「スクープ」を報じました。

 この記事は「『コンゴは移民の受け入れに前向きであり、他国とも協議中だ』と、内閣の安全保障部門の幹部は語った」とも報じています。

※Israel in talks with Congo and other countries on Gaza ‘voluntary migration’ plan(THE TIMES OF ISRAEL、2024年1月3日)
https://www.timesofisrael.com/israel-in-talks-with-congo-and-other-countries-on-gaza-voluntary-migration-plan/

 さらにこの『タイムズ・オブ・イスラエル』の記事は、昨年2023年の12月25日に、ネタニヤフ首相が与党リクードの会議で、「我々の問題は、ガザ住民を受け入れる意欲のある国を見つけることであり、我々はそれに取り組んでいる」と語った、とも報じています。

 また、1月4日付け『AFPBB』は、リクードと連立政権を組む極右政党「ユダヤの力」の党首であるイタマル・ベングヴィール国家安全保障担当大臣が、1月1日に、党の会合で「パレスチナ人の退去とユダヤ人の再入植は『公正かつ正当、道徳的、人道的な解決策だ』と主張。『ガザ住民の世界各国への移住を奨励するプロジェクトを展開する好機だ』と語った」と報じています。

 さらにこの『AFPBB』の記事は、同じく連立を組む極右の「宗教シオニスト党」の党首であるベツァレル・スモトリッチ財務大臣も、「昨年12月31日、ユダヤ人の再入植を呼び掛け、ガザに住むパレスチナ人約240万人の退去を『奨励』すべきだと述べた」と報じています。

※米、イスラエル閣僚を非難 ガザ住民の地区外移住めぐり(AFPBB、2024年1月4日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3498806

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■<昨夜、号外を出しました!>「米国の独立ジャーナリスト、エヴァン・リーフ氏が、シオニストが『最終的解決』へと突進している、『ファシストに人間性があると思い込むことは、多くの人々が犯す最後の過ち』だと警告!」

 米国の独立ジャーナリストである、エヴァン・リーフ氏(※IWJでは、いくつかの記事で「エヴァン・ライフ」と表記してきましたが、以後は「リーフ」と表記を統一します)が、『サブスタック』の「DD地政学研究所」のアカウントで、「権力の無作法な誇示――シオニストの絶滅戦争」とする記事を12月18日に発表しました。

※A Vulgar Display of Power ―― The Zionist war of extermination(EVAN REIF、2023年12月18日)
https://ddgeopolitics.substack.com/p/a-vulgar-display-of-power

 こちらの記事の一部は、昨日の『日刊IWJガイド』1月5日号でも紹介しましたが、シオニストの本性に迫る鋭い内容の全文もお読みいただきたく、IWJでその全文の仮訳を試みました。

※【第1弾! イスラエルの極右政党「宗教シオニスト党」の党首であり、連立政権の財務大臣をつとめるベツァレル・スモトリッチ氏が、ユダヤ人にガザ地区への再入植を呼びかける!】パレスチナ人を虐殺し追放した土地に、イスラエルの不動産会社が「海辺のドリームハウス」を計画!? シオニストは、どこまで無神経なのか!?(AFP、1日ほか)(日刊IWJガイド、2024年1月5日号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240105#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53090#idx-4

 『カバート・アクション・マガジン』によると、リーフ氏のプロフィールは以下のように紹介されています。

 「エヴァン・リーフは、米国サウスダコタ州西部の小さな鉱山町で、鉱山労働者と図書館員の息子として生まれた。

 労働組合の組織者としての父親の闘いと、産業空洞化に対する地域社会の闘いが、エヴァンの左翼政治への深い関心を育んだ。これは、彼の歴史への愛と相まって、彼を断固たる反ファシストに育てた。

 執筆、研究、仕事以外の時間は、エヴァンは釣り、射撃、中華料理を楽しんでいる」。

※Evan Reif(Covert Action Magazine)
https://covertactionmagazine.com/author/evanrief/

 リーフ氏は、イスラエル占領軍(IOF、※IWJ注)による、12月15日に起きた自国民である人質を3人射殺した事件と、12月16日に起きたガザにあるカトリック教会への攻撃で、避難していた民間人を殺害した事件をとりあげ、IOFがその本性をむき出しにして、残虐さを過激にエスカレートしていると警告しています。

(※IWJ注)リーフ氏は、イスラエル政府が用いる「イスラエル国防軍(IDF、Israel Defense Forces)」ではなく、パレスチナ側から見た「イスラエル占領軍(IOF、Israeli Occupation Forces)」という呼称を用いている。国連人道問題調整事務(OCHA)やパレスチナ人権センターも「IOF」を用いている。

 リーフ氏は、「IOFはガザで動くものすべてを無差別に銃撃している」と指摘、「ファシストに人間性があると思い込むことは、多くの人々が犯す最後の過ち」だと警告しています。

 「IOFがガザに入ったのは、人質を救うためでも、ハマスの殲滅のためでも、10月7日の復讐のためでもない。ガザの人々を絶滅させ、入植のために土地を開放するためなのだ」とリーフ氏は、明言しています。

 その一つの証拠として、リーフ氏は、イスラエルの不動産会社が公開している、パレスチナ人を追放した後に開発する「夢の海辺の家」のポップな広告を紹介しています。パレスチナ人の血と涙の上に建つ、シオニストの「夢の家」のグロテスクさには言葉を失います。

 詳しくは、IWJが全文仮訳・粗訳した、リーフ氏の号外をどうぞお読みください。

■IWJへの緊急支援をお願いいたします! 2023年12月は、月間目標額400万円の68%、残念ながら目標額に到達しませんでした。IWJは市民の皆さんの支えによって、マスメディアが報じないことも、事実にもとづいた真実を、市民の皆さまに伝え続けていきます! そのためには、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 本年1月こそ毎月の月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 12月は、192件、271万8500円のご寄付をいただきました。ありがとうございます!

 しかし、これは、毎月の活動費の月間目標額400万円の68%でしかなく、目標額に到達していません。この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません!

 年が改まったこの1月は、1月1日から5日までの間に、暫定ではありますが、15件、18万9000円のご寄付をいただきました。新年早々、ありがとうございました!

 この金額はしかし、月間目標額400万円の5%であり、あと95%必要です!!

 今年こそ、この1月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、IWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、生活の厳しい方がいらっしゃると思います。そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額は合計で2200万円となってしまいました。第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。今期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

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 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 2024年1月1日に、BRICSに新たにサウジ、UAE、エジプト、エチオピア、イランの5ヶ国が加盟!】紅海、ペルシャ湾は、事実上、「BRICS+の湖」に! レアアース産出国のロシア、中国、ブラジルとあわせ、資源を占めたBRICS+は、かつてのOPECをはるかに超える影響力をもつことに!(『RT』、2024年1月2日)

 アルゼンチンは、BRICSに加盟を申請していた国のひとつでしたが、12月10日、ハビエル・ミレイ氏が選挙を経て新たな大統領に就任し、12月30日にBRICSに加盟しないことを、正式に表明しました。

 BRICSは昨年8月に行われた首脳会議で、新たに、アルゼンチン、エジプト、イラン、エチオピア、アラブ首長国連邦、サウジアラビアの6ヶ国が正式加盟することが決まっていました。アルゼンチンが抜けたことで、5ヶ国が加盟することになりました。

※【第3弾! 第15回BRICS首脳会議で新たに6カ国の正規加盟が決定、合計11カ国に拡大!】アルゼンチン、エジプト、イラン、エチオピア、アラブ首長国連邦、サウジアラビアの6カ国の正式加盟が決まる(『スプートニク』、2023年8月24日)(日刊IWJガイド、2023.8.25号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230825#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52669#idx-7

※BRICS加盟国は24年から10カ国に拡大、アルゼンチンは非加盟決定(ブルームバーグ、2023年12月30日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-29/S6FQ9ZDWX2PS00

 年が明け、2024年1月1日、アルゼンチン以外のサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、エチオピア、エジプト5ヶ国が、BRICSに正式加盟しました。

 1月2日付けロシア『RT』は、「このグループ(※BRICS)は、今年後半、にさらに規模が拡大すると予想されており、ベネズエラは2024年10月にロシアで開かれる次回首脳会議で、常任理事国入りを目指している」と報じています。

 『RT』の記事は、2024年の議長国であるロシアのプーチン大統領が「他の約30ヶ国が何らかの形でこのグループの活動に参加する意向をすでに表明している」と指摘したと報じており、さらにベネズエラのマドゥロ大統領が「このグループはその巨大な経済力を考えると『人類の未来』を代表している」と、フランスの月刊誌『ル・モンド・ディプロマティーク』スペイン語版のインタビューに答えたと報じています。

 この『RT』の記事は、「IMFの統計によると、拡大したBRICSは現在、購買力平価でのGDPにおいてG7を上回り、世界全体の36%を占めている」と報じています。

※Saudi Arabia officially joins BRICS ― state media(RT、2024年1月2日)
https://www.rt.com/news/590048-saudi-arabia-joins-brics/

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■<IWJ取材報告>ウクライナの領土がロシアに奪われる状況は、イスラエルにとってヨルダン川西岸地区とガザ地区を領有する願ってもないチャンスだった!~異議あり!「日本ウクライナ経済復興会議」12・26集会 ―登壇:鵜飼哲氏(一橋大学名誉教授)「ヨーロッパから見たウクライナ戦争」

 一橋大学名誉教授・鵜飼哲氏が、「ウクライナとパレスチナ──ヨーロッパからみたつながり方」と題して、両紛争の関係を読み解く講演を行いました。2023年12月26日、東京都品川区の南部労政会館で、主催は戦争・治安・改憲NO! 総行動実行委員会です。

 鵜飼氏には、岩上安身によるインタビューでも、ウクライナ紛争に関してお話しをうかがっています。

※「戦争」や「勝利」の概念が変質し、「戦争の社会化」が起きた今日、ロシア・ウクライナの外の人々も「戦争の中にいる」!? 岩上安身によるインタビュー第1128回 ゲスト 哲学者・一橋大学名誉教授・鵜飼哲氏 2023.7.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%B5%9C%E9%A3%BC%E5%93%B2

 講演冒頭で鵜飼氏は、イスラエルのガザ攻撃に、ウクライナ紛争が影響を与えたとの仮説を披露しました。

 「イスラエルが、ロシア=ウクライナ戦争に中立というか立場を決めないのが、ずっと不思議だった」「しかしここ数日考えるのは、仮に(ウクライナの)ドネツクやクリミアが事実上ロシア領になっていくとすると、これはイスラエルにとって、(パレスチナの)ヨルダン川西岸地区とガザ地区を領有する願ってもないチャンスだ。彼らのあの表情の裏にあったのはこれかと思った」。

 鵜飼氏は、「(イスラエルは)ウクライナに勝ってほしいとは、全然思っていなかった。ウクライナの領土が力ずくで奪われる状況は、イスラエルに都合がいい。だから、イスラエルを支持してきた欧米諸国と立場を異にしてでも、ロシアとの等距離(外交)という選択をしてきたのではないか」と推理。

 傍証として、「2週間ほど前にも、プーチンとネタニヤフは電話会談を行った」「そこでネタニヤフは、ロシアがパレスチナ寄りの立場を取ることに不平を言ったが、同時に、ロシア国籍の人質解放のために、(ロシアが)ハマスに口利きしたことに感謝した。こういう関係が2人の間にはある」と説明しました。

 その理由について、鵜飼氏は、以下のように解説しました。

 「ロシアはポグロム(ユダヤ人への歴史的な集団暴力・虐殺)の国で、反ユダヤ主義が強いが、プーチンは個人的事情もあって、親ユダヤである。彼の柔道の先生はユダヤ人で、その先生との出会いは自分の一生の中で大きなものだったと自伝に書いており、テルアビブのプーチンのアパルトマンで、その先生は亡くなった。

 イスラエルからすると、ロシアの政治指導者で、プーチンより親ユダヤ的人物はほぼ望めない、例外的人物だ。こういうことから、イスラエルの立場が出てきたのでないか」。

 他方、鵜飼氏は、「ウクライナも凄まじい反ユダヤ的歴史を持っている。イスラエル建国時の政治指導者は、労働党側も極右の側も、ほとんど例外なくウクライナの出身だ。ゴルダ・メイア(※IWJ注)もジャボチンスキー(※IWJ注)もそうだ。みな、凄まじい反ユダヤ主義の生まれ故郷から逃れ、パレスチナにユダヤ人国家を建設するという彼らなりの夢に賭けた」と強調しました。

(※IWJ注)ゴルダ・メイア:
 イスラエル第5代首相で、同国初の女性首相。
 1898年、ロシアのキエフ(現ウクライナ領)で誕生。1906年、家族とともにポグロムの多発する貧しいウクライナから米国へ移民。師範学校卒業後、公立学校教師となる。
 1915年、労働シオニスト機構に加盟。1921年夫とともにパレスチナに移住、公的機関などで勤務。
 イスラエル独立後、1949年クネセト(国会)議員に初当選。労働大臣・外務大臣を歴任。1969年首相就任。1978年死去。

(※IWJ注)ジャボチンスキー:
 ゼエヴ・ウラディーミル・ジャボチンスキーは、シオニストの指導者。
 1880年、ロシア帝国領のオデッサ(現・ウクライナ領)で生まれる。
 領土の拡大維持を重視する修正主義シオニズムの武装組織、エツェルを率いた。作家、詩人、翻訳家でもあった。
 1940年ニューヨークで武装ユダヤ人の自衛キャンプ訪問中に死去。

 さらに鵜飼氏は、次のように指摘しました。

 「ウクライナの反ユダヤ主義については、日本でも世界でも、親ロシア側も親ウクライナ側も、一面的な認識が横行した。

 しかしイスラエルの『ハァレツ』のようなリベラル系の新聞には、詳しい記事が何回も載る。熱意が違い、本当はどうなんだと、徹底的に調べる姿勢がある。

 『ハァレツ』には、イラン・パペ(※IWJ注)のようなイスラエルに批判的な歴史家や(ジャーナリストの)ギデオン・レヴィ(※IWJ注)らが、今も記事を書ける。同時にゴリゴリのシオニストの記事も載る」。

 その上で、「ウクライナ戦争が新たに作り出した、歴史的、地政学的な条件が、今のイスラエル、パレスチナ、ガザの状況を規定している」と強調しました。

(※IWJ注)イラン・パペ:
 1954年生まれのイスラエルの歴史家、政治活動家。英国エクセター大学教授。
 著書『パレスチナの民族浄化 イスラエル建国の暴力』で、イスラエル建国時の、パレスチナ人に対する民族浄化を糾弾。
 訳者の早尾貴紀・東京経済大学教授に岩上安身がインタビューした。

※パレスチナ問題の基本構図とシオニズム神話の嘘~【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む 総集編_1】2018年収録 岩上安身によるインタビュー ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀教授(当時准教授)より
https://youtu.be/aLaui4g286s

※シオニストに軍国主義を教え込んだ英国の「罪」~【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む 総集編_2】2018年収録 岩上安身によるインタビュー ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀教授(当時准教授)より
https://youtu.be/LP4_wv4-Jxo

※イスラエルへの入植初期、シオニスト特殊部隊はパレスチナ人の村にスパイとして入り込み偵察、村を徹底破壊し、抵抗運動指導者は射殺していた!~【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む 総集編_3】
https://youtu.be/FQBIsCHy3Wk

※英国の撤退でシオニスト指導者ベングリオンが開始した「C計画」!「パレスチナ人政治指導者の殺害とユダヤ人に敵対行動をとるパレスチナ人の殺害」!~【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む 総集編_4】
https://youtu.be/_layirJYD9w

※人口3分の1のユダヤ人に国土の56%を与える分割案を決定した国連の不正義! 80%獲得を目指すシオニストは軍事力で侵攻と民族浄化を開始!~【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む 総集編_5】
https://youtu.be/I7G_TVAQ5bQ

※1947年の国連分割決議直後から始まったシオニスト・イスラエルによる計画的なパレスチナ民族浄化政策! 虐殺、脅迫、騙し、説得による先住民追放!~【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む 総集編_6】
https://youtu.be/WxhdxmrcLZY

※イスラエルの蛮行の記録! 真夜中に住居に放火、爆発物を詰めた樽を住居に転がし路上に油を撒いて放火、パニックの住民をマシンガンで射殺、家屋は爆破!~【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む 総集編_7】
https://youtu.be/4paaQsCr-Jg

※イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%97%A9%E5%B0%BE%E8%B2%B4%E7%B4%80

(※IWJ注)ギデオン・レヴィ:
 1953年生まれのイスラエルのジャーナリストで、『ハァレツ』に寄稿。イスラエル政府が推進するパレスチナ入植を批判。リベラルな主張で「ハマスの支援者」などの批判を受ける。

※【第4弾! イスラエル人は占領によって平和に暮らすことが許されている!?】イスラエルでもっともリベラルな新聞『ハアレツ』のコラムニスト、ギデオン・レヴィ氏が、イスラエル国民の精神構造について講演で言及!(『Kumi@Kumi_japonesaの7日のXへのポスト』、2023年11月4日ほか)(日刊IWJガイド、2023.11.8日号)
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52918#idx-9
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231108#idx-9

 鵜飼氏は続いて、本題の「ウクライナとパレスチナ──ヨーロッパからみたつながり方」について、話を進めました。

 「ロシア・ウクライナ戦争」に関しては、自明とされる「戦争のフレーム」を疑う重要性、例えば西側・欧米・EU・民主主義・人権等の概念が、等号では結ばれないと指摘しました。

 また、この戦争は「ヨーロッパの内戦」であり、「第一次世界大戦に遡る必要」を指摘。この点については、中東も「第一次大戦が終わっていない地域だ」と、両者の接点を示しました。

 一方、「イスラエル・パレスチナ紛争」については、10月7日直前の情勢を、ハマスの声明等から分析。「ユダヤ教のスコット祭(秋祭り)終了後に、イスラエル軍がガザ一斉攻撃を開始する」との情報を得たハマスが、祭終了翌日に、イスラエルに突入した、と経緯を説明しました。

 さらに鵜飼氏は、このハマスの判断の背景として、ガザ沖の海底天然ガス田の存在を指摘しました。このガス田は、2023年10月に採掘開始が予定されていました。しかし、開発権を巡り、パレスチナ自治政府、ハマス、米国、イスラエル、エジプトが複雑に絡む、交渉や決裂があったということです。

 その他、紛争の裏にあると思われる、インドと欧州を結ぶ経済回廊構想や、イスラエル横断のパイプライン構想、さらにガザを通過する新運河(ベングリオン運河)構想など、イスラエルの様々な経済的思惑について指摘しました。

 これらの点は、IWJはすでに指摘しています。

※【第1弾! 仰天! イスラエルのベングリオン運河計画! イスラエルの「自衛戦争」の目的は、ベングリオン運河の開通!?】(『トゥーキー』、2023年10月25日)(日刊IWJガイド、2023.11.4日号)
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52909#idx-6
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231104#idx-6

 詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※ウクライナの領土が奪われる状況は、イスラエルにとって西岸とガザを領有する願ってもないチャンスだった!~異議あり!「日本ウクライナ経済復興会議」12・26集会 ―鵜飼哲氏(一橋大学名誉教授)「ヨーロッパから見たウクライナ戦争」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520670

■<IWJピックアップ集・2024年新春特設サイトのご案内>激動の2023年を振り返る! 年末年始12月29日から1月7日(予定)まで新春特設サイトを開設します!【ウクライナ編】【イスラエル編】【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】【安倍派等への強制捜査等(仮)】という4つの主題でIWJコンテンツを一堂に集めました! ぜひこの機会にゆっくりと御覧ください! なお、残念ながら4つ目は年内に作成が間に合っていないので、会員の方はアーカイブで御覧ください! 特設サイトにアップするのは、年明けになります!

 2年目に入ったウクライナ紛争、闇バイト強盗「ルフィ」事件、袴田巌さんの再審開始、木原誠二前官房副長官の家族のからむ疑惑事件、G7広島サミットの開催、ジャニー喜多川氏の性加害問題とジャニーズ事務所の解体、福島第一原発のトリチウム水の海洋放出開始とアジアをはじめとする世界の反発、統一教会に対する質問権の行使と解散命令請求、インボイス制度の導入、東京都下をはじめ全国の米軍基地周辺でのPFAS汚染問題、10月7日に行われたハマスの「アルアクサの大洪水作戦」と、イスラエルによるパレスチナ人の大量虐殺、政治資金をめぐる裏金疑惑…と、2023年は、国内外ともに激動の1年でした。

 そしてその激動のほとんど、特にウクライナ紛争、中東問題などは、年末年始の休みもなく、年をまたいで継続しています。

 2023年を、皆さまはいかがお過ごしになられたでしょうか。どうぞ、皆さまおひとりおひとりにとって、2024年がより良い1年となりますように、祈念いたします。

 同時に、IWJの特にテキスト班としては、クリスマスもニューイヤーも戦火が途切れない、ウクライナ紛争とイスラエルを中心とする中東の状況を、ウォッチし続けてきました。

 しかし、まさか元旦から能登半島地震という大震災に見舞われるとは、予想だにしていませんでした。

 能登震災にあわれた被災者の方々には、心よりお見舞い申し上げます。また、一刻も早く復興が進みますよう、祈念いたします。微力ながら、原発地における震災のリスク、そして中国などと日本海をはさんで直面する日本海側の戦争リスクにも、警鐘を鳴らさせていただきます。

 どうぞ、独自の視点を保ち続けているIWJにご支援をよろしくお願いします!

 IWJでは、年末年始12月29日から1月7日(予定)まで「新春特設サイト」を開設しています。激動の2023年のIWJコンテンツを【ウクライナ編】【イスラエル編】【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】【安倍派等への強制捜査等(仮)】という4つの主題で、皆さまにぜひみていただきたい今年の岩上安身によるインタビューやIWJ取材・ハイライト、そして日刊IWJガイドの記事を一堂に集めました。

 それぞれ以下のリンクから御覧ください。

1)【ウクライナ編】
※IWJピックアップ集・2024年新春特設サイト ウクライナ紛争2年目、米国覇権の凋落が顕著に! ウクライナ軍の『反転攻勢』は失敗! あくまで戦争継続を望むゼレンスキー大統領とバイデン政権、次は米NATOとロシアの直接対決か?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520608

※日刊IWJガイド2023年総まくり【ウクライナ編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520733

2)【イスラエル編】
※IWJピックアップ集・2024年新春特設サイト パレスチナ人の大量虐殺と永久追放を進めるイスラエルと、あくまでもイスラエルを支援する米国が世界的に孤立を深める!【イスラエル編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520580

※日刊IWJガイド2023年総まくり【イスラエル編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520743

3)【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】
※今こそ「リスクよりも便益が勝る」と進められたメッセンジャーRNAワクチン接種の検証を! レプリコンワクチン・パンデミック条約の危険性とは?【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520618

※日刊IWJガイド2023年総まくり【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520741

4)【安倍派等への強制捜査等(仮)】

※ウクライナ同様、日本が米国の代理戦争の捨て駒にされる、その布石か! 死の直前の故・安倍晋三元総理の発言はプーチンの論理を肯定していた!【安倍派等への強制捜査等(仮)】(仮題)

 残念ながら4つ目は年内に作成が間に合っておりません。会員の方はアーカイブで関連コンテンツを御覧ください。特設サイトにアップするのは、年明けになります!

 能登半島地震の発災を受けて、また、5つ目の特設サイトの開設も急ぎたいと思います。2011年の東日本大震災の教訓が、今回の震災でも間違いなく生きると思います。

 普段は忙しくてゆっくりインタビュー動画を見る時間がないという方も、松の内間はお時間をとっていただき、ぜひこの機会にインタビュー全編やハイライト、日刊IWJガイドの記事などを御覧いただければと思います。

■「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」――12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日収録「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

 IWJでは、メルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。

 12月発行分の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日に収録した、「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました。

 世界的に知られる医学事典『MSDマニュアル』日本版の総監修を務めた、京都大学名誉教授の福島雅典氏は、2023年11月16日、名古屋で岩上安身のインタビューに応じ、薬剤疫学の専門家の視点から新型コロナのmRNAワクチンの問題について、警鐘を鳴らしました。

 過去の薬害に詳しい福島氏は、このワクチン後遺症の原因究明、治療法の開発を目指して、同じ問題意識を持つ医師や研究者らと共同でワクチン問題研究会を立ち上げ、代表理事を務めています。

※「『リスクよりも利益が勝る』と厚労省はずっと言ってきた。じゃあ、その『利益』とは何なのか」レプリコンワクチンの接種が迫る中、私たち日本人がなすべきことは?~9.7「一般社団法人ワクチン問題研究会」設立に関する記者会見 ―内容:会の設立とその経緯 2023.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518359

 以下、12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第627号の目次)
◆かつて京大の薬剤疫学講座を立ち上げた福島氏、新型コロナワクチンについて歯がゆい思いを吐露!「医者は、自分が投与した薬に責任があるんですよ」
◆もともと、薬は毒。今の西洋医学が作り出した薬にはリスキーなものがたくさんある。きちんと警告しないと薬害は頻発する!

(第628号の目次)
◆インフォームド・コンセントがなかった時代、新しい抗がん剤を1人の患者さんに次々と試していた医療現場。「これ、人体実験だよねって…」
◆国家を定義するのは「国民、国土、主権」の3つ。国民の健康は安全保障の最たるもの。それを守れないで国家と言えるのか?
◆「日本では世界に通用しない抗がん剤が年間800億円も使われている」と告発し、医師会が反対したインフォームド・コンセントの法制化を国に進言!
◆「黙っていたら、世の中が良くなるわけがない」。歴代の厚労大臣に建白書を提出、筋道を立てて物申してきた福島氏の足跡

(第629号の目次)
◆国をあげての新型コロナワクチンの奨励は「利益がリスクに勝る」から!? 拙速なワクチン接種開始を見て、すぐに「これは重大なことが起こる」と確信!
◆新しい医薬品の開発をする以上、そのリスクについては責任を持って明らかにしておかないといけない!
◆未熟な医者は次々と投薬し、副作用が起きたら、それにも薬を出す悪循環に。「薬をもらえればいいという患者もいるが、そういうもんじゃないんです」
◆生体にとって、薬というものは常に異物。副作用のない薬はない。ワクチン接種後の体調不良を「気のせいでしょう」と言う医者は不届きだ!
◆物事をあるがままに見るのは難しい。人は「こうあってほしい」と願うから「薬は良いもの、ワクチンは病気予防に必要」と刷り込まれてしまう

 『岩上安身のIWJ特報!』は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!

 まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。

 『岩上安身のIWJ特報!』は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、2022年ついに1位を獲得しました。

※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビューの動画は、以下のURLから御覧ください。
※「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機~岩上安身によるインタビュー第1133回 ゲスト 京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏 2023.12.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519765

■【急募! 事務班スタッフ】事務班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。ジャーナリズムに関する専門知識はいりません。PC操作ができること、きちょうめんな事務職の資質と、対外連絡などの必要最低限のコミュニケーション能力があれば大丈夫です! 取材のためのアポ取りや、IWJの活動予定を組み立てる役割を担っています。欠員につき、急募します!

 ご応募の資格は、できれば、真面目で、かつ明るく協調性のある方。交通費支給、研修期間中(最長で3ヶ月、通常1ヶ月程度)のみ1200円で、研修が終わり次第、時給は1300円から、仕事の習熟に伴って昇給していきます。

 水・木・金の3日間をカバーしているスタッフがいますので、週5日のフルタイムではなく、土曜日は休み、日・月・火の3日間だけでもかまいません。また、弊社はラッシュアワーを避けられる比較的フレックスタイム制であること、仕事に習熟すれば、在宅勤務も可能であること、兼業も相談に応じます。

 入職ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1ZLMg8HB3cGkq_SEnIdjNxknhfMnE7LGcII-P_HCUih4

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240106

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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