日刊IWJガイド・非会員版「 森喜朗会長が独断で決めた後任川淵三郎氏が、森辞任表明直前に急転直下の辞退!後任は未定!川渕三郎氏と記者団の囲み取材、川渕氏逆ギレ発言のやりとりを掲載!」2021.02.13号~No.3075号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~東京五輪組織委森喜朗会長が独断で決めた後任川淵三郎氏が、森辞任表明直前に急転直下の後任辞退!後任は未定!川渕三郎氏と記者団の囲み取材、川渕氏逆ギレ発言のやりとりを掲載!
■【中継番組表】
■五輪組織委森喜朗会長の辞任表明は15分もの自慢話の末に「余計なことを申し上げたのが、これは解釈の仕方だと思う」「多少意図的な報道があったんだろう」「老人が悪いかのような表現をされることも、極めて不愉快な話」と、まったく反省の色なし!
■<IWJ取材報告1.>森氏の後任は誰になるのか!? 「構造的な課題」を解決するためには選任に「透明性のあるプロセス」が必要であると認識しておきながら、選考委員会委員長の選任理由の説明責任を果たさず!!
■<IWJ取材報告2.>森喜朗 五輪組織委員会会長辞意表明後、初の橋本五輪相会見! IWJは組織として女性蔑視体質への反省はなされたかを問うが~2.12 橋本聖子 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見
■<本日の再配信 1>本日午後8時から2019年6月20日収録「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 米国は開戦の口実に嘘の発表ばかりしてきた!? ~岩上安身によるインタビュー 第948回 ゲスト 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏(前半)」を再配信!
■<本日の再配信 2>本日午後6時から2019年7月31日収録「痴漢の被害責任は女性にある!? 広告からわかる日本の性差別~7.31アムネスティ・インターナショナル 第2回ボランティア・カフェ『女性の権利 ―― 差別に直面している女性たち』」を再配信します!
┠<本日の新着IWJ・note記事>
■【新着! 1】決めてはIOCの「手のひら返し」か、スポンサー企業の相次ぐ批判表明か!? 東京五輪パラ組織委・森喜朗会長が辞任表明の意向! 自民党清和会が仕切る金まみれ五輪に自浄能力はあるのか!?
■【新着! 2】体罰擁護に対韓右派歴史認識! 差別発言で辞任意向速報が流れる東京五輪・パラ組織委森喜朗会長の後任に名前があがったのは、「月刊Hanadaの愛読者」で「櫻井よしこさんはまさに国士」と絶賛する川淵三郎氏!
■2月も折り返し地点の半月が近づいてきましたが、12日までのご寄付・カンパは目標額の8%にとどまっています! IWJは会費とご寄付・カンパの減少が拡大しており、今期の半分終了した1月末時点で、ご寄付の目標額に対する累積不足分は約978万円となっています! 会員登録とご寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします!
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■はじめに~東京五輪組織委森喜朗会長が独断で決めた後任川淵三郎氏が、森辞任表明直前に急転直下の後任辞退!後任は未定!川渕三郎氏と記者団の囲み取材、川渕氏逆ギレ発言のやりとりを掲載!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は昨日12日、午後3時から理事、監事と評議員による臨時合同懇談会を行い、森喜朗会長が辞意を表明しました。

 組織委の懇談会後での辞任表明と、懇談会後の記者会見については、後段の取材報告を御覧ください。

 森会長の辞任の意向は、前日の11日に報じられ、後任には元日本サッカー協会会長で大会組織委評議員の川淵三郎氏の名前が上がりました。

※決めてはIOCの「手のひら返し」か、スポンサー企業の相次ぐ批判表明か!? 東京五輪パラ組織委・森喜朗会長が辞任表明の意向! 自民党清和会が仕切る金まみれ五輪に自浄能力はあるのか!? 2021.2.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488678

※本記事は「note」でも御覧いただけます。単品購入も可能です。
https://note.com/iwjnote/n/n58b5d4ff2121

※体罰擁護に対韓右派歴史認識! 差別発言で辞任意向速報が流れる東京五輪・パラ組織委森喜朗会長の後任に名前があがったのは、「月刊Hanadaの愛読者」で「櫻井よしこさんはまさに国士」と絶賛する川淵三郎氏! 2021.2.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488679

※本記事は「note」でも御覧いただけます。単品購入も可能です。
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◆中継番組表◆

**2021.2.13 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh2・福島】10:00~「2021年 福島県立医科大学『県民健康調査』国際シンポジウム ―内容:県民健康調査の10年とこれから~福島のレジリエンス(回復力)に寄り添うために~」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach2

 「福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた県民健康調査関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%9c%8c%e6%b0%91%e5%81%a5%e5%ba%b7%e8%aa%bf%e6%9f%bb
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【タイムリー再配信 861・IWJ_YouTube Live】18:00~「痴漢の被害責任は女性にある!? 広告からわかる日本の性差別~7.31アムネスティ・インターナショナル 第2回ボランティア・カフェ『女性の権利 ―― 差別に直面している女性たち』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2019年7月に収録した「アムネスティ・インターナショナル日本」主催の「アムネスティ・ボランティア・カフェ」を再配信します。これまでIWJが報じてきた女性の人権関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%81%ae%e4%ba%ba%e6%a8%a9

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454659
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【タイムリー再配信 862・IWJ_YouTube Live】20:00~「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 米国は開戦の口実に嘘の発表ばかりしてきた!? ~岩上安身によるインタビュー 第948回 ゲスト 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏(前半)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2019年6月に収録した、岩上安身による田岡俊次氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた田岡俊次氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%94%b0%e5%b2%a1%e4%bf%8a%e6%ac%a1

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451041

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◆中継番組表◆

**2021.2.14 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh2・福島】8:30~「2021年 福島県立医科大学『県民健康調査』国際シンポジウム ―内容:県民健康調査の10年とこれから~福島のレジリエンス(回復力)に寄り添うために~」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach2

 「福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた内部被曝関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%86%85%e9%83%a8%e8%a2%ab%e6%9b%9d
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【タイムリー再配信 863・IWJ_YouTube Live】20:00~「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 米国は開戦の口実に嘘の発表ばかりしてきた!? ~岩上安身によるインタビュー 第948回 ゲスト 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏(後半)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2019年6月に収録した、岩上安身による田岡俊次氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた対米従属関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%af%be%e7%b1%b3%e5%be%93%e5%b1%9e

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451041

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

体罰擁護に対韓右派歴史認識! 差別発言で辞任意向速報が流れる東京五輪・パラ組織委森喜朗会長の後任に名前があがったのは、「月刊Hanadaの愛読者」で「櫻井よしこさんはまさに国士」と絶賛する川淵三郎氏!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488679

決めてはIOCの「手のひら返し」か、スポンサー企業の相次ぐ批判表明か!? 東京五輪パラ組織委・森喜朗会長が辞任表明の意向! 自民党清和会が仕切る金まみれ五輪に自浄能力はあるのか!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488678

◆昨日再アップした記事はこちらです◆

(再掲載)「いろいろあったまきちゃう!」岩上安身×作家・室井佑月氏の「ぶっちゃけトーク」! 「モリカケ問題」「対米追従」「沖縄米軍基地問題」まで、2017年年末総決算!~岩上安身によるインタビュー 第829回 ゲスト 室井佑月氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408506

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■五輪組織委森喜朗会長の辞任表明は15分もの自慢話の末に「余計なことを申し上げたのが、これは解釈の仕方だと思う」「多少意図的な報道があったんだろう」「老人が悪いかのような表現をされることも、極めて不愉快な話」と、まったく反省の色なし!

 組織委懇談会の冒頭で、森会長が「不適切な発言でご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っております。今日をもちまして会長を辞任します」 と、会長辞任を表明しました。

 森会長の辞任表明は、延々15分にわたり、自身の問題発言とはまったく無関係な組織委なら誰でも知っているこれまでの経緯の振り返りに終始しました。

 そのあげく、発した言葉は「余計なことを申し上げたのが、まぁ、これは解釈の仕方だと思うんですけども、まぁ、そういうの言うとまた悪口を書かれますけども、私はそういう意図でものを言ったわけじゃないんだが、まぁ、多少意図的な報道があったんだろうと思いますけども、女性蔑視、なんてことを言われまして」という、まったく反省の見られないものでした。

 その後、ふたたび自分の功績を自慢した上で「誰かが『老害、老害』と言いましたけど、『年寄りは下がれ』っていうのは、どうもいい言葉じゃないんで、子どもたちに対する、なんていうんですか、いろんな言葉がございますけど、老人もちゃんと日本の国のために、世界のためにがんばっているわけですが、老人が悪いかのような表現をされることも、極めて不愉快な話であります」と、見当違いな憤りを表明しました。

 森会長の辞任表明全文は、以下の通りです。

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■<IWJ取材報告1.>森氏の後任は誰になるのか!? 「構造的な課題」を解決するためには選任に「透明性のあるプロセス」が必要であると認識しておきながら、選考委員会委員長の選任理由の説明責任を果たさず!!

 昨日12日、評議委員・理事会合同懇談会の冒頭で、森喜朗氏は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を辞任することを表明しました。
 
 懇談会後、組織委員会は記者会見を開きましたが、森氏が登場することはありませんでした。

 武藤敏郎組織委専務理事・事務総長が記者会見に出席し、懇談会は、森氏の辞任について、「ジェンダーイークオリティー」の推進方法について、会長後任手続きについて話されたと説明しました。森氏の発言が不適切であったとした上で、「構造的な課題もあって、会長退任だけですべてが解決するわけではない」という意見があり、「広い視点」から議論が交わされたと言います。

 後任会長の選任手続きについては、「国民にとって透明性のあるプロセスでなければならない」と強調し、「説明責任」を果たすことが必要であると述べた。そのために、組織委員会は次期会長選考を目的とした選考検討委員会設立を決定し、「男女半々」、「アスリート中心」で「国・都・JOCの関係者」からメンバーを起用するとしました。

 この選考検討委員会を中心に、現在の理事会の中から会長を決めるということです。しかし、そのメンバーをどう決めるのか、まだ明らかでないうちに選考検討委員会の委員長だけが先行して決められました。選考検討委員の委員長は、昨日の懇談会の中で決定し、御手洗冨士夫名誉委員長(キヤノン代表取締役会長兼社長CEO)が指名、承認された、というのです。あまりに唐突であり、選考過程が不透明です。

 この点について、IWJの記者は御手洗氏が選考検討委員会委員長に任命された経緯について質問しました。

IWJ記者「森氏の女性蔑視発言に対し、評議会の会場から笑いが起きたとの報道や、川淵氏が一時次期会長に指名された際に、森氏が『間違いなく陰からサポートする』との発言があったという報道から、影響力を残して院政をひこうというお考えがあったのでは、と疑わざるをえません。

 今回の懇談会の中でも、構造的に変わらないといけないという意見があったそうですが、そのために『透明性のあるプロセス』が必要で、説明責任が伴うということですが、検討委員会委員長に任命された御手洗名誉会長が適任であるという判断はどのような理由からでしょうか?また、そのプロセスを教えてください」

武藤総長「御手洗会長はずっと、その、理事会の名誉会長として一緒にやってまいりました。いろんなこと、すべて、会長の職務がどのようなものであるか、ということがよくわかっている方であります。したがって、我々は御手洗会長が適任である、というふうに判断をしました。その上で、御手洗会長にお受けいただいた、と。これはありがたいことだと思っていますけど、そういうことであります」

IWJ記者「そのプロセスは何だったのですか?」

 冒頭、透明性のあるプロセスが必要であり、それには説明責任伴う、と武藤総長自ら述べたにもかかわらず、御手洗会長の選任プロセスは何だったのか、と重ねて問うと、その場では質問を無視し、無回答に終わりました。

 その後、IWJ記者は手を上げ続け、再度質問をしようと試みましたが、質問は1人1つとされ、質問する機会を与えられませんでした。

 しかし、これは東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の信頼に関わることです。「構造的な課題」があると認識していながら、その選考検討委員会の委員長選任プロセスについて質問しても回答しないというのは、いかがなものでしょうか。

 そこで、会見後に行われた高谷正哲組織委スポークスパーソンに対する囲み取材で、再度質問をぶつけました。

IWJ記者「先程、御手洗名誉会長をどのようなプロセスで検討委員会の委員長に選ばれたのかというプロセスをおうかがいしたのですが、説明責任が伴うと言っておきながら、そこの説明をしていただけなかったので、もう1度お願いいたします」

高谷スポークスパーソン「それは、えっとー、おー。ちょっとお答えのしかたは、ごめんなさい、私もわからない部分もあるので、1回確認して戻ってきます」

 と話し、数分後、確認して戻ってきたかと思うと、「今、すぐに確認できなかったので、上(事務所での)の打ち合わせが終わり次第確認」すると話し、記者らは約30分待ちました。

高谷スポークスパーソン「先程の御手洗名誉会長が、選考委員会の委員長に選考されたプロセスですけれども、通常の理事会同様、誰が何を発言したと特定しない形で理事の内容をお伝えするという趣旨で記者対応していますので、誰が、ということはお伝えできないのですが、これまでの経緯、ご経験等も踏まえて、御手洗名誉会長にご就任いただくのがいいのではないかという、その懇談会の中での提案に対して、ご本人が了承されて、ご参加のみなさまからもご賛同を頂いたと。

 特に異論が出たりということはなかったものですから、それをもって御手洗さんに委員長をお勤めいただくということが決まったというのが経緯であります」

IWJ記者「御手洗名誉会長を選んだのは、今までお仕事を一緒にされた、その様子から適任だと判断されたのですか?」

高谷スポークスパーソン「先程お伝えした通りです。もうあれ以上のことは、すみません、お伝えできないです」

IWJ記者「それで構造的に変わることができるのか、疑問な点です」

高谷スポークスパーソン「それはこの先のプロセスにおいてしっかり示していかなければいけないというふうに思います」

IWJ記者「では、そのプロセスの説明をしっかりしていただけるようにお願いいたします」

高谷スポークスパーソン「はい」

 高谷氏の説明は、以上のように中身のまったくないものでした。「選考過程の透明性」を確保すると言っておきながら、最初の第一歩で、もう不透明になっている、ということに自分たちでもわかっているのではないか、と思われます。

 今後、選考委員会の議論を公開するかどうかについては検討中だということですから、今後も東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の動きには注視していく必要があります。

■<IWJ取材報告2.>森喜朗 五輪組織委員会会長辞意表明後、初の橋本五輪相会見! IWJは組織として女性蔑視体質への反省はなされたかを問うが~2.12 橋本聖子 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見

 2021年2月12日(金)9時10分より橋本聖子 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見が行われました。

 質疑応答において記者団の質問は、昨日11日に五輪組織委員会 森喜朗会長が辞意を示し、その後継が元日本サッカー協会会長 川淵三郎氏と目されていることに集中しました。

 川淵氏は昨晩メディアの取材に対し、森氏より会長就任を打診され、受諾する意志を示していました。12日昼の各社報道で川淵三郎氏の組織委会長就任は見送られることが明らかとなりました。橋本大臣の会見からわずか3時間後に、川渕氏見送りとなったというあわただしさでした。

 橋本オリ・パラ大臣は、「昨日11日午前に森会長より直接電話で辞任の意向を聞いた。その際には後任の人事についての話はなかった」と述べました。

 IWJは「森喜朗氏が女性蔑視発言への批判を受けて辞任し、新たに川淵氏が就任するにあたって、組織のなかで森氏の女性蔑視意見への反省はあったのか」と質問しました。

 橋本大臣は、後任は不明で、誰が会長に就任するか、その手続きも含めまったく決まっていないとし、「これからは、このジェンダー(社会的につくられる性差)ということを考え、オリンピズムの根本原則に則って多様性と調和を推進していく、そういう大会にしていかねばならない」と答えました。

 また他の記者の、「問題発言と批判から森氏辞任まで一週間は遅かったのではないか。政府としてもっと早く対応をうながせなかったか」との質問に対し、橋本大臣は、「組織委員会で決める人事、判断だった。政府は信頼回復や国内外への発信に専念し辞意をうながすなどはなかった」と答えました。

 詳しくは会見の全編動画を御覧ください。

※森喜朗 五輪組織委員会会長辞意表明後、初の橋本五輪相会見! IWJは組織として女性蔑視体質への反省はなされたかを問うが~2.12 橋本聖子 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488667

■<本日の再配信 1>本日午後8時から2019年6月20日収録「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 米国は開戦の口実に嘘の発表ばかりしてきた!? ~岩上安身によるインタビュー 第948回 ゲスト 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏(前半)」を再配信!

 米国のバイデン新政権が発足し、トランプ前大統領の外交・安全保障に対する姿勢が今後どのように変わるのか、日本にとっても大きな関心事です。

 バイデン政権は、対中国強硬姿勢とともに、中東政策でも、これまでのイスラエルに一方的に肩入れしてきたトランプ前政権の外交方針を基本的に引き継ぐとみられています。

 本日午後8時から、2019年6月20日に収録した「米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 米国は開戦の口実に嘘の発表ばかりしてきた!? ~岩上安身によるインタビュー 第948回 ゲスト 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏(前半)」を再配信します。

 再配信は冒頭のみオープンで、その後はIWJ会員の方限定での配信となります。まだIWJ会員でない方は、この機会にぜひ、会員へのご登録をお願いします。

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 インタビューが行われた1週間前の2019年6月13日、中東ホルムズ海峡で、日本の海運会社が所有するタンカーとノルウェーの海運会社が所有するタンカーが、何者かによる攻撃を受けました。この日は安倍前総理がイランの最高指導者ハメネイ師と会談を行った当日でした。

 ホルムズ海峡付近では、この年の5月にサウジアラビアやノルウェー、アラブ首長国連邦の複数のタンカーなどが攻撃を受けていました。米国とイランは、攻撃の背後にお互いに相手国の存在があると主張して、緊張が高まっていました。

 このインタビューの当日6月20日には、イラン最高指導者直属の精鋭部隊「革命防衛隊」が、イランの領空を侵犯した米軍の無人偵察機を同国南部沿岸で撃墜したことが、イランのニュース・サイト「Pars Today」によって報じられました。

※イラン革命防衛隊、「イラン領空を侵犯した米偵察ドローンを撃墜」(Pars Today、2019年6月20日)
http://parstoday.com/ja/news/iran-i53869

 一方でロイターは、米当局者が20日、米軍の無人偵察機は「国際空域」で撃ち落とされたと明かしたと報じました。

※原油価格が急伸、イランが米無人偵察機を撃墜(ロイター、2019年6月20日)
https://jp.reuters.com/article/iran-us-oil-price-idJPKCN1TL0ST

※イラン、米無人機を撃墜=「領空侵犯」と革命防衛隊(時事通信、2019年6月20日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062000917&g=int

 無人偵察機が撃墜された空域について、イラン側と米国側ではっきりと主張が食い違っています。しかし、米国側ならびに西側諸国の報道や政府発表には注意が必要です。

 岩上安身は軍事ジャーナリストの田岡俊次氏に、米国が武力行使に踏み切る時に、どんな口実を作り上げてきたのかお話をうかがいました。田岡氏は、6月13日のホルムズ海峡タンカー攻撃事件をめぐって、米国が公開した映像や写真などについて言及しつつ、「今までの例を見ると、米国のああいう時の発表は嘘ではないかと見ないと危ない」と注意をうながしました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください!

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【タイムリー再配信 862・IWJ_YouTube Live】20:00~
米国の対中国・イラン強硬姿勢に追従したら日本の外交と経済は崩壊!? 米国は開戦の口実に嘘の発表ばかりしてきた!? ~岩上安身によるインタビュー 第948回 ゲスト 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏(前半)
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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■<本日の再配信 2>本日午後6時から2019年7月31日収録「痴漢の被害責任は女性にある!? 広告からわかる日本の性差別~7.31アムネスティ・インターナショナル 第2回ボランティア・カフェ『女性の権利 ―― 差別に直面している女性たち』」を再配信します!

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が、2月3日のJOC(日本オリンピック委員会)臨時評議会での女性蔑視発言をめぐり、ついに辞任しました。森氏の発言は、国内外で大きく取り上げられ、日本社会の中に深く根を張る女性差別意識を浮き彫りにしました。

 本日午後6時より、2019年7月31日に収録した「痴漢の被害責任は女性にある!? 広告からわかる日本の性差別~7.31アムネスティ・インターナショナル 第2回ボランティア・カフェ『女性の権利 ―― 差別に直面している女性たち』」を再配信します。

 アムネスティ日本東京事務所で行われたこのイベントでは、津田塾大学英語英文学科講師のハンブルトン・アレクサンドラ氏の講演に続き、家庭内暴力や性暴力など、女性が直面している差別と暴力について、グループディスカッションが行われました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください!

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【タイムリー再配信 861・IWJ_YouTube Live】18:00~
痴漢の被害責任は女性にある!? 広告からわかる日本の性差別~7.31アムネスティ・インターナショナル 第2回ボランティア・カフェ「女性の権利 ―― 差別に直面している女性たち」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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<本日の新着IWJ・note記事>

■【新着! 1】決めてはIOCの「手のひら返し」か、スポンサー企業の相次ぐ批判表明か!? 東京五輪パラ組織委・森喜朗会長が辞任表明の意向! 自民党清和会が仕切る金まみれ五輪に自浄能力はあるのか!?

(目次)
・「#わきまえない女」がツイッタートレンド入り! 衆院本会議では女性議員が白い服で抗議の意思表示!
・IOCの「手のひら返し」! 謝罪会見で「この問題は終了」と言ったはずが「極めて不適切」と声明発表!
・スポンサー企業からも批判続出! トヨタ社長は「誠に遺憾」と決算発表記者会見でコメントを表明!
・金の切れ目が縁の切れ目!? 自民党清和会で固めた身内に自浄能力はあるのか!?

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※note(100円)
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■【新着! 2】体罰擁護に対韓右派歴史認識! 差別発言で辞任意向速報が流れる東京五輪・パラ組織委森喜朗会長の後任に名前があがったのは、「月刊Hanadaの愛読者」で「櫻井よしこさんはまさに国士」と絶賛する川淵三郎氏!

(目次)
・後任として名前が上がる日本サッカー協会元会長 川淵三郎氏!ネット上では「差別主義者から差別主義者へ」のバトンタッチと批判の声が!
・川淵氏がツイッターで展開する独自の主張! 体罰は「魂と魂のぶつかり合い」!?「[中田宏と共に尊厳死を考える会]の会長に任命された」!
・徴用工問題で韓国の「反日」を批判、当時(戦前)の日本の韓国人への差別を否定する歴史観の持ち主、川淵三郎氏は「月刊Hanadaの愛読者」で百田尚樹氏、石原慎太郎氏、櫻井よしこ氏を大絶賛!
・本質は「日本は神の国」発言の森喜朗氏と同じ!? 偏った歴史認識の川淵三郎氏で世界の信頼を回復できるのか!?

◎会員登録もしくは購入後に閲覧できるテキスト…2564文字

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※note(100円)
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■2月も折り返し地点の半月が近づいてきましたが、12日までのご寄付・カンパは目標額の8%にとどまっています! IWJは会費とご寄付・カンパの減少が拡大しており、今期の半分終了した1月末時点で、ご寄付の目標額に対する累積不足分は約978万円となっています! 会員登録とご寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします!

 
 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 1月は皆様から、151件、209万5900円のご寄付・カンパをいただくことができました。コロナ不況の中、IWJにご支援をお寄せくださった皆様には、岩上安身とスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 しかしながら、1月も月間のご寄付・カンパの目標額450万円に対し、47%の達成率にとどまり、240万4100円の不足となってしまいました。

 また、2月はすでに3分の1が経過し、折り返し地点が近づいてまいりましたが、2月12日までのご寄付・カンパは33件38万1400円、目標額の8%の達成率にとどまっています。

 IWJはかねてより、活動費の半分を会員の皆様からの会費で、もう半分を皆様からのご寄付・カンパによって支えられて活動しています。

 今期も、事業規模を縮小して必要最低限の予算を組んでおり、皆様からのご寄付・カンパは、毎月、月額450万円あれば収支のバランスが取れる見通しです。

 しかし、安倍政権、菅政権の失政によるコロナ不況により、会費とご寄付・カンパの減少が拡大しています。IWJの今期第11期は、期のスタートの昨年8月から1月末までの6か月間で期の半分が終わりちょうど折り返し地点にいますが、ご寄付・カンパは目標額2700万円に対して、毎月の累積不足分が約978万円にも積み上がっています!

 IWJは1月に、当座の資金として岩上安身個人から追加で400万円借りざるをえなくなりました! IWJはこれまでにも、資金が不足するたびに岩上安身個人の蓄えからの借り入れを繰り返しており、その総額は993万5000円にまで累積しています。もうすぐ1000万円を越えてしまいます。富裕層でも株長者でも、もちろん「上級国民」でもない岩上安身の貯金は、もう底を尽きかけています。

 これ以上は、岩上安身個人ではIWJを経済に支えることが難しく、柱となるインタビューや、記者会見・シンポジウムなどの公共コンテンツの中継配信の縮小、日刊やテキスト記事の本数の大幅な縮小などをせざるをえず、現状のレベルの活動は困難な状況です。

 我々のさらなる支出削減の努力が必要なことは、言うまでもありませんが、IWJを支えてくださる市民の皆様のご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 IWJは政治権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、その使命を果たしていきたいと考えています。

 特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、「上級国民」のふるう権力と御用マスコミの監視をする「ウォッチドッグ」としての活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 ジャーナリズムが権力となれあわない「ウォッチドッグ」であり続ける理由は、権力の失政によって、我々国民が「殺されない」ために他なりません。コロナ失政によって菅政権に殺されないために、「ウォッチドッグ」の活動は必要です!

 我々も皆さんも生き延びられるように、死に物狂いで我々も頑張りますので、皆さんも、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いします!

 どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表れますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJの会員数は、一昨年、消費税増税で落ち込みました。さらにコロナで落ち込み、じりじりと減少しています。2021年1月30日時点で、会員総数は4091名、そのうちサポート会員1404名、一般会員2687名となりました。2020年1月と比べると、821名も会員が減ってしまいました。会費の減収も、IWJの経営を苦しめています。

 ぜひ、皆様、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!

 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1,000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※noteの記事からのサポート(ご寄付)していただけるようになりました。noteに会員登録し、IWJ記事の「気に入ったらサポート」からお手続きをお願いします。
https://note.com/iwjnote

 調査会社東京商工リサーチは、昨年の2月に新型コロナウイルス関連での倒産第1号が確認されて約1年後の今年、2月5日に、1000社に到達したと発表しました。2020年のデータでは、約5万社の中小企業が、休・廃業に追い込まれています。私たちIWJも、倒産や、休・廃業に追い込まれていく企業のことを他人事であると思えずにいます。

※日刊IWJガイド「『新型コロナ破綻が1000件に達した』と東京商工リサーチ! 飲食業、アパレル業、建設業、宿泊業、そして食品卸業、食品製造業にも深刻な影響! 2019年消費増税のダメージに加え、安倍・菅政権の間違ったコロナ対策! 非科学的なコロナ対策を改められないのであれば、政権交代を!」2021.02.04号~No.3066号
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210204#idx-1

 皆さまのお支えがあってこそのIWJです。我々も「サバイバル」に向けて精いっぱい頑張りますので、どうぞ、今後とも何とぞご支援のほど、重ねてよろしくお願い申し上げます。

■「IWJは日本社会に必要な報道機関」〜ご寄付をくださった皆様からのメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます!

 IWJにはご寄付をくださった皆様からの、温かい応援メッセージもお寄せいただいています。ここに感謝を込めて、皆様からいただいたメッセージをご紹介させていただきます。

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寄附額が目標より少ないというツイッター上の訴えがあったので。しかし、予算不足を細かく訴えるよりも、月額千円とか少額の会員とか、すでにもっているインタビュー動画の感想会など、地味でも新企画の提案があると、なおよいと思いました。(匿名希望)

IWJは日本社会に必要な報道機関だと思うので幾ばくかカンパします。田代さんinterviewは目から鱗です、中国経済について定期的にinterviewお願いします。(チハラ タカフミ 様)

iwiがなくなると困るため。(匿名希望)

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 皆様、ありがとうございます! これからも岩上安身とIWJを応援してください! よろしくお願いいたします。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210213

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、塩澤由子、千浦僚、城石裕幸、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/