日刊IWJガイド・非会員版「NHK『日曜討論』で共産・田村智子氏が政府のコロナ対応、経済対策の不備を次々指摘 れいわ・大石晃子氏は『維新バスター』ぶりを発揮!!」2021.12.13号~No.3378号


┏━━【目次】━━━━━━━━
■はじめに〜NHK『日曜討論』で共産・田村智子氏が政府のコロナ対応、経済対策の不備を次々に指摘! 発熱外来への支援打ち切りに「何のための時間稼ぎ(水際対策)か!?」18歳以下への現金・クーポン支給論議には「『コロナでお困りの方への給付金』はどこへ行った!? 岸田総理は選挙公約に違反するつもりなのか!?」一方「維新バスター」れいわ・大石晃子氏は大阪府のコロナ失政を次々に明らかに!

■岩上安身より、皆さまへ緊急のお願いです!! 12月10日までのご寄付・カンパは月間目標額の10%にとどまっています!! 11月末までの累積の赤字は約628万円に! どうか緊急のご支援をよろしくお願いします!!

■【中継番組表】

■米物価指数が前年比6.8%上昇! 記録的インフレで低所得者層に打撃!! 「インフレは改善する前に悪化する」FRBは量的緩和縮小(テーパリング)を前倒しの公算、早期の利上げも!! 日本への波及はどうなる!?

■「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作氏が12日間の国際宇宙ステーション滞在中! 2021年は商業ベースでの宇宙旅行元年、ヴァージンのブランソン氏、アマゾンのベゾス氏らが自社宇宙船で宇宙旅行へ! イーロン・マスク氏の「スペースX」社は民間人だけの3日間地球周回旅行に成功! 巨額費用の宇宙開発が「官から民へ」! マスク氏は将来的に「火星の植民地化」と人類を「多惑星種」にすると宣言!

■<IWJ取材報告>IWJの質問に小西洋之議員は「国政に関わった経験ある人の組織的行為」、杉尾秀哉議員は「国会で自民党との関係取り上げる可能性」!~12.10 ツイッター「Dappi」アカウントによる書き込みに対する損害賠償訴訟についての緊急記者会見

■<新記事紹介>スクープ! 改憲勢力がこぞって不透明な「錬金術」! 日本維新の会は政党助成金を「基金」計上し自由に使用! 鈴木宗男議員は1400万円以上ため込み! 自民党もなんと総裁の岸田文雄総理のため込み2600万以上! IWJは総務省直撃! 鈴木議員と維新本部にも質問状!
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■はじめに〜NHK『日曜討論』で共産・田村智子氏が政府のコロナ対応、経済対策の不備を次々に指摘! 発熱外来への支援打ち切りに「何のための時間稼ぎ(水際対策)か!?」18歳以下への現金・クーポン支給論議には「『コロナでお困りの方への給付金』はどこへ行った!? 岸田総理は選挙公約に違反するつもりなのか!?」一方「維新バスター」れいわ・大石晃子氏は大阪府のコロナ失政を次々に明らかに!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日12日に放送されたNHK『日曜討論』で、共産党の田村智子参議院議員が、重要な問題をいくつも指摘しました。また、「維新バスター」のれいわ新選組・大石晃子衆議院議員は、維新の大阪府政・市政のおかしさを指摘し、気を吐きました。

 この日のテーマは「与野党に問う オミクロン株は?くらしは?」で、新型コロナ対応と経済対策について、自民党・西村康稔氏、立憲民主党・長妻昭氏、公明党・伊藤渉氏、日本維新の会・足立康史氏、国民民主党・足立信也氏、日本共産党・田村智子氏、れいわ新選組・大石晃子氏が出演しました。

 与野党の各出席者が、オミクロン株の水際対策が重要だ、水際対策は国内の医療体制構築までの「時間稼ぎ」だという議論を行う中、まず共産党の田村氏が「有症状の方が病院に行って検査を受ける、発熱外来のための補助金も昨年度で終わってしまった。そのかわりの診療報酬の加算も9月で終了してしまった」と指摘し、「現在、医療機関が院内感染を防ぐための支援がない状態だ」として「何のための時間稼ぎか。地域医療全体の体制を整えることが必要だ」と、岸田政権の「穴」を批判しました。

 これに続けて、れいわ・大石氏は次のように主張しました。

 「先ほどから各党の方がおっしゃっているように、水際対策は時間稼ぎに過ぎないんですよね? なので田村さんがおっしゃったような、市中感染をどうやって国内で防いでいくのか、そこに注力するべきだと思います。

 政府がやるべきことは、保健所の職員を増やすことと、人が休みやすいような体制、すなわちステイホームの給付金とか、休業などへのお金の手当てを徹底するとか、雇用を安定させていくとか、そういったことが必要になります。

 特に保健所なんですけど、疫学調査ができる職員を大幅に増やさないといけないんです。市中感染を抑えるためには封じ込めとか追跡調査ができるための職員を増やさないといけない。増やさないといけないのに、ずっとできていない。

 大阪に至っては、保健所職員が過労死レベルの残業が1年単位で続いていまして、12月3日には職員の組合が労働局に訴えるというニュースが出される事態になっています。

 なのに、吉村知事が(在阪のマスメディアに)持ち上げられているのは、異常だと思うんですね。この大阪は、人口あたりのコロナ死者数がワーストワンになっています。なので、岸田政権は今こそ、この大阪の検証、各地の失敗事例の検証をして第6波にのぞんでいただきたいと思います」。

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■岩上安身より、皆さまへ緊急のお願いです!! 12月10日までのご寄付・カンパは月間目標額の10%にとどまっています!! 11月末までの累積の赤字は約628万円に! どうか緊急のご支援をよろしくお願いします!!

 いつもIWJへのご支援、ありがとうございます。

 12月も上旬、3分の1が過ぎました。12月10日までのご寄付・カンパは、45件、43万8400円です。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 IWJでは、第12期の年間の予算の見通しを立て、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円(年間5040万円)とさせていただきました。

 12月10日までのご寄付・カンパの金額は、月間の目標額の10%にとどまっています。

 12月に入り、IWJの今期第12期も5ヶ月目に入りました。

 今期第12期は8月から始まり、11月で4ヶ月目を終えました。しかしながら、8月は月間目標額を87万900円下回り、9月は185万2600円下回り、10月は153万290円下回り、11月は202万5900円下回りました。

 4ヶ月間の累計の不足分は627万9690円となってしまいました。

 このペースで進んでいくと、IWJは壊滅的な打撃を受けてしまい、今期の途中で活動を極端に縮小するか、停止せざるをえなくなるかもしれません!

 すでにお伝えしている通り、私、岩上安身は、キャッシュフローが足りなかったIWJに対して1093万円を貸し込んでいます。私は富裕層でもなんでもなく、40年間働いてきて乏しい貯えがわずかにあるだけのもともとは一介のフリーランス、自営業者に過ぎません。

 個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、前期の第11期の途中から無報酬で働いてもおりましたが、8月から始まった第12期も、1年間にもわたって、無報酬で働き続けています。

 これ以上は、私、岩上安身個人の力だけではいかんともしがたい苦しい状況です。私1人の力や、無報酬のため細る一方の私の貯えでは、627万9690円もの不足分を穴埋めすることはできません!

 どうか会員の皆さまのお力で、IWJをお支えください!

 IWJの会員数は現在3429人です。そのうちサポート会員は1196人です。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1200円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが1人3500円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます。

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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 コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています! IWJも例外ではありません!

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまに、会員登録のお願いとご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です!

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であるとています。

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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◆中継番組表◆

**2021.12.13 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch7】14:00~「ケア労働者の大幅賃上げを求める現場労働者による記者会見 医療・介護・福祉・保育・幼稚園・学童・保健所で働くすべての労働者の『月4万円以上、時間給250円以上の賃上げを』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 「国民春闘共闘委員会」、「全国労働組合総連合」主催の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた労働問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%95%8f%e9%a1%8c
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【IWJ・Ch4】14:00~「第11回核ごみに関する政府との会合」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 「核ゴミ問題研究会」、「福島みずほ事務所」主催の「第11回核ごみに関する政府との会合」を中継します。これまでIWJが報じてきた福島原発事故関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%a6%8f%e5%b3%b6%e5%8e%9f%e7%99%ba%e4%ba%8b%e6%95%85

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◆中継番組表2◆

**2021.12.14 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 1038・IWJ_YouTube Live】19:00~「戦場は日本列島!緊迫化する北朝鮮情勢、安倍政権に核ミサイル着弾の『覚悟』はあるか~岩上安身によるインタビュー 第749回 ゲスト 元内閣官房副長官補・柳澤協二氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2017年5月に収録した、岩上安身によるインタビュー 第749回 ゲスト 元内閣官房副長官補・柳澤協二氏を再配信します。これまでIWJが報じてきた柳澤協二氏の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9F%B3%E6%BE%A4%E5%8D%94%E4%BA%8C

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/377549

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

IWJの質問に小西洋之議員は「国政に関わった経験ある人の組織的行為」、杉尾秀哉議員は「国会で自民党との関係取り上げる可能性」!~12.10 ツイッター「Dappi」アカウントによる書き込みに対する損害賠償訴訟についての緊急記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500065

新自由主義時代の寵児、「村上ファンド」の村上世彰氏が、維新に合計2900万円の巨額献金! そのうち150万円は政治資金法違反の疑いがあると上脇博之・神戸学院大学法学部教授らが大阪地検に告発状を提出!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500055

スクープ! 改憲勢力がこぞって不透明な「錬金術」! 日本維新の会は政党助成金を「基金」計上し自由に使用! 鈴木宗男議員は1400万円以上ため込み! 自民党もなんと総裁の岸田文雄総理のため込み2600万以上! IWJは総務省直撃! 鈴木議員と維新本部にも質問状!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500135

日本大学理事長・加藤直人氏「日本大学は田中前理事長と永久に決別し、その影響力を排除いたします」!!~日本大学 記者会見 「今般の不祥事に伴う本学の対応と今後について」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500076

「(自由民主党新潟)県連としては一切関わらない」と言われた ~12/1 自由民主党 泉田裕彦衆議院議員 記者会見 ―内容:衆院選で裏金要求された件について
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500039

◆昨日テキストアップした記事はこちら◆

新規感染者数が落ち着いてきた東京都は医療体制と感染状況の評価がレベル1! しかし、欧米では感染が再拡大! 同じ状況が今後、日本を襲う? ブースター接種は必要か? 医療ガバナンス研究所・上昌広医師にうかがいました!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500115

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■米物価指数が前年比6.8%上昇! 記録的インフレで低所得者層に打撃!! 「インフレは改善する前に悪化する」FRBは量的緩和縮小を前倒しの公算、早期の利上げも!!

 米労働省は12月10日、11月の消費者物価指数が前年同月比で6.8%上昇したと発表しました。消費者物価指数の伸び率は、1982年6月以来となる39年ぶりのの高水準で、記録的なインフレです。

 項目別では食品が6.1%、ホテルなどの宿泊施設が25.5%、ガソリンは58.1%、中古車は31.4%上昇しています。

※The all items index rose 6.8 percent for the 12 months
ending November, the largest 12-month increase since the period ending June 1982.(Department of Labor Logo United States Department of Labor
U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS、2021年12月10日)
https://www.bls.gov/news.release/cpi.nr0.htm

 この物価上昇について10日付けロイターは、「このインフレはパンデミック(世界的大流行)や経済再開という特異性によって説明しづらい。インフレは税金であり、ガソリンや食品はその中でも最も逆進性の高いものだ。低所得者層は不釣り合いな支出をしている」とのエコノミストのコメントを報じています。

 その一方でこのロイター記事は「原油価格のこのところの下落を踏まえると、ガソリン価格はすでにピークを付けた可能性がある」「バイデン大統領は声明で『われわれは商品価格の上昇につながっているパンデミックに起因したサプライチェーン(供給網)の問題に関して前進しており、今後数週間でさらに進展すると期待している』と語った」と報じています。

 しかし同じ記事内で複数の別のエコノミストたちは「供給不足は来年まで続く可能性が高く、サービス業の価格も上昇傾向にあるため、インフレは改善する前に悪化する」「コアインフレ率の上昇傾向が続けば、最近物価安定の責務をより重視するようになったFRBにとってタカ派的なリスクが生じ、最初の利上げ時期が早まる可能性が高まることを示唆する」「循環的な物価上昇圧力が大きく高まっていることを示す証拠が増えていることが、FRBにとって最大の問題になっている。総合インフレ率はピークに達したと考えているが、来年の上半期にかけて緩やかにしか低下しないだろう。コアインフレ率については、循環的な物価上昇圧力の高まりにより、長期間にわたりFRBの目標を上回り続ける」などのコメントを寄せています。

※米CPI、11月は前年比6.8%上昇 39年ぶりの高い伸び(ロイター、2021年12月10日)
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-inflation-idJPKBN2IP1B6

 10日付け日本経済新聞は、FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長は「14~15日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では1カ月前に始めたばかりの量的緩和縮小のペースを速める見込みだ。2022年6月と想定していた終了時期を同3月に前倒しする公算が大きく、その後の利上げに動く余地を広げることをめざす」と報じています。

※米消費者物価11月6.8%上昇 39年ぶり水準(日本経済新聞、2021年12月10日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10CMM0Q1A211C2000000/?unlock=1

 米国での急激なインフレが日本に波及する可能性がないのでしょうか、円安が進行し、円での購買力が落ちている中、米国からの輸入品は高くつき、一部の物価を押し上げていく要因となるのではないでしょうか。警戒が必要です。

■「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作氏が12日間の国際宇宙ステーション滞在中! 2021年は商業ベースでの宇宙旅行元年、ヴァージンのブランソン氏、アマゾンのベゾス氏らが自社宇宙船で宇宙旅行へ! イーロン・マスク氏の「スペースX」社は民間人だけの3日間地球周回旅行に成功! 巨額費用の宇宙開発が「官から民へ」!

 ファッション通販サイト大手「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作氏を乗せたロケットが、日本時間12月8日夜、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、前澤氏の12日間のISS滞在が始まりました。

 民間人としては、日本人初の国際宇宙ステーション滞在になります。前澤氏は「宇宙って実際どうなの?」を民間人の目線で伝えたいと述べていました。

 12月8日日午後4時38分、前澤氏が搭乗したロシアの宇宙船「ソユーズ」がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。バイコヌール宇宙基地は、ソビエト連邦時代の1950年代に建設された巨大宇宙基地です。

※前澤友作さん宇宙へ 民間人で初めて国際宇宙ステーションでの滞在始まる(TBSニュース、2021年12月9日)
https://www.youtube.com/watch?v=wMcR348mV8E

※前澤友作氏が搭乗するソユーズ宇宙船はこう打ち上げられる バイコヌールの歴史とは(朝日新聞GLOBE、2021年12月8日)
https://globe.asahi.com/article/14497963

 前澤氏は、ツイッターでISSからの景色を投稿しています。

 「ISSの窓からタイムラプスしてみました。ちょうど地球一周分です。美しい」

※前澤友作氏のツイート(2021年12月12日)
https://twitter.com/yousuck2020/status/1469819472261390353

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■<IWJ取材報告>IWJの質問に小西洋之議員は「国政に関わった経験ある人の組織的行為」、杉尾秀哉議員は「国会で自民党との関係において取り上げる可能性」!~12.10 ツイッター「Dappi」アカウントによる書き込みに対する損害賠償訴訟についての緊急記者会見

 12月10日午後4時半より、東京都千代田区の衆議院第2議員会館にて、「ツイッター『Dappi』アカウントによる書き込みに対する損害賠償訴訟についての緊急記者会見 ―登壇:立憲民主党 小西洋之参議院議員、杉尾秀哉参議院議員、訴訟代理人・竹内彰志弁護士ほか」が行われ、IWJが生中継しました。

 同日、「Dappi」アカウントによる虚偽投稿で名誉を損害されたとして、小西議員と杉尾議員が東京都内のウェブコンサルティング会社「ワンズクエスト」社に、880万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁で行われました。

 会見での訴訟代理人の金子春奈弁護士の説明によれば、今回の訴訟内容は、2020年10月25日に「Dappi」アカウントが、森友問題で公文書改竄を強いられた後に自死した元近畿財務局職員の赤木俊夫氏を想定して、「近財職員は、杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊るしあげた翌日に自殺」との虚偽のツイートを行い、両議員の名誉を棄損したとするものです。

 また、訴訟代理人徳勝丈弁護士は、同アカウントの投稿は、平日の9時から22時に集中し、1日平均6件に上ること、動画編集や文字起こし等の作業を伴うこと、そしてIPアドレスの契約者がワンズクエスト社という法人であることから、このアカウントが、「業務として組織的に事実を捻じ曲げ、名誉を棄損するような投稿を行っていた」と考えられると述べました。

 ワンズクエスト社に関しては、同社社長が、自民党本部の事務総長・元宿仁(もとじゅく ひとし)氏の親戚であり、一般人は使えない国会通行証所持者のみが使える国会内の銀行支店を利用していること、さらに同社の大口収入源が自民党であることなどを、しんぶん赤旗が報じていました。

※野党攻撃のツイッター「Dappi」運営企業社長、自民党本部事務総長と親戚 「赤旗」日曜版報道に大反響(しんぶん赤旗、2021年10月23日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-10-23/2021102301_03_0.html

 小西議員は、自らが「Dappi」アカウントによる名誉棄損を本件以外に何回も受けていると述べ、一例として、2019年の千葉県の台風15号で、小西議員が自衛隊の災害派遣を要請した際の、「Dappi」による「自衛隊の災害派遣の仕組みが理解出来ずに批判を繰り返す小西」との虚偽投稿をあげました。小西議員は、こうした野党議員の発言を捻じ曲げ、名誉を傷つける行為は、民主主義をゆがめるとして、「訴訟の大目的は日本の民主主義を守る」ことだと訴えました。

 この「Dappi」アカウントの問題に関しては、岩上安身が小西議員に、2021年11月8日に詳しくインタビューを行っています。こちらもあわせて御覧ください。

※大手メディアがDappi問題を無視! 偏向報道の下で行われた衆院選で改憲勢力が3分の2超の議席を確保! 岩上安身によるインタビュー第1059回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.11.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/499109

 杉尾議員は、これまで「Dappi」以外のアカウントも含めて被害を被ったが、特に今回の投稿は、「赤木氏を自死に追い込む原因を作ったというまったく事実に反する投稿で、5000件余りのリツイートをされ、1万件以上の『いいね』があり、拡散された事実は看過できない」と糾弾。さらに「政治の中で、情報工作だった可能性」も指摘しました。

 質疑応答で、IWJ記者は以下のように質問しました。

 「『Dappi』アカウントの投稿で、背後に政党がからんで情報操作を行った可能性を、どのように考えるか? また今回の裁判でDappiの背後関係のすべてが明らかになるとはいえないだろうが、悪質であった場合、さらに刑事告訴や国会での追及をするお考えになっておられるでしょうか?」。

 これに対して、代理人の竹内彰志弁護士は、「(裁判の中で)組織的なフェイクニュースの拡散だという認定がなされていくのであれば、その中でどういった意図であったか等について明らかにしていただきたい」と回答しました。

 杉尾議員は次のように答えました。

 「刑事告訴等は弁護士に任せるが、国会でも、ワンズクエストの主な取引先が自民党であったことを取り上げる可能性は否定できない。ただ関係性はまだまったくわからないし、Dappiアカウントの所有者と、実際の投稿者の関係も、裁判で明らかにすべきことだから、これ以上現時点で申し上げるのは差し控えたい」

 小西議員は、次のように回答しました。

 「代理人弁護士が言ったように、これは完全に組織的な行為だと思っている。先ほど私の(台風15号の際の国会での)質疑の内容を改変されていると言ったが、これは普通の人ができる作業ではない。何らかの形で国政に関わったことのある人が、いったん野党議員の質疑内容を理解したうえで、意図的にその内容とまったく違うものを作って、名誉棄損をしている」「今もDappiアカウントは生きているので、もしその違法行為を支えていた存在があるなら、今もこうしたものを放置しているのは、社会に対して非常に重い責任がある」。

 IWJ記者は、重ねて以下の質問をしました。

 「悪質で不当なネット投稿によって、傷ついた被害者の名誉回復や損害の回復のための労苦と比べて、故意の、悪質なデマ投稿を行う者への罰則が軽過ぎるとの声もあります。立法府で法的な規制や、悪質投稿への罰則強化の法改正や新たな立法が必要であるとお考えでしょうか?」

 竹内弁護士は、「(投稿者特定のための情報開示請求等の)手続き上は、プロバイダー責任制限法は法改正をしていただいたので、複雑な手続きに関しては一定の簡素化が図られる。来年の施行を計画している」と答えました。

 小西議員は、以下のように回答しました。

 「ネット上の名誉棄損で苦しんでいる人が世界中にいる一方で、メディアはSNS等の場で利益を得ている。そのメディアの側が、明らかな犯罪行為が行われている場合は、メディアの責任で、そうした投稿を速やかに削除するといったことは、もう少し制度として行われていいのではないか」

 「ただし、外部の専門家が、どういう場合に削除するという、透明性、第三者性、合理性のあるルールを定めて、被害を救済し、犯罪行為を止めることをもっとしてしかるべきだ」。

 さらに小西議員は、「私は、ツイッター上で殺害行為『殺してやる』と言われたことがある」と述べ、「そうした刑法犯罪に触れることは警視庁に通報して捜査され、100%検察に送検されている」と語りました。そのうえで、「『殺してやる』といった投稿をSNS上でさらしておくこと自体が社会にとって悪影響があると考え、ツイッター社に削除を要請したが、きわめて対応が鈍かった」と問題視しました。

 杉尾議員は次のように答えました。

 「プロバイダー責任制限法の改正後の推移を見たい。言論表現の自由との比較考量の中で、まずプロバイダーがこれまで以上にアクションを起こしてほしい。それでも改善が見られない場合は何らかの罰則の強化が考えられるが、一足飛びではないだろう」「立法府に身を置く者としては、実際に自分たちが体験をしたことは裁判中で重要になってくるだろうが、それは最終的には国会の中で、委員会での質疑や法律の改正という形にもっていかなければならないと責任として感じている」。

 この記者会見の内容について詳しくは、以下の全編動画を御覧ください。

※IWJの質問に小西洋之議員は「国政に関わった経験ある人の組織的行為」、杉尾秀哉議員は「国会で自民党との関係取り上げる可能性」!~12.10 ツイッター「Dappi」アカウントによる書き込みに対する損害賠償訴訟についての緊急記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500065

■<新記事紹介>スクープ! 改憲勢力がこぞって不透明な「錬金術」! 日本維新の会は政党助成金を「基金」計上し自由に使用! 鈴木宗男議員は1400万円以上ため込み! 自民党もなんと総裁の岸田文雄総理のため込み2600万以上! IWJは総務省直撃! 鈴木議員と維新本部にも質問状!

 2021年11月21日、日本共産党の志位和夫委員長が、日本維新の会議員による政党助成金の「ためこみ」を、ツイッターで暴露しました。

※日本共産党・志位和夫委員長のツイート(2021年11月21日、10:57分)
https://twitter.com/shiikazuo/status/1462238621054824450

 たとえば日本維新の会の鈴木宗男参議院議員の支部は、2020年分の政党助成金1300万円以上を「党勢拡大の為」という曖昧な使用目的で基金としてため込み、自由に使える状態にしています。

 IWJが直撃取材した総務省政党助成室は、「党勢拡大のため」に本当に使われたかは「検証できない」と明言しました。この仕組みは、まさに国民の血税から捻出されている政党助成金を政党支部が自由に使えるお金に変える「錬金術」です。

 鈴木宗男議員は北海道総支部を含めると計1400万円以上、維新の他の議員も1000万円以上の「ため込み」が判明していることから、IWJでは鈴木議員と維新本部へ質問状を送付しました。

 さらに自民党の議員、しかも岸田文雄総理がこの「錬金術」によって2600万円以上を、安倍晋三元総理が2000万円以上を、そして麻生太郎副総裁が1900万円以上をため込んでいるのも分かっています。そろいもそろって改憲に熱心な政治家であり、ため込んだ金の「使用目的」はすべて「党勢拡大」です。この「錬金術」の根本原因である「政党助成法」を、見直しするべき時期ではないのでしょうか?

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、木原匡康、六反田千恵、城石裕幸、中村尚貴)

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