日刊IWJガイド・非会員版「JOC評議会で女性蔑視発言の森喜朗東京五輪組織委会長が謝罪会見で辞任を否定!」2021.02.05号~No.3067号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに〜JOC評議会で女性蔑視発言の森喜朗東京五輪組織委会長が形式的な「謝罪」会見で辞任を拒絶! 「老害」と認識されるのであれば、「掃いてもらっても」かまわないと開き直る!? ロンブー田村淳は森発言に「人の気持ちを削ぐ」と反発、聖火ランナー辞退を表明!
■【中継番組表】
■英国の変異株がさらに変異した新しい変異株が確認されたと、英国保健省が発表! 南アフリカの変異株とブラジルの変異株に共通する「E484K変異」が11件、独自に出現! 「E484K変異」はスパイクタンパク質に起こる変異で、感染力やワクチンの有効性に影響を与える可能性が大! 感染が拡大し、ウイルス複製のスピードが加速すれば、日本でも変異株が独自に出現する可能性も!? 従来株のワクチン頼み一点張りの政府は感染症対策の基本に立ち戻り、徹底した検査、隔離、治療を!
■1日の新規感染者数が落ち着き始めたが油断は禁物! 11月と比べて、新規感染者は増加傾向に! 他方、国内のコロナ死者が累計6000人を超過! 11日間で1000人増加のハイペース! 3日の国内死者数は過去最多を更新120人!累計死者数は大阪府が異常な数!
■改正新型コロナ関連法がたった4日の審議でスピード成立! 刑事罰は削除されたものの「罰則をもって感染者を取り締まること自体が問題」「罰則ではなく補償こそが求められている」「憲法上、問題が多い」と各界から批判が続出! 野党は立憲民主が賛成、共産と国民民主が反対と賛否が分裂!
■<本日の再配信>本日午後8時より2016年1月26日収録「『英語化』の裏にあるビジネス利権! 米国の属国だった日本はこれから植民地になっていく!? ~岩上安身によるインタビュー 第606回 ゲスト 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏 第1弾!(1)」を再配信!
■IWJは会費とご寄付・カンパの減少が拡大しており、危機的状況が毎月積み上がっています。昨年8月からの今期のご寄付の目標額に対する累積不足分は約1018万円となっています! 会員登録とご寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします!
■ 「日本にはまだ希望があると思えました」〜サポート会員様より応援のメッセージをいただきました! ありがとうございます! 励みになります!
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■はじめに〜JOC評議会で女性蔑視発言の森喜朗東京五輪組織委会長が形式的な「謝罪」会見で辞任を拒絶! 「老害」と認識されるのであれば、「掃いてもらっても」かまわないと開き直る!? ロンブー田村淳は森発言に「人の気持ちを削ぐ」と反発、聖火ランナー辞退を表明!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 「辞任する考えはありません」

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が、昨日4日午後、記者会見を行い、3日のJOC(日本オリンピック委員会)臨時評議会での女性蔑視発言を謝罪・撤回しましたが、辞任を拒絶しました。

※【ノーカット】森喜朗 東京オリ・パラ組織委会長が釈明会見 “女性めぐる発言”で (ANNnewsCH、2021年2月4日)
https://youtu.be/IQdTqK63-bc

 森会長は3日のJOC臨時評議会に出席し、女性理事を現在の20%から40%へ増やす方針について「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言しました。

 2月3日付け朝日新聞によると、森会長は「『女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげて言うと、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです』と発言。『女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度、規制をしないとなかなか終わらないので困ると言っておられた。だれが言ったとは言わないが』などと語った」とのことです。

 さらに自身が会長を務める大会組織委員会については、「私どもの組織委員会に女性は7人くらいか。7人くらいおりますが、みなさん、わきまえておられて」と発言したとのことです。

※「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」森喜朗氏(朝日新聞、2021年2月3日)
https://www.asahi.com/articles/ASP235VY8P23UTQP011.html

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◆中継番組表◆

**2021.2.5 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】15:15~「立憲民主党 会派『厚生労働部会』ヒアリング―内容:休業手当が支払われていない大手外食チェーン(大企業)のシフト制アルバイトの方より、大企業の労働者から休業支援金の申請があった場合の対応について厚生労働省より」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

立憲民主党 会派『厚生労働部会』ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた労働問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%95%8F%E9%A1%8C
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【IWJ・Ch5】16:00~「函館市大間原発建設差止裁判 第23回口頭弁論 報告と講演会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

「大間原発反対関東の会 イロハネット」主催の報告と講演会を中継します。これまでIWJが報じてきた原発訴訟関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E8%A8%B4%E8%A8%9F
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【タイムリー再配信 854・IWJ_YouTube Live】20:00~「『英語化』の裏にあるビジネス利権!米国の属国だった日本はこれから植民地になっていく!? ~岩上安身によるインタビュー 第606回 ゲスト 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏 第1弾!(1)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2016年1月に収録した、岩上安身による施光恒氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた施光恒氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%bd%e5%85%89%e6%81%92

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349

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◆中継番組表◆

**2021.2.6 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 855・IWJ_YouTube Live】20:00~「『英語化』の裏にあるビジネス利権!米国の属国だった日本はこれから植民地になっていく!? ~岩上安身によるインタビュー 第606回 ゲスト 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏 第1弾!(2)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2016年1月に収録した、岩上安身による施光恒氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた施光恒氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%bd%e5%85%89%e6%81%92

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

京都精華大学専任講師・白井聡氏「コロナ禍で『この政府は本当は機能していない』ことが誰の目にも明らかになった!」~1.30シンポジウム「現在の日本政治の混迷を打開し、真の民主主義を実現するためには何をすべきか?」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488303

一時は30倍に!? 電力卸売市場が高騰した原因は、日本電力卸売市場の仕組みにある!? 「市場連動型のビジネスモデルについて考えていかなければならない」!~2.2梶山弘志 経済産業大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488383

緊急事態宣言延長!「栃木県は除外。残りの10都道府県の状況もかなり改善されてはいるが、『病床使用率』がいまだ6~7割と非常に厳しい状態が続いている!!」西村大臣~2.2西村康稔新型コロナ対策担当大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488447

◆昨日再アップした記事はこちらです◆

最大の争点は辺野古の埋立撤回の是非 ここは避けて通れない!~岩上安身によるインタビュー 第902回 ゲスト 自由党・衆議院議員 玉城デニー氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430993

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■英国の変異株がさらに変異した新しい変異株が確認されたと、英国保健省が発表! 南アフリカの変異株とブラジルの変異株に共通する「E484K変異」が11件、独自に出現! 「E484K変異」はスパイクタンパク質に起こる変異で、感染力やワクチンの有効性に影響を与える可能性が大! 感染が拡大し、ウイルス複製のスピードが加速すれば、日本でも変異株が独自に出現する可能性も!? 従来株のワクチン頼み一点張りの政府は感染症対策の基本に立ち戻り、徹底した検査、隔離、治療を!

 冬の「第3波」をようやく乗り越えつつある英国から、また新たな変異株が検出されました(10月から拡大した第2波と、変異株の関与が疑われる12月以降の第3波を区別します)。

 ロイターによると、新たに確認された変異株は、従来の英国型の変異株がさらに変異したもので、南アフリカで確認された変異株やブラジルで確認された変異株と共通する「E484K変異」を持っており、ワクチンの有効性が低下する恐れがあるということです。

 「E484K変異」は、ウイルスの表面にあるスパイクと呼ばれる突起で起こる変異の一種です。コロナウイルスの表面を覆うスパイクタンパク質は細胞の受容体と結合し、細胞膜と融合してウイルスゲノムを細胞の中に放出し、感染を始める役割を持っています。

 「E484K変異」は南アフリカの変異株やブラジルの変異株で確認されており、感染力の増加やワクチンの有効性などを巡る懸念を引き起こしています。

※英コロナ変異種がさらに変異、南ア型に類似 ワクチンに影響も(ロイター、2021年2月3日)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-britain-mutation-idJPKBN2A220B

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■1日の新規感染者数が落ち着き始めたが油断は禁物! 11月と比べて、新規感染者は増加傾向に!他方、国内のコロナ死者が累計6000人を超過! 11日間で1000人増加のハイペース! 3日の国内死者数は過去最多を更新120人!累計死者数は大阪府が異常な数!

 新型コロナウイルスの新規感染者が緊急事態宣言発令前の水準まで下がり続けています。東京都では、一時(1月11日)は1812人(1週間平均)でしたが、昨日は987人(1週間平均)と半減し、緊急事態宣言後の「4つの対策」が功を奏したようにみえます。しかし、油断は禁物です。実は政府が「勝負の3週間」と位置づけた時期、11月と比べて、新規感染者数は上回っているのです。

 昨年の11月に、政府が新型コロナ対策の「勝負の3週間」とした11月25日以前の国内の新規感染者の数字は、11月18日から11月24日の1週間で1万4497人で、平均すると1日あたり2071人です。緊急事態宣言発出3週間後の1月28日から昨日2月3日までの1週間は、2万429人で、1日あたりの平均は2199人となっており、むしろ緊急事態宣言を発出している期間の方が、緊急事態宣言発出前の数字よりも悪化(増加)していることになります。

 昨年の春の第1波(4月中旬)の時は、ピーク時で全国の新規感染者は545人(1週間平均)でした、夏の第2波(8月下旬)のピーク時は1381人でした。当時、私たちは、この数字で警戒を怠らずに日々過ごしていたわけですが、今回のケースは少なくなったとはいえ、まだまだ、春の第1波に比べて約4倍、夏の第2波に比べて約1.6倍となっており、第3波は現状でも第1波、第2波とは比べものにならないほど規模が大きいことを忘れてはなりません。

 確かに直近の一日の新規感染者は、第3波のピーク時の1月8日の7863人と比べて落ち着き始めたことは確かですが、あくまでも直近の数字との比較であって、見方を変えると、まだまだ油断はできません。直近の数字と比較したイメージに惑わされないことが必要だといえます。

 他方、2月3日、新型コロナウイルス感染症による国内の死者は累計6000人を超えました。

 毎日新聞によると、「2000人から3000人に到達するまでに1カ月かかったが、その後18日間で4000人を突破。そこから5000人まで14日間、5000人から6000人まで11日間」というハイペースで死者数が増加しています。

※新型コロナ 全国の死者6000人超える 5000人から11日間で(毎日新聞、2021年2月3日)
https://mainichi.jp/articles/20210203/k00/00m/040/161000c

 また、3日は国内の死者数が過去最多の120人となり、東京都の死者も過去最多の32人、神奈川県の死者も過去最多の19人と、深刻な状況です。

※国内死者6000人超える 最多120人、11日間で1000人増―新型コロナ(時事ドットコム、2021年2月3日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021020301021&g=soc

※東京都 新型コロナ 死亡 最多の32人 感染確認は676人(NHK、2021年2月3日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210203/k10012848401000.html

※3日の神奈川、過去最多19人死亡 234人が新たに感染(神奈川新聞、2021年2月3日)
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-388193.html

 しかし東京や神奈川以上に深刻なのは、大阪です。 大阪府は、新型コロナウイルスによる死者数が突出して多いことが明らかになっています。2月4日時点での大阪府の新型コロナウイルスによる死者数は965人。感染者の合計数は4万4562人ですから、死亡率は約2.16%です。全国の平均は約1.52%と全国平均よりもかなり上回っています。 その理由について、大阪府は「はっきりした理由は分からない。ただ、東京よりも高齢化率や3世代の同居率が高いほか、高齢者施設が多いことなどが要因として考えられる」などと分析結果を述べていますが、これでは「分析」できている、とはいえません。

 同じ大都市の東京都の死亡率は0.95%です(2月4日現在)。大阪府は、東京都よりも死亡率が上回っています。絶対数を見ても、感染者数がほぼ倍以上(10万2200人)の東京都と死亡者数については、あまり変わらない(東京都974人、大阪府965人、2月4日現在)ことは、非常に不自然でもあります。

 大阪府に比べて東京都の新型コロナ対策の方が評価できる、などと主張するつもりは毛頭ありませんが、大阪府における死亡率、死亡者数の高さは異様に突出しており、大阪府の新型コロナ対策には何か問題があるのでは、と考えざるをえません。

 下記のようにIWJで記事にしましたが、昨年の11月19日に、吉村知事は「命の選別」を意味する「トリアージ」という言葉を使い、「大阪府全体で救急病床のトリアージをする」と述べています。この医療体制が、今回の死亡者の増加と無関係ではないと言いきれるのでしょうか。

※吉村大阪府知事が病床のトリアージ導入を発表。維新発の「生命の選別」思想についてのIWJ記者の質問に、西村大臣「詳細を知らないのでコメントは控える」~11.24 西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 定例会見 2020.11.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485259

※新型コロナ重症者用の病床使用率が72.8%を上回る大阪府! 吉村洋文知事は自衛隊に看護師の派遣を要請! さらに吉村知事は「命の選別」を意味する「トリアージ」を行うと聞き捨てならない発言! 2020.12.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486235

大阪の死者数、なぜ最多 東京より高齢化原因?―新型コロナ(JIJI.COM 2021年1月24日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012300447&g=cov_jpn27

■改正新型コロナ関連法がたった4日の審議でスピード成立! 刑事罰は削除されたものの「罰則をもって感染者を取り締まること自体が問題」「罰則ではなく補償こそが求められている」「憲法上、問題が多い」と各界から批判が続出! 野党は立憲民主が賛成、共産と国民民主が反対と賛否が分裂!

 2月3日の参院本会議で、新型コロナウイルス対応の改正特別措置法と改正感染症法が、可決・成立しました。自民、立憲民主、公明、日本維新の会は賛成、共産と国民民主が反対しました。3日、即日公布され、2月13日より施行されます。

※改正コロナ関連法が成立 宣言前でも私権制限 13日に施行へ(東京新聞、2021年2月3日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/83905

 1月28日の与野党協議で刑事罰を削除し、罰金刑を減額することで合意、29日に衆院本会議に上程された改正案は、2月1日、衆院本会後で自民、立憲民主、公明、日本維新の会の賛成多数で可決しました。共産と国民民主は反対を表明しました。

※罰則の判断あいまいのまま…コロナ関連法改正案、課題残して衆院通過(東京新聞、2021年2月1日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/83461

※世論が後押しをした成果!! 本日衆院で特措法改正案が審議入り! 入院拒否の陽性者に対する刑事罰という論外な法案は全廃に!! 罰金は前科のつかない行政罰の「過料」にした上で減額! 与野党協議で与党は野党の要求をほぼ丸のみ!(日刊IWJガイド、2021年1月29日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48214#idx-4

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■<本日の再配信>本日午後8時より2016年1月26日収録「『英語化』の裏にあるビジネス利権! 米国の属国だった日本はこれから植民地になっていく!? ~岩上安身によるインタビュー 第606回 ゲスト 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏 第1弾!(1)」を再配信!

 2016年1月26日、岩上安身は政治学者で九州大学准教授(当時、現在は教授)の施光恒(せ・てるひさ)氏へインタビューを行いました。

 施氏は2015年7月、『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』(集英社新書)を刊行し、日本で進められている英語化政策に対して、以下のように強い危機感を示しました。

 「安倍政権の成長戦略は、外資を日本に呼び込むためのもの。英語化の推進も、その一環だ。だが、それが進むと日本人は国語を失い、知のレベルが低下する。20年後には、深く思索することができない、日本語も英語もあやしいグローバル・エリートたちが、国を動かすようになってしまうだろう」。

 インタビューの中で施氏は、英語化政策がもたらす未来像について、「次世代の日本のエリートは日本語もあやしい、英語も中途半端な人たちになって、日本の政策はますます庶民感覚からずれるうえ、国民は英語階級と日本語階級に分断されていくだろう」と警告しました。

 施氏は、「英語化政策によってもたらされるのは英語植民地化だ」と述べ、本当のグローバルな世界とは、多言語と多文化、多民族のまじわりあう世界だと訴えています。

 施氏はまた、「英語化は中世化」でもあると語りました。中世ヨーロッパでは聖書はラテン語で書かれ、貴族や聖職者にとってラテン語が普遍語でした。それが 、宗教改革で聖書がドイツ語や英語など各国の「土着語」に翻訳されたことで、ラテン語の分かる支配階級だけのものだった知的世界が、「土着語」しか理解しない庶民にも共有され、近代ヨーロッパの発展につながったというのです。

 このインタビューを本日と明日、2回にわけて再配信いたします。再配信は冒頭のみオープンで、その後はIWJ会員の方限定での配信となります。まだIWJ会員でない方は、この機会にぜひ、会員へのご登録をご検討ください。

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【タイムリー再配信 854・IWJ_YouTube Live】20:00~
「英語化」の裏にあるビジネス利権!米国の属国だった日本はこれから植民地になっていく!? ~岩上安身によるインタビュー 第606回 ゲスト 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏 第1弾!(1)
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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■IWJは会費とご寄付・カンパの減少が拡大しており、危機的状況が毎月積み上がっています。昨年8月からの今期のご寄付の目標額に対する累積不足分は約1018万円となっています! 会員登録とご寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 1月のご寄付は、1月29日(金)現在で、月間目標額の46%の達成率、ご寄付額は206万9000円にとどまり、目標額の450万円には243万1000円足りません! 安倍政権、菅政権の失政によるコロナ不況で誰もが苦しい状況であると思いますが、IWJは危機的状況が毎月積み上がっています。会費とご寄付・カンパの減少が拡大しており、昨年8月からの今期の累積不足分とあわせると、ご寄付は目標額に対して約1018万円もの不足分となっています!

 IWJは当座の資金として岩上安身個人から追加で400万円借りざるをえなくなりました! IWJはこれまでにも、資金が不足するたびに岩上安身個人の蓄えからの借り入れを繰り返しており、その総額は993万5000円にまで累積しています。もうすぐ1000万円を越えてしまいます。富裕層でも株長者でも、もちろん「上級国民」でもない岩上安身の貯金は、もう底を尽きかけています。

 これ以上は、岩上安身個人ではIWJを経済に支えることが難しく、柱となるインタビューや、記者会見・シンポジウムなどの公共コンテンツの中継配信の縮小、日刊やテキスト記事の本数の大幅な縮小などをせざるをえず、現状のレベルの活動は困難な状況です。

 IWJはかねてより、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって支えられて活動しています。

 今期も、事業規模を縮小して必要最低限の予算を組んでおり、皆様からのご寄付・カンパは、毎月、月額450万円あれば収支のバランスが取れる見通しです。

 我々のさらなる支出削減の努力が必要なことは、言うまでもありませんが、IWJを支えてくださる市民の皆様のご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 IWJは政治権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、その使命を果たしていきたいと考えています。

 特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、「上級国民」のふるう権力と御用マスコミの監視をする「ウォッチドッグ」としての活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 ジャーナリズムが権力となれあわない「ウォッチドッグ」であり続ける理由は、権力の失政によって、我々国民が「殺されない」ために他なりません。コロナ失政によって菅政権に殺されないために、「ウォッチドッグ」の活動は必要です! 我々も皆さんも生き延びられるように、死に物狂いで我々も頑張りますので、皆さんも、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いします!

 どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

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支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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 どうぞ、今後とも何とぞご支援のほど、重ねてよろしくお願い申し上げます。

■「日本にはまだ希望があると思えました」〜サポート会員様より応援のメッセージをいただきました! ありがとうございます! 励みになります!

 サポート会員のA.A 様から、岩上安身とIWJに応援のメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

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 権力におもねらない情報を伝えようと奮闘してくださっていることがいつも伝わってきます。有益な情報、感謝しております。

 この間、マーティン・ファクラーさんはじめ、3人の方々の表現の自由についてのアーカイブ放送、記者クラブについての浅野さんのアーカイブ放送を拝見しました。

 素晴らしい内容でした。このような方々がいらっしゃること、こうした番組を組んでくださるIWJの存在、厳しい状況ながらも、日本にはまだ希望があると思えました。

 私も一市民として、微力ながら日常で自分の気持ちを口に出せるようつとめます。

 みなさまお身体を大切にしながら、素晴らしい報道を続けてください。

 岩上様も、これからますますご活躍をお願いしなければならない時代です。どうかご無理をされぬよう、まずはお身体を最優先になさってくださいとお伝えいただけたらと思います。

 応援しております。

A.A 様

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 A.A 様、メッセージありがとうございます、励みになります! これからもどうぞ、岩上安身とIWJを応援してください! よろしくお願いいたします。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210205

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、城石裕幸、塩澤由子、中村尚貴)