日刊IWJガイド・非会員版「バイデン米大統領が習近平中国国家主席と就任後初の電話会談! ホワイトハウス高官はバイデン政権の中国政策について『中国との激しい戦略的競争』にメリットを見出したと声明! 」2021.02.12号~No.3074号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~バイデン米大統領が習近平中国国家主席と就任後初の電話会談! ホワイトハウス高官はバイデン政権の中国政策について「我々はトランプ政権が過去4年間に行ったことを見て、中国との激しい戦略的競争という基本的な命題にメリットを見出した」と記者にブリーフィング! トランプ政権を継承して対中政策を激化させるとの宣言!!
■【中継番組表】
■ワクチンの4つの懸念! 変異株に対するワクチン効果の臨床データがないため、ワクチンが本当に変異株に効くかどうかまだわからない! ファイザーのワクチンを高齢者に接種したノルウェーで23人もの死者を出している! 英国変異株は日本において実効再生産数を0.5上昇させる! ワクチンが感染力を持った無症状感染者を抑制できるかどうか不明!
■ PCR検査拡充の新しい試み!! 観戦入場者全員に、結果がその場で判明する(20分後)PCR検査で「陰性」のみ入場可能と収益を医療従事者への支援にあてるチャリティーボクシングイベントが開催! 五輪を強行するなら政府は見習ったらどうか!?
■れいわ新撰組代表山本太郎氏が、河井案里氏による参院広島選挙区再選で独自候補者擁立を表明! 野党共闘も可だが、山本氏自身の出馬も否定せず! コロナで200兆円の財政出動が最大の政策!
■<本日の再配信>日本社会に根深く染み込んでいる女性蔑視問題! 第5回国際人権入門講座2019「国際人権条約から見た女性差別問題」で、青山学院大学法学部教授、申惠ぼん(シン・ヘボン)氏が女性の差別や人権問題について詳しく解説!
■<新記事紹介 1>決め手はIOCの「手のひら返し」か、スポンサー企業の相次ぐ批判表明か!? 東京五輪パラ組織委・森喜朗会長が辞任表明の意向! 自民党清和会が仕切る金まみれ五輪に自浄能力はあるのか!?
■<新記事紹介 2>体罰擁護に対韓右派歴史認識! 差別発言で辞任意向速報が流れる東京五輪・パラ組織委森喜朗会長の後任に名前があがったのは、「月刊Hanadaの愛読者」で「櫻井よしこさんはまさに国士」と絶賛する川淵三郎氏!
┠<本日の新着IWJ・note記事>
■【新着! 1】菅内閣がワクチン大臣に河野規制改革相! 「全量検査やらない」と断言の菅総理は、安全性疑問のワクチンだけで五輪強行のつもりか!? 他方で感染経路不明の英国変異株を確認!! 市中感染拡大か!? しかも変異株にはワクチンが効かない可能性も!?
■【新着! 2】対コロナ戦争における世界で一番の戦勝国、中国! 新型コロナウイルスの感染が始まった場所であるにも関わらず、命も経済も守り切った中国に垣間見る「ポスト・コロナ」の世界! 中国通エコノミスト・田代秀敏氏による解説を特別公開!
■【新着! 3】沖縄県知事選で公明党の遠山清彦議員(当時。2021年2日1日議員辞職)が玉城デニー氏を攻撃するデマを拡散! 遠山議員こそが「ゆくさー(うそつき)」だ! 2018.9.24
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■はじめに~バイデン米大統領が習近平中国国家主席と就任後初の電話会談! ホワイトハウス高官はバイデン政権の中国政策について「我々はトランプ政権が過去4年間に行ったことを見て、中国との激しい戦略的競争という基本的な命題にメリットを見出した」と記者にブリーフィング! トランプ政権を継承して対中政策を激化させるとの宣言!!


 バイデン米大統領が、就任後初めてとなる中国の習近平国家主席との電話会談を、米国東部時間の2月10日に行いました。

※米中首脳が初の電話会談 バイデン大統領は中国側に懸念表明(NHK、2021年2月11日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210211/k10012860971000.html

 バイデン大統領は就任後、ロシアのプーチン大統領も含めて、すでに十数人の国家元首と電話会談を行なう一方、もうひとつの超大国である中国首脳との会談には、3週間もの時間を置きました。

 バイデン政権発足直後から、連日のように、バイデン政権のサキ報道官は「ここ数年、中国は国内でより権威主義的になり、国外ではより自己主張を強めている」、ブリンケン国務省官はウイグル問題を「ジェノサイド」だと批判、サリバン大統領補佐官はウイグル族迫害や香港問題、台湾への圧力を列挙し「対価を払わせる準備をしている」などと中国を強く批判してきました。

 バイデン大統領自身も「中国は最も重大な競争相手」とし、「人権や知的財産権、グローバル・ガバナンスに対する中国の攻撃に反撃していく」と2月4日の外交演説で述べています。これだけの強い言葉を、習近平国家主席と直接連絡を取り合う前に、米国側は発してきました。

 一方、日本時間11日、中国外交部はホームページに「習近平同志がバイデン米大統領と電話で会談」の内容を発表しています。

 中国外交部は、両者の電話会談について以下のように伝えています。

 「二人の元首(バイデン大統領と習近平国家主席)は、中国の旧正月にお互いに挨拶し、二国間関係と主要な国際的および地域的問題について詳細な意見を交換した」

 「バイデン氏は、中国の人民に、旧正月の幸せと反映と発展を願い、習近平はバイデン氏が正式に大統領となったことを祝福し、丑年の吉祥と、中国と米国の人民の幸せな新春を祝った」

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◆中継番組表◆

**2021.2.12 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】 9:10メド~ 「橋本聖子 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 橋本聖子 東京オリンピック・パラリンピック大臣の定例記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた橋本聖子氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%A9%8B%E6%9C%AC%E8%81%96%E5%AD%90
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【タイムリー再配信 860・IWJ_YouTube Live】20:00~「セクハラ罪は存在しないと閣議決定!先進国で差別を禁じる法律を持っていないのは日本だけ!? 申惠ぼん(シン・ヘボン)氏(※)が国際人権条約からみた女性差別について解説 ~7.26国際人権入門講座2019」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2019年7月に収録した「国際人権活動日本委員会」主催の「第5回国際人権入門講座2019」を再配信します。これまでIWJが報じてきた女性の人権関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%81%ae%e4%ba%ba%e6%a8%a9

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454247

(※)「申惠ぼん」氏の漢字表記は機種依存文字にあたり、日刊IWJガイドをメールで送信できなくなりますため、本ガイドでは「ぼん」と表記させていただいております。なにとぞご了承ください。

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◆中継番組表◆

**2021.2.13 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh2・福島】10:00~「2021年 福島県立医科大学『県民健康調査』国際シンポジウム ―内容:県民健康調査の10年とこれから~福島のレジリエンス(回復力)に寄り添うために~」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach2

 「福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた放射線被曝関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E8%A2%AB%E6%9B%9D
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【タイムリー再配信 861・IWJ_YouTube Live】18:00~「痴漢の被害責任は女性にある!? 広告からわかる日本の性差別~7.31アムネスティ・インターナショナル 第2回ボランティア・カフェ『女性の権利 ―― 差別に直面している女性たち』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2019年7月に収録した「アムネスティ・インターナショナル日本」主催のトークを再配信します。これまでIWJが報じてきたジェンダー関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454659
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【タイムリー再配信 862・IWJ_YouTube Live】20:00~「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 米国は開戦の口実に嘘の発表ばかりしてきた!? ~岩上安身によるインタビュー 第948回 ゲスト 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏(前半)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2019年6月に収録した岩上安身による田岡俊次氏のインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた田岡俊次氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%94%b0%e5%b2%a1%e4%bf%8a%e6%ac%a1
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451041

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

菅内閣がワクチン大臣に河野規制改革相! 「全量検査やらない」と断言の菅総理は、安全性疑問のワクチンだけで五輪強行のつもりか!? 他方で感染経路不明の英国変異株を確認!! 市中感染拡大か!? しかも変異株はワクチン効かない可能性も!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488629

「菅内閣の支持率は『危険水域』だが、その分、野党の支持率が上がっている訳ではない!!」~2.10九条の会東京連絡会2月懇談会 ―内容: 安倍・菅政権を葬り去るために―講演:高田健氏(総がかり行動実行委員会共同代表)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488592

◆昨日再アップした記事はこちらです◆

(再掲載)逆らう者はなで斬り!戦国時代でも飛び抜けて残酷だった信長と秀吉は自身を神格化していた!!秀吉が失敗した朝鮮侵略の再現が明治日本の薩長藩閥による韓国併合!? 岩上安身によるインタビュー第916回ゲスト前高文研代表 梅田正己氏(第五弾)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/435188

(再掲載)「加計ありき」を示す新たな文書が明らかに!国家戦略特区の「真っ暗闇ルール」に隠された真実に迫る!~5.18 岩上安身によるインタビュー 第868回 ゲスト 日本共産党・田村智子参議院議員
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421634

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■ワクチンの4つの懸念! 変異株に対するワクチン効果の臨床データがないため、ワクチンが本当に変異株に効くかどうかまだわからない! ファイザーのワクチンを高齢者に接種したノルウェーで、23もの死者を出している! 英国変異株は日本において実効再生産数を0.5上昇させる! ワクチンが感染力を持った無症状感染者を抑制できるかどうか不明!

 河野太郎ワクチン担当大臣は、2月10日、自身のブログ『こまめの歯ぎしり』の中で、2月中旬からファイザー社のワクチン接種を開始すると述べています。

※こまめの歯ぎしり(2021年2月10日)
https://www.taro.org/2021/02/%ef%bd%8d%ef%bd%92%ef%bd%8e%ef%bd%81%e3%83%af%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%b3.php

 ワクチン接種のスケジュールとしては、初めに、2月中旬から「先行接種者健康状況調査」という形式で、1、2万人の医療従事者を対象に、接種後1か月に起こる副反応の症状に関する調査を行うとしています。

 この先行調査で判明した接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛などの副反応の頻度などの情報を広く提供するとしています。

 4月頃から高齢者への接種が始まる予定と河野大臣は述べていますが、本当に接種を開始してしまってよいのでしょうか?

 CNN healthは1月19日、ノルウェーでビオンテック/ファイザー社のワクチンを接種した高齢者23名が死亡したと報道しています。これらの高齢者について、死亡原因を調査しているノルウェーの医師らは、ワクチンが「致命的な影響を与えた可能性がある」と話しています。

※Norway reviewing deaths of frail and elderly patients vaccinated against Covid-19(CNN health、2021年1月19日)
https://edition.cnn.com/2021/01/18/health/covid-vaccine-pfizer-deaths-norway-intl/index.html

 繰り返しお伝えしているように、ワクチンに関しては、変異株が、一つの懸念材料となっています。

 英国変異株・南アフリカ変異株・ブラジル変異株と現在、3種類の変異株が日本国内で確認されています。特にワクチンの有効性が懸念されているのが、南アフリカ変異株です。

 日刊IWJガイド2月5日号でもお伝えしましたが、南アフリカ変異株は、「E484K変異」というウイルスの表面にあるスパイクと呼ばれる突起で起こる変異を特徴としています。この「E484K変異」は、南アフリカの変異株とブラジルの変異株、さらに、英国の変異株がさらに変異した新たな変異株で確認されており、現在、ワクチンの有効性に影響を与えると考えられているます。

※英国の変異株がさらに変異した新しい変異株が確認されたと、英国保健省が発表! 南アフリカの変異株とブラジルの変異株に共通する「E484K変異」が11件、独自に出現! 「E484K変異」はスパイクタンパク質に起こる変異で、感染力やワクチンの有効性に影響を与える可能性が大! 感染が拡大し、ウイルス複製のスピードが加速すれば、日本でも変異株が独自に出現する可能性も!? 従来株のワクチン頼み一点張りの政府は感染症対策の基本に立ち戻り、徹底した検査、隔離、治療を!(日刊IWJガイド、2021年2月5日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48255#idx-3

 この「E484K変異」に関して、ワクチンの有効性はどうなのでしょうか。

 日刊IWJガイド2月9日号でもお伝えしたように、アストラゼネカ社のワクチンの南アフリカ変異株への有効性について、南アフリカ政府が公式に効き目がないと判断し接種を見送っています。

※続報! 南アフリカ政府がアストラゼネカ社製ワクチンの接種開始を見合わせ! 南ア変異株に対する予防効果が低いとの研究結果を受け、入手済の100万回分を接種開始直前に保留! 同社と契約済の日本政府はどうするのか!? IWJは厚労省に直撃取材!(日刊IWJガイド、2021年2月9日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48268#idx-3

 日本政府が購入を決定しているワクチンは、アストラゼネカ社(1億2000万回分)、ビオンテック/ファイザー社(1億4400万回分)、モデル社(5000万回分)の3社のワクチンです。

 「E484K変異」に対しては、アストラゼネカ社のワクチンには、大きな疑問符がついています。さらに、ビオンテック/ファイザー社は、変異株自体に対する試験結果はいまだに公表していないのです。

 昨日、厚労省のスカイプ会議で、第23回アドバイザリーボード終了後、脇田隆字感染研所長を交えて、記者ブリーフィングが行われました。このブリーフィングの席で、NHK記者の質問への答えの中で、脇田所長は 「E484K変異」について、次のように述べています。

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■PCR検査拡充の新しい試み!! 観戦入場者全員に、結果がその場で判明する(20分後)PCR検査で「陰性」のみ入場可能と収益を医療従事者への支援にあてるチャリティーボクシングイベントが開催! 五輪を強行するなら政府は見習ったらどうか!?  

 昨日2月11日、東京・代々木第一体育館で、午後4時から注目のボクシングチャリティーイベント「レジェンド」が行われました。このイベントでは、観戦入場者に対しその場でPCR検査を行い、陰性の結果が出た人のみ会場に入場できるという、新しい試みが行われました。イベント関係者はもちろん、リングに上がるボクサー、取材陣に対してもPCRを全員に行う徹底ぶりです。

 このボクシングイベントには、WBAスーパー・IBF世界バンタム級統一チャンピオン井上尚弥選手をはじめ現役のプロのボクサーから、東京五輪に出場が内定しているアマチュアの岡澤セオン選手らも出場し、プロとアマチュアの有名選手が対戦するという画期的な試みも行われました。

 イベントの主催者は、株式会社オンサイトスクリーンという会社で、今回、現物で用いられたPCR検査を実施している会社です。オンサイトスクリーンは、感染症検査に関する企画、診断、コンサルタントをはじめ医療用機器等の輸出入、販売、保守、管理などを手がける会社で、今回のイベントは、自社のプロモーション活動の一環と考えられます。

 主催者は、この大会の収益金を現在コロナ禍で日夜奮闘している医療従事者の方々への支援にあてると発表しています。

※オンサイトスクリーンHP
http://onsite-sc.co.jp/index.html

 スポーツに限らず、何らかのイベントや集会で、入場者全員に対して、その場でPCR検査を行い、即、結果を出して、「陰性」の方のみ全員会場に入場を認めるという催しは、初めての試みではないでしょうか。入場した後も、マスク着用を義務づけるだけではなく、観客席の1人分の席と席の間をアクリル板でさえぎり、感染対策を入念に行っていました。客席を一席ずつ空けて間引くというやり方とは、また違った方法です。

 またこのイベントに先立って、1月21日に行われた記者会見会場でも、参加した報道陣に対して、全員PCR検査を行ったとのことです。

 感染症対策の上では、検査を拡充することが何よりも重要であり、基本であるということは、IWJは、新型コロナウイルス発生の当初から繰り返し主張してきたことです。感染症対策の基本である「検査と隔離」のうちのPCR検査について、スポーツイベントの観戦入場者全員に対して行うという画期的なプランは特筆すべきことかと思われます。

※菅総理会見で岩上安身が「突然変異株に危機感不足!」と追及! しかし総理は「全量検査不要」と回答! 他方、尾身会長は危機感を表明し、変異株にワクチン無効の可能性にも言及、総理と温度差! 同日、変異株の日本上陸が判明、岩上の懸念は的中!! 2021.1.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/487328

 他方、菅総理は、2月2日の記者会意見後の質問に対して、広島県が広島市で大規模なPCR検査を行うことについて「全員を対象とするような大規模な検査については、かなりのコストと医療資源が必要となる一方で、検査に時間を要するほど、検査で陰性になっても、その後に感染する可能性が高くなってしまうおそれがあることに留意が必要である」などと述べ、いまだに全量検査に対し難色を示しています。

 「検査で陽性になってもその後に感染する可能性があるから、全量検査は行わない」などというならば、自民党の職員から陽性者が出た際、なぜ同党の職員全員を検査したのでしょうか。

 菅政権は、国民に対して全員検査を行わないという自身の発言と、自分の党での「全員検査」に整合性のある説明をしていただきたいものです。

 日本政府も東京五輪を何が何でも強硬開催したいのならば、このチャリティーイベントのように、選手団や関係者はもちろんですが、観客にも入場ゲートでPCR検査を義務付けるなどして、検査を徹底すべきではないでしょうか。

 一企業がこのように感染予防対策を徹底してイベントを行う努力をしているのですから、五輪を開催するかどうかにかかわらず、日本政府がPCR検査抑制の方針を解いて、国民全員に検査を行なう方向に舵を切るべきではないでしょうか。日本政府は、PCR検査の全国民検査へと一刻も早く政策を転換すべきであると思われます。

※令和3年2月2日新型コロナウイルス感染症に関する菅内閣総理大臣記者会見終了後の書面による質問と回答
https://www.kantei.go.jp/jp/pages/20210202kaiken_shomen.html

■れいわ新撰組代表山本太郎氏が、河井案里氏の有罪確定に伴う参院広島選挙区再選挙で独自候補者擁立を表明! 野党共闘も可だが、山本氏自身の出馬も否定せず! コロナで200兆円の財政出動が最大の政策!

 れいわ新撰組が、河井案里被告の辞職にともなって、4月25日に再選挙(※河井案里氏の当選無効が確定したため、補欠選挙ではなく再選挙となる)が決まった、参議院広島選挙区で、独自候補者を擁立すると発表しました。

 れいわ新撰組代表の山本太郎氏が2月11日、広島市内の駅前のビル一室にて会見を開き、IWJも取材に行きました。

 冒頭、山本氏は「今日は、スタッフも含めて全員のPCR検査をして陰性を確認して広島に来ました」と挨拶、「4月25日の再選挙にれいわから候補者を擁立する方向」であるとし、「候補をこれから公募し、もっともふさわしい人に候補として出てもらう」と述べました。

 山本氏は、この広島選挙区に独自候補を出す理由を二つあげました。要約引用します。

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■<本日の再配信>日本社会に根深く染み込んでいる女性蔑視問題!第5回国際人権入門講座2019「国際人権条約から見た女性差別問題」で、青山学院大学法学部教授、申惠ぼん(シン・ヘボン)氏が女性の差別や人権問題について詳しく解説!

 「女性蔑視発言」の森喜朗会長が、国内外の批判に晒され、ついに辞任に追い込まれました。途中、自民党二階俊博自民党幹事長からは「そんなこと」、中西宏明経団連会長からは「日本社会の本音出た」などと、日本社会の女性蔑視の根深さを示す発言が相次ぎ、憂慮させられた人も多かったのではないでしょうか。

 本日の再配信は、青山学院大学法学部教授、申惠ぼん(シン・ヘボン)氏の2019年の講演をお送りします。

 2018年には東京医大の入試で、「女性は結婚や出産で離職率が高い」ことを理由に、入学試験で女性受験者の得点を操作し排除していた問題が明らかになりました。

 申教授は、「それが本当に効率的な社会運営なのか?」と問います。日本は女性医師の割合は20.4%と、OECD先進7カ国(平均44.8%)で最低です。女性医師を排除することによって、男性医師もまた過酷な労働環境に追い込まれている実態を明らかにしています。

※東京医大の入試不正「女性差別」、動機にカネ 調査報告(朝日新聞、2018年8月8日)
https://digital.asahi.com/articles/ASL8822KGL88UBQU001.html

 同じく2018年には、財務次官による女性記者へのセクハラ問題が発覚しました。これについて、麻生財務大臣が「日本にはセクハラ罪っていうものはない」「(財務次官・福田氏が)女性にはめられたのでは」といった発言もあり、それがわざわざ閣議決定されるという「笑えない事件」がありました。

 申教授は、セクハラを定義、禁止する、明文化された規定がないと、法的に穴がある状況を示し、これが大きな弱点になっていると、指摘しています。

※財務次官、セクハラ疑惑で更迭(時事ドットコム、2018年4月19日)
https://www.jiji.com/jc/v4?id=201804mofresign0001

「女性差別撤廃条約」の前文においては、いわゆる「出産における女性の役割分担」が差別の根拠となっている実態があり、「子の養育には男女及び社会全体が共に責任を負うことが必要」であるなどとされています。

※女子差別撤廃条約全文(男女共同参画局)
https://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_teppai/joyaku.html

 申教授は、「女性が男性と同じように、自分の人生を自分で切り開いていけるよう、差別なく勉強や仕事ができること、また、社会の様々な場で、物事を取り決める意思決定のプロセスにどれだけ参加できるのか」ということこそ、核心だと語ります。

 何度も繰り返される女性蔑視発言、それは「日本社会の本音」なのでしょうか。女性の権利が守られ、尊重される社会はどのように実現できるのでしょうか。この機会に、再配信の動画を御覧いただきながら、じっくりと考えてみませんか。

※セクハラ罪は存在しないと閣議決定!先進国で差別を禁じる法律を持っていないのは日本だけ!? 申惠ぼん(シン・ヘボン)氏が国際人権条約からみた女性差別について解説~7.26国際人権入門講座2019 2019.7.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454247

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【タイムリー再配信 860・IWJ_YouTube Live】
セクハラ罪は存在しないと閣議決定!先進国で差別を禁じる法律を持っていないのは日本だけ!? 申惠ぼん(シン・ヘボン)氏が国際人権条約からみた女性差別について解説 ~7.26国際人権入門講座2019
[配信日時] 2021年2月12(金)20:00~21:15
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454247
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■<新記事紹介 1>決め手はIOCの「手のひら返し」か、スポンサー企業の相次ぐ批判表明か!? 東京五輪パラ組織委・森喜朗会長が辞任表明の意向! 自民党清和会が仕切る金まみれ五輪に自浄能力はあるのか!?

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が辞任の意向を固め、関係者に伝えたことを、昨日11日午後、複数のメディアが一斉に報じました。

※森会長、辞任へ調整 組織委幹部と協議へ―女性蔑視発言で引責(時事ドットコム、2021年2月11日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021021100428&g=pol

 時事通信記事によると「森氏は関係者に辞任したいとの意向を伝達。武藤敏郎事務総長ら組織委幹部と協議の上、最終判断する」とのこと。

 組織委は本日12日午後3時から、理事会と評議会のメンバーを集め、合同懇談会を開いて森会長の発言について協議することを決めています。

※組織委、12日午後「合同懇談会」 理事と評議員から意見―森会長の女性蔑視発言(時事ドットコム、2021年2月10日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021021000916&g=spo

 森会長の辞任は「12日の組織委の評議員会、理事会の合同懇談会で表明する見通し」とのことです。

※五輪組織委の森喜朗会長が辞意 後任は川淵氏で調整(共同通信、2021年2月11日)
https://this.kiji.is/732439614230265856

 IWJは昨日、この「森会長辞任の意向」という速報を受け、2本の記事をアップしました。

 1本目は森会長への批判の広がりを追った記事で以下の内容です。

・「#わきまえない女」がツイッタートレンド入り! 衆院本会議では女性議員が白い服で抗議の意思表示!

・IOCの「手のひら返し」! 謝罪会見で「この問題は終了」と言ったはずが「極めて不適切」と声明発表!

・スポンサー企業からも批判続出! トヨタ社長は「誠に遺憾」と決算発表記者会見でコメントを表明!

・金の切れ目が縁の切れ目!? 自民党清和会で固めた身内に自浄能力はあるのか!?

 詳しくはぜひ、以下のURLから記事をご一読ください!

※決めてはIOCの「手のひら返し」か、スポンサー企業の相次ぐ批判表明か!? 東京五輪パラ組織委・森喜朗会長が辞任表明の意向! 自民党清和会が仕切る金まみれ五輪に自浄能力はあるのか!?
【記事URL】https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488678

■<新記事紹介 2>体罰擁護に対韓右派歴史認識! 差別発言で辞任意向速報が流れる東京五輪・パラ組織委森喜朗会長の後任に名前があがったのは、「月刊Hanadaの愛読者」で「櫻井よしこさんはまさに国士」と絶賛する川淵三郎氏!

 「森会長辞任の意向」の速報では、後任として「日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏で調整中」と報じられました。

 ところがネット上ではこの直後から「差別主義者から差別主義者へ」という批判が現れました。

 昨日アップした記事の2本目は、「後任として調整中」と報じられた川淵三郎氏とはどのような人物か、ということについてです。記事は以下のような内容です。

・後任として名前が上がる日本サッカー協会元会長 川淵三郎氏にネット上では「差別主義者から差別主義者へ」と批判の声!

・川淵氏がツイッターで展開する独自の主張! 体罰は「魂と魂のぶつかり合い」!?「[中田宏と共に尊厳死を考える会]の会長に任命された」!

・徴用工問題で韓国の「反日」を批判、当時(戦前)の日本の韓国人への差別を否定する歴史観の持ち主、川淵三郎氏は「月刊Hanadaの愛読者」で百田尚樹氏、石原慎太郎氏、櫻井よしこ氏を大絶賛!

・本質は「日本は神の国」発言の森喜朗氏と同じ!? 偏った歴史認識の川淵三郎氏で世界の信頼を回復できるのか!?

 詳しくはぜひ、以下のURLよりご一読ください!

※体罰擁護に対韓右派歴史認識! 差別発言で辞任意向速報が流れる東京五輪・パラ組織委森喜朗会長の後任に名前があがったのは、「月刊Hanadaの愛読者」で「櫻井よしこさんはまさに国士」と絶賛する川淵三郎氏!
【記事URL】https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488679

■<本日の新着IWJ・note記事>

■【新着! 1】菅内閣がワクチン大臣に河野規制改革相! 「全量検査やらない」と断言の菅総理は、安全性疑問のワクチンだけで五輪強行のつもりか!? 他方で感染経路不明の英国変異株を確認!! 市中感染拡大か!? しかも変異株にはワクチンが効かない可能性も!?

(目次)
・「ワクチン担当大臣」新設し、2月下旬までに接種開始と、ワクチンに前のめりの菅総理!!
・リトアニアではファイザーのワクチン接種後に医師79人が感染判明!! 接種後に23人死亡!! 問題相次ぐ!!
・ノルウェーでは、ファイザーのワクチン接種後に23人が死亡! 米国でも、ファイザーのワクチンを接種した医療従事者が死亡している!
・感染力高い英国型変異株が日本国内で次々確認、水面下で「市中感染」拡大の懸念!! そして変異株にはワクチンが効かないとの恐るべき可能性!!
・変異株にワクチンが効かない可能性があると、権威ある科学誌「ネイチャー」が論文を発表!
IWJはこの問題に警鐘を鳴らしてきたが、日本政府は聞く耳を持っているのか!?
・岩上安身の質問に菅総理は「全量検査はやらない」と断言!! 検査と隔離徹底という基本おろそかに、安全性未確立のワクチン頼りで東京五輪に突き進む愚かさ!!

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※note(100円)
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■【新着! 2】対コロナ戦争における世界で一番の戦勝国、中国! 新型コロナウイルスの感染が始まった場所であるにも関わらず、命も経済も守り切った中国に垣間見る「ポスト・コロナ」の世界! 中国通エコノミスト・田代秀敏氏による解説を特別公開!

◎フルオープンで公開いたします。

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※note
https://note.com/iwjnote/n/n11b2fb36b194

■【新着! 3】沖縄県知事選で公明党の遠山清彦議員(当時。2021年2日1日議員辞職)が玉城デニー氏を攻撃するデマを拡散! 遠山議員こそが「ゆくさー(うそつき)」だ! 2018.9.24

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、尾内達也、木原匡康、中村尚貴、六反田千恵、塩澤由子)

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