日刊IWJガイド・日曜版「声を発する草の根運動 憲法改正への危機感と地域で繋がるIWJ」2019.8.11日号~No.2523号~(2019.8.11 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~CIAの別組織とも言われるCSISと関係の深い小泉進次郎衆院議員、総理官邸・婚約会見の裏で「有志連合」への自衛隊参加要請に暗躍する米国高官の姿が!?
┠■【中継番組表】
┠■声を発する草の根運動 憲法改正への危機感と地域で繋がるIWJ
┠■<昨日の岩上安身のインタビュー1> 「公明党を潰せば日本が変わる!」と訴えて参院選でれいわ新選組から東京選挙区で立候補した沖縄創価学会壮年部 野原善正さんインタビュー」を中継・配信しました!
┠■<昨日の岩上安身のインタビュー2>「日本のコンビニフランチャイズは、現代の蟹工船!フランチャイズ規制法を制定し、加盟店が幸せに働ける業界に!岩上安身によるコンビニ加盟店ユニオン元執行副委員長 三井義文氏インタビュー」を中継・配信しました!
┠■<本日の再配信>本日午後8時より、「可視化された表現の自由の範疇 ~美術館に作品の撤去を求められた芸術家・中垣克久氏インタビュー」を再配信します!
┠■8月7日録画収録した岩上安身による渡辺照子氏インタビューは、12日(月・祝)夜録画配信の予定です!
┠■8月1日からIWJ第10期がスタート! 前期第9期は一時IWJ存続の危機にも直面した苦しい1年間でしたが、何とか乗り切ることができました。収支は会計処理がすみ次第、報告いたします。ここまで活動を支えてくださった皆様、本当にありがとうございます!今期第10期もよろしくお願いいたします!
┠■岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!
┠■「WATCH OUT! FASCIST IS SMILING(気をつけろ!ファシストがほくそ笑んでいる)」この夏は、暑さに負けない熱いメッセージを身にまとい、デモに、集会に、街に、旅に出ましょう! IWJオリジナル「スローガンTシャツ」販売中!
┠■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!
┠■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!
┠■夏休みにIWJで学生インターンを経験してみませんか?
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■はじめに~CIAの別組織とも言われるCSISと関係の深い小泉進次郎衆院議員、総理官邸・婚約会見の裏で「有志連合」への自衛隊参加要請に暗躍する米国高官の姿が!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 8月7日、総理官邸で自民党の小泉進次郎衆院議員と滝川クリステル氏とによる婚約会見が開かれ、大々的なニュースとして各大手メディアで取り上げられました。

※小泉進次郎氏と滝川クリステルさん、結婚・妊娠を公表(朝日新聞、2019年8月7日)
https://www.asahi.com/articles/ASM874JPTM87ULFA00W.html

 なぜ私的な「婚約」発表を総理官邸で行う必要があるのか?という根本的な疑問はさておき、実はこの小泉進次郎氏、米国CIAとの深い関係をうかがわせる事実があることをご存知でしょうか?

 小泉氏は自身の公式サイトでも「米国戦略国際問題研究所(CSIS)研究員」であったと公言していますが、このCSIS、実は創設メンバーに時のCIA情報担当次官も名を連ねているほどCIAとの関係が非常に深いシンクタンクなのです。

 そんなCSISで研究員の経験もある小泉氏は、2019年5月3日にそのCSISに招かれて講演を行っております。

※New Perspectives from Japan’s Rising Political Leaders
https://www.csis.org/events/new-perspectives-japans-rising-political-leaders
(小泉進次郎氏の全講演内容は動画で確認できます)

 また、CSIS研究員になる前に、米国コロンビア大学大学院で政治学部修士号を取得した小泉氏は「ジャパン・ハンドラーズ」(日本を飼いならしている人たちの意)の大物のひとりである政治学者のジェラルド・カーティス氏に師事しており、この小泉氏と師弟関係にあるカーティス氏とCIAとの深い関係について直撃的な質問が飛んだ記者会見をIWJは中継しています。

※日米同盟をおろそかにする総理は生き残れない」「歴史問題には『ノーコメント』で十分」 CIA協力者として知られるカーティス教授、参院選直前にあからさまな脅し ~FCCJ主催 記者会見 2013.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/87931

 そんな小泉氏と滝川氏の婚約発表と同じ日、日本の今後を左右しかねない看過できないニュースが進行しておりました。米国のエスパー国防長官が、中東のホルムズ海峡などでの船舶の安全を確保する名目の「有志連合」への参加を日本に対して要請するため、岩屋毅防衛相と会談していました。

※米国防長官、日本に「有志連合」参加を要請 防衛相会談(朝日新聞、2019年8月7日)
https://www.asahi.com/articles/ASM87263CM87UTFK002.html

 この恫喝とも言える米国高官による日本政府への接触と同日というタイミングで米国のCSISと太いパイプを持つ小泉進次郎氏が総理官邸という公的な場所で婚約会見を行ったことは、米国防長官が有志連合参加要請を行った事実を人目から遠ざける意図があったのではと疑うのは勘ぐりすぎでしょうか? 自衛隊派遣問題のみならず、改憲勢力の伸長、終わりの見えない森友学園問題への追求・解明等重要な政治課題が山積の中、婚約報道で浮かれている場合ではないと言えます。

 政治家・小泉進次郎氏の成果に焦点を絞ってみると、国会議員の重要な仕事に挙げられる本会議や各委員会での質問、議員立法、質問趣意書の3点について、2009年の初当選以来通算4期に渡る衆議院議員でありながら前国会ではただの一度も行ったことがない「実績ゼロ」の議員であることがわかります。

※国会議員 72人も「トリプルゼロ」
https://dot.asahi.com/wa/2018111300062.html

 ちなみに、先の参議院選挙で初当選を果たしたれいわ新選組の木村英子・参議院議員は、重度訪問介護を公費負担とするよう政府に制度改正を求める質問主意書を既に提出しております。

※れいわ・木村氏、介護「公費負担に」 質問主意書を提出(朝日新聞、2019年8月5日)
https://www.asahi.com/articles/ASM854H83M85UTFK00L.html

 先の参議院選挙期間中においては、自民党の立候補者への応援弁士として街宣も行っていた小泉氏が「年金受取繰り下げの説明をねんきん定期便に記載させた」ことを、あろうことか自身の成果による「改革」だという呆れた主張を展開していました。

 小泉進次郎氏によるその街宣の模様をIWJが収録、配信しておりますので、以下よりご覧ください。

※「年金問題言い訳行脚中」の小泉進次郎・衆議院議員「年金受取繰り下げの説明をねんきん定期便に記載させた」ことを「改革」と呆れた主張を展開 ~参院選 三重選挙区 自民党・吉川有美候補 街頭演説 2019.7.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452217

 こうした経緯から考えるならば、小泉進次郎氏には政治家としての自覚・資格がないのでは?という疑念を抱かずにいられません。政治家としての基本的な資質を欠いている上に、ホルムズ海峡への有志連合の自衛隊参加、果ては緊急事態条項含む改憲を目論む安倍総理が敷くレールに乗り、悪しき独裁者の座を譲り受ける可能性もありえるので、小泉氏の今後を注視していく必要があると思います。

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◆中継番組表◆

**2019.8.11 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・大阪 IWJ_Youtube Live】15:00~「日本から見る中国 中国から見る日本 ―等身大の目線で考える ―講演:フリージャーナリスト 中島恵氏、中国出身コラムニスト 唐辛子氏 ―ファシリテーター:大阪大学教授 深尾葉子氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 5月13日に収録した、大阪大学箕面キャンパスと世界を繋ぐイベントの第5弾を録画配信します。これまでIWJが報じてきた日中関係関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%97%A5%E4%B8%AD%E9%96%A2%E4%BF%82
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【IWJ・Ch5】17:00~「2019年 第4回 むさしの平和のための戦争展 講演『よみがえる戦時体制 ―治安体制の歴史と現在』―講師:小樽商科大学名誉教授 荻野富士夫氏」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「『むさしの平和のための戦争展』実行委員会」、「むさしの科学と戦争研究会」主催の講演「よみがえる戦時体制 ―治安体制の歴史と現在」を中継します。これまでIWJが報じてきた荻野富士夫氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%8D%BB%E9%87%8E%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%A4%AB
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【タイムリー再配信 400・IWJ_Youtube Live】20:00~「可視化された表現の自由の範疇 ~美術館に作品の撤去を求められた芸術家・中垣克久氏インタビュー」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2014年3月に収録した、IWJ記者による彫刻家 中垣克久氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた表現の自由関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/129037

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◆中継番組表◆

**2019.8.12 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】13:00~「『国益』と『排外』に憲法は屈するのか? 改憲発議を阻もう! 8.12労働者市民のつどい」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 「8.15実行委員会」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた憲法改正関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3
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【録画配信・大阪 IWJ_Youtube Live】15:00~「情報リテラシーとは何か ―米中関係を読み解く技法から学ぶ― 登壇:情報分析家 花井光誠氏、大阪大学教授 深尾葉子氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 6月17日に収録した、大阪大学言語文化研究科 深尾ゼミの企画「情報リテラシーとは何か ―米中関係を読み解く技法から学ぶ―」を録画配信します。これまでIWJが報じてきた深尾葉子氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b7%b1%e5%b0%be%e8%91%89%e5%ad%90

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「こどもを守り未来を開く」と訴えて参院選を戦ったれいわ新選組比例候補は、近現代史に精通し、社会生態学者でもある経済学・経済史の専門家!岩上安身による東京大学東洋文化研究所 安冨歩教授インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455148

「表現の不自由展・その後」実行委員・永田浩三氏(武蔵大学教授)の目に涙も「作家に一言もないことは尋常ならざる事態」 ~「展示会の再開~緊急集会&記者会見 あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」中止事件
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455031

長崎74回目 原爆の日に官邸前で訴える!!「核廃絶をするんであれば、核兵器禁止条約、これに賛成してくださいよ!!」~8.9再稼働反対!首相官邸前抗議
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455155

第9期は一時IWJ存続の危機にも直面した苦しい1年間でしたが、何とか乗り切ることができました。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告(2019年7月)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/information/donation/39019

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■声を発する草の根運動 憲法改正への危機感と地域で繋がるIWJ

 7月末、ウェブサイトの接続障害が頻発し、一時サイトにアクセスできなくなるという状況が発生いたしました。ご不便をおかけした皆さまには深くお詫び申し上げます。

 この接続障害は、参院選直後に国民民主党の玉木代表が「生まれ変わった」と発言し、会派統一の動きを示したこととも実は関係していました。改憲へどう影響してくるのかという国民民主党の動きへのみなさまの関心と、選挙期間中に大手メディアではなかなか姿が映し出されなかった「れいわ新選組」の候補者の姿を追い続けたIWJの取材記事へのアクセスが急激に増加したことでサーバーがパンク状態になってしまったのです。

 IWJの中継市民などが、関西から静岡まで足をのばし玉木氏に改憲発議について直撃インタビューした動画や参院選の静岡選挙区に関する報道をめぐってのスクープ記事などへのアクセス数が爆発的に伸びました。

※官邸が国民民主 榛葉候補を支援するよう要請したことについて、IWJ記者が玉木代表に訊いた~参院選 静岡選挙区 国民民主党・榛葉賀津也候補 街頭演説(磐田駅前)?応援 玉木雄一郎代表 2019.7.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453693

※【特別寄稿】スクープ! 官邸への忖度か!? 参院選静岡選挙区に関する報道をめぐって、『報ステ』から消えた『6分』のVTR! 官邸は国民民主候補への支援と引き換えに改憲賛成を要求か!? 2019.7.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453673

※選挙後、突如「生まれ変わった」と言い出した国民民主党・玉木雄一郎代表が「憲法改正の議論を進めていきますし、安倍総理にもぶつけます」と衝撃発言!「改憲の議論を進めること」は、5野党・会派と市民連合との政策協定違反!! 2019.7.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454379

※新聞・テレビの存在基盤が失われつつあるということを認識してほしい! れいわ新選組の候補者それぞれが挑んだ日本のシステムの機能不全!~7.21 第25回 参議院選挙 れいわ新選組 開票センター 2019.7.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/453828

※山本太郎氏率いる「れいわ新選組」から難病ALS当事者・ふなごやすひこ氏が立候補へ!スローガンは「強みは障害者だから気づけるものがある」~れいわ新選組 参院選 候補予定者発表会見 2019.7.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451858

※木村英子・全国公的介護保障要求者組合書記長を公認候補予定者として発表!山本太郎・代表「何よりもまず国会内がバリアフリーであるべき」~「れいわ新選組」候補予定者発表会見 2019.6.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451645

 いかに多くの皆さまが改憲に向けた不穏な動きに危機感を持って情勢を見守られているかが伝わるアクシデントでもありました。

 話が少し変わり、私事になりますが、れいわの衝撃とも呼べる選挙が一段落したある日のこと、私は地元で開催された「からだとこえのワークショップ」という勉強会に参加しました。20年間、詩の朗読をされ全国大会にも出場されているという講師の先生や多才なラッパーさん、選挙のボランティアに参加したという青年、寝癖のかわいい男子高校生、体の柔らかい体操好きなおばあちゃんが参加していました。

 各々違う分野で活動されている初対面の方とお話をしていると、なんとIWJの元会員の方がその中にいらしたのです。会員になって安冨歩教授のファンになったとのこと。ご挨拶をして盛り上がっていると、その横から「え!? IWJ!? 知ってる!知ってる!」と講師の先生、ラッパーさんも続いて声をかけてくれました。嬉しいご縁に思わずガッツポーズ!をしてしまい、しばらくお話で盛り上がりました。そこに共通していた感覚は、「声をあげないといけない時代になっている」でした。地域の交流を通じ、声でつながり、IWJともつながり、蓋を開けたら時代の危機を感じている共通の集まりとなっていました。今後も小さな地域の声をつなげ、IWJのコミュニティを草の根で広げていけたらと思います。

 IWJのサーバーがパンクしてサイトへの接続障害が発生するようでは、今後、日本が戦争のできる国に向かっていかないよう情報をお伝えし、コミュニティを広げていくことはできません。精鋭スタッフが取材してきた記事を快適に皆さまにお届けできるよう、本来ならば環境を更にワンランクアップして整備したいところなのですが、厳しい財政状況の中、現在、綱渡りのシステム環境で運営しています。お届けしたいスクープ記事にアクセスが集中するとサイトがダウンするという本末転倒なことにならないよう、どうか皆さま、引き続き温かいご支援をなにとぞよろしくお願いいたします!(WEB班・まえその)

※カンパ・ご寄付はこちらから
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■<昨日の岩上安身のインタビュー1> 「公明党を潰せば日本が変わる!」と訴えて参院選でれいわ新選組から東京選挙区で立候補した沖縄創価学会壮年部 野原善正さんインタビュー」を中継・配信しました!

 昨日午後1時より、れいわ新選組から参院選東京選挙区で立候補し、定数6人中8位で落選したものの、約20万票を獲得した沖縄創価学会壮年部 野原善正氏に岩上安身がインタビューを行いました。

 野原氏は、創価学会との出会いや、れいわ新選組から立候補に至る経緯、そしてかつて「平和と福祉の党」とも呼ばれていた公明党の変質について語りました。

 野原善正氏は1960年、沖縄県那覇市生まれ、浦添市育ち。創価学会との出会いは「24歳のときに慢性的な病気や、家族の経済的な問題で悩みを抱えていたときに“悪い運命を日蓮仏法で転換できる”と親戚から折伏されて入信しました」と語りました。

 法華経の「十界論」を初めてビデオで見たとき、「震えるほど感動して、こんなに素晴らしい教えを説く宗教なら自分の人生をかけてみる価値があると思ったんです。」という野原氏はその後、学習塾の講師などの仕事をしながら、創価学会の活動に熱心に関わってきたそうです。

 しかし自公連立政権下でイラク派兵が決定したころから、公明党の姿勢に疑問をいだき、2015年の安保法制審議の頃が自身にとっての決定的なターニングポイントになったと語りました。2018年9月の沖縄県知事選では、沖縄の地元紙では、創価学会員のうちの3割が公明党の推薦する佐喜真淳氏ではなく、玉城デニー氏に投票した、と報道されていますが、野原氏も玉城デニー氏に投票、またインターネットの遊説で玉城氏支持をはっきり表明したそうです。野原氏によると、沖縄でも創価学会員の中で公明党の姿勢に疑問を持つ人は多いということです。

※玉城デニー圧勝を呼んだ若者たちの“ポジティブキャンペーン” 「デニってる」でデマ退治の手法に注目(アエラドット、2018年10月5日)
https://dot.asahi.com/dot/2018100400082.html?page=3

※公明党沖縄県本部が辺野古の新基地建設「反対」 党本部と異なる姿勢に山口代表は静観(沖縄タイムス、2019年7月4日)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/441043

 本インタビューでは、今回の参院選で野原氏が立候補した経緯についてもふれています。野原氏は山本太郎氏についてはインターネット動画を見て共感を抱いていていたが、実は面識ありませんでした。それにも関わらず、参院選公示の3日前に、山本太郎氏本人から「今度の参議院選出てみませんか」と電話を受け、野原氏は立候補を決意したといいます。さらに野原氏は「山口那津男さんとガチンコでやったほうが、公明党のおかしさが明らかになるんじゃないかと思って東京選挙区で立候補しました」と語りました。

 選挙戦の街頭演説で沖縄の基地問題を語り、「平和福祉と言いながら辺野古の問題、ずっと傍観し続けてるじゃないですか?」と公明党の姿勢を厳しく批判した野原氏の根底には「公明党はかつては“平和と福祉の党”といっていたが、それは完全に崩れ去ってしまった」という思いがあると言います。

 そして現在の創価学会執行部について、池田大作氏(創価学会名誉会長)が沖縄について書いた随筆(『沖縄世界平和の碑』)を引用して読み上げ、厳しく批判しました。

「本土は自分たちを守る盾として、死ねよと沖縄を切り捨てた。
生け贄にされ、阿鼻叫喚の島にされた―沖縄戦のその見返りが、戦後の『核基地の島』だったとは!(中略)
沖縄から見ると『日本の正体』がよく見える。いまも続く人権無視の重圧。日本は、どこまで紅涙の沖縄を踏みつけにすれば、気がすむのか。
多数のエゴで弱い立場の人を犠牲にするのが民主主義なのか。人の犠牲の上に安逸を貪るのは、人間として恥であり、罪ではないのか。
『二十世紀に、どこよりも苦しんだ沖縄』を『二十一世紀に、どこよりも幸せにする』ために全身全霊を傾けなければ、日本に正義はない。民主主義もない。繁栄が続くこともないだろう。
差別する者は、その不正義の報いを必ず受けるからだ。
(中略)
人類史の悲劇が、この小さな島に集約された。ゆえに人類史の転換を、この島から起こすのだ」
――池田大作『永遠に平和の島 沖縄』(聖教新聞社 1999年)

 野原氏は、これが池田氏の全国への呼びかけであり、「この人類史の転換」のさきがけが辺野古基地ストップだと思ってきたしこれからも訴え続けていくと語りました。

 さらに野原氏は、池田大作氏が書いた「日本国憲法の、もっとも重要なポイントは、「平和」であり、平和憲法ということこそ、この憲法の最高に誇りうる栄冠であると私は考える」(『私の人生観』聖教新聞社1972年)という言葉も引用、「公明党は自民党と連立政権を組んで20年の間に権力の旨味にどっぷりつかってしまった。平和福祉という立党当時の、「民衆とともに語り、民衆とともに戦い、民衆の中に死んでいく」という精神に立ち返ってほしい」と訴えました。

 そして「創価学会員が現在の創価学会執行部に対して声を上げるべきであり、おかしいものはおかしい、間違っているものは間違っていると、勇気を出して声を上げるべきです。創価学会は日蓮仏法のヒューマニズムに立ち返ってほしい。私もできたんだから、できるはずですよ」と語りました。

■<昨日の岩上安身のインタビュー2>「日本のコンビニフランチャイズは、現代の蟹工船!フランチャイズ規制法を制定し、加盟店が幸せに働ける業界に!岩上安身によるコンビニ加盟店ユニオン元執行副委員長 三井義文氏インタビュー」を中継・配信しました!

 昨日午後4時半より、岩上安身は先の参院選に比例区でれいわ新選組より立候補した三井義文氏にインタビューを行いました。

 三井氏は、大手都市銀行に27年間務めた後、早期退職してセブンイレブンのフランチャイズチェーンのオーナーとなりますが、そこでコンビニの本部と加盟店の間の不平等な契約を目の当たりにしたといいます。

 フランチャイズ契約とは、本部と加盟店が契約を結ぶ経営のシステムを指します。本部と契約を結ぶことで、加盟店側は少ない資金で独立することができる上に営業ノウハウも共有することができ、販売に専念することができるなど、一見大きなメリットがあるように思われます。

 しかしながら、三井氏は「日本のコンビニフランチャイズは、現代の蟹工船」であると指摘します。三井氏は、「『オーナー』と言った時点で労働基準法から外れた存在になるんです。どんなに仕事して過労死しても自己責任になる」と指摘しました。さらに三井氏は、セブンイレブンのオーナーは、長時間労働ワースト3で4割が過労死の危険を感じたことのある経済産業省の約6倍の確率で亡くなり、さらに、国家公務員の9.4倍の確率で病気やケガを患うという驚愕の事実を説明しました。

 こうした加盟店の実態があるにもかかわらず、本部側は「24時間365日営業は契約上の義務」であるとの態度を頑なに変えようとしません。この理由について、三井氏は「(深夜営業をさせることによって)廃棄を出させたいから」とし、本部の加盟店に対する驚くべき搾取のカラクリを説明しました。この詳しいカラクリについては、本インタビューの録画記事をご覧ください。

 三井氏は、こうした過酷な労働搾取が横行する日本社会について、「『民主主義』と言いながら全然民主主義になってない。要するに弱い者が一方的に食われるだけの社会。全然民主主義じゃない。コンビニやって背広を脱ぐと気づくんです。だから皆、背広を1回は脱いでほしいと。そういうもの決める人たち(政治家)は」と訴えました。

 インタビューは、コンビニフランチャイズチェーンの搾取のカラクリかられいわ新選組での出馬の裏話まで、充実した内容となりました。現在、インタビュー動画は鋭意アップ作業中です。

■<本日の再配信>本日午後8時より、「可視化された表現の自由の範疇 ~美術館に作品の撤去を求められた芸術家・中垣克久氏インタビュー」を再配信します!

 2014年2月16日、東京都美術館で開かれた「現代日本彫刻作家展」で、彫刻家の中垣克久氏の作品が「政治的な宣伝になりかねない」として、美術館側が作品の撤去を求めるという「事件」が起きました。中垣氏と都美術館は協議の末、作品の表現の一部を削除することで合意し、作品は出展されました。

 都美術館は運営要綱で、「特定の政党・宗教を支持、または反対する」場合は、施設の使用を認めないと規定しています。中垣氏の作品には、総理の靖国参拝や政府の右傾化を批判する文言が入っており、これが要綱に抵触すると判断されたというのです。

 規制され、一部を削除された作品は、何に触れ、どの部分が要綱に抵触すると判定されたのでしょうか。その作品の存在によって、浮き彫りになった「制止線」とは何を縛ろうとしているのでしょうか。また、作者の中垣克久さんは、どのような意図や思いで作られたのでしょうか。お話をうかがうため、2014年3月4日にIWJスタッフが神奈川県・海老名にある中垣さんのアトリエにお邪魔しました。本日はこのインタビューを再配信します。下記にURLよりご視聴ください。

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【タイムリー再配信 400・IWJ_Youtube Live】20:00~「可視化された表現の自由の範疇 ~美術館に作品の撤去を求められた芸術家・中垣克久氏インタビュー」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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 最近でも似たような事件が起きています。8月1日から10月14日まで続く、愛知県の名古屋市や豊田市など複数の会場で行われている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、企画展の一つ、「表現の不自由展・その後」が、開催3日目の8月3日限りで中止になりました。「平和の少女像」展示に「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」との脅迫までありました。本件については、下記URLよりご覧ください。

※「平和の少女像」展示に「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」と京アニの悲劇を悪用した卑劣な脅迫!企画展は8月3日で中止に! 脅迫者を責めずに展示関係者に謝罪しろと迫る河村たかし・名古屋市長は脅迫者サイドに立つつもりか!? 2019.8.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454891

■8月7日録画収録した岩上安身による渡辺照子氏インタビューは、12日(月・祝)夜録画配信の予定です!

 8月7日、岩上安身は先の参院選に比例区でれいわ新選組より立候補した渡辺照子氏に録画でのインタビューを行いました。

 渡辺氏は元派遣労働者でシングルマザー。れいわ新選組が参院選に擁立した様々な「当事者」の一人です。選挙戦では、正社員になれないがゆえにいくつもの仕事を掛け持ちしなければならず、育児と仕事を両立できない現実を訴えました。

 さらに渡辺氏は街宣で5年間子供2人を抱えてホームレスだったことも明かし、現在は90歳になる母親の介護もしていることから、自身を「貧困のデパート、総合商社」と呼びました。この街宣の動画は多くの人の共感を呼び、再生回数が60万回を超えています。

 同じ1959年生まれの同級生ということもあり、渡辺照子氏の波乱に富んだ半生について、岩上安身によるインタビューはたいへん充実したものとなりました。インタビューは8月7日だけでは終わらず、8月20日に続編のインタビューを行うことも決まりました。

 7日に行われたインタビューは現在、鋭意編集中です。録画配信は、12日の夜を予定していますが、都合により遅れる場合もありますので、ご了承ください。詳細は決まり次第お伝えいたします。

 7月のはじめに腰痛と発熱でダウンした岩上安身は、参院選中に一度は決まった候補者へのインタビューをやむなく延期し、安静と治療につとめてきました。参院選が終わって発熱がなくなり、腰痛の発症もやわらいできたので出社して仕事は通常の半分程度で再スタート、次第にエンジンがかかってきて、インタビューも再開したら、アッという間にアポが埋まり、今週は、本日のダブルヘッダーを含む4連続インタビューとなってしまいました。しかし、岩上安身の体調はまだまだ万全ではありません。今回は例外的な過密スケジュールということで、ご了解ください。このペースで続けていくと岩上安身もスタッフもダウンしてしまいます。

 インタビューの告知を見た視聴者の方から、ぜひれいわ新選組の他の候補者もインタビューして欲しいというご要望をいただいています。大変ありがたいご要望ですが、このハイペースのままインタビューを続けることは不可能ですし、れいわの候補者のインタビューばかりを続けるわけにはいかず、他にも扱われなくてはならないかなり重大なテーマも数々ありますので、バランスを考えながら仕事を進めていきたいと存じます。れいわの支持者の方々には申し訳ございませんが、もうしばらくお待ちください。

 IWJが報じたれいわ新選組については、ぜひ以下の特集ページをご覧ください。

※【特集】れいわ新選組?重度障害者2人が議席獲得! 得票率4.55%で政党要件も満たした社会問題当事者集団は参院選で何を訴えてきたのか!?
https://iwj.co.jp/wj/open/reiwa_shinsengumi

■8月1日からIWJ第10期がスタート! 前期第9期は一時IWJ存続の危機にも直面した苦しい1年間でしたが、何とか乗り切ることができました。収支は会計処理がすみ次第、報告いたします。ここまで活動を支えてくださった皆様、本当にありがとうございます!今期第10期もよろしくお願いいたします!

 8月1日から、新たにIWJ第10期が始まりました!

 前期第9期は非常に厳しい財政状況が続いた1年間でした。一時は第9期の赤字予想が1000万円以上にものぼり、第8期の赤字を大きく上回ることが予想されました。

 しかし、今年6月以降、岩上安身の緊急の呼びかけに応じてご支援してくださった皆様のおかげで、IWJの財政状況は持ち直し、7月は月間目標額を達成いたしました! 本当にありがとうございました。下記、7月中にご寄付くださった方々のお名前を順次記しますとともに、大変感謝申し上げます。

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まよ様
T.M.様
Y.H.様
久代元之様
石田 雄士様
T.Y.様
H.F.様
高木 康夫様
徳山匡様
S.H.様
Y.F.様
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 今期の収支については決算処理が終わり次第ご報告いたします。ご支援してくださった皆様、本当にありがとうございます!

 今期第10期がスタートしたばかりですが、日韓関係は泥沼化し、米国が有志連合を呼びかけたことにより中東でも緊張が高まっています。国内では、安倍政権が目論む緊急事態条項を含む改憲発議という危機も、依然として目の前にあります。日本の運命を左右する夏はまだ終わっていません。

 こうした危機的状況にあるからこそ、独立メディアであるIWJは、権力に一切忖度せず、公共性・公益性・緊急性のある報道を貫きます! どうか、IWJへのご支援・応援をよろしくお願いいたします!

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!

 これまでに岩上安身とIWJは、緊急事態条項の危険性を広く知らせていくために、様々な分野の識者へのインタビューやイベントに取り組んできました。

 IWJでは、岩上安身が、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と鼎談形式で2012年発表の自民党改憲草案を逐条的に読み解いた『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を販売しています。緊急事態条項の危険性を詳しく、わかりやすく解説した貴重な書籍です。岩上安身の直筆サインも入っていますので、ぜひ、以下のURLよりお買い求めください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 また、2015年12月20日にIWJ主催で開催されたシンポジウム「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」のDVDも販売しています! こちらも、岩上安身の直筆サイン入りのDVDをご用意しています。ぜひ、『前夜』とあわせてお買い求めください!

※饗宴VI DVD
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

 どうか皆様、緊急事態条項の危険性について拡散していただけるよう、ご協力をお願いいたします!

■「WATCH OUT! FASCIST IS SMILING(気をつけろ!ファシストがほくそ笑んでいる)」この夏は、暑さに負けない熱いメッセージを身にまとい、デモに、集会に、街に、旅に出ましょう! IWJオリジナル「スローガンTシャツ」販売中!

 着るだけでインパクトがある、IWJオリジナル「スローガンTシャツ」。

 胸には「BLIND BELIEF IS ENSLAVEMENT(盲信は隷従なり)」「THE KING IS NAKED(王様は裸だ)」「WATCH OUT! FASCIST IS SMILING(気をつけろ!ファシストがほくそ笑んでいる)」など、挑発的なメッセージがプリントされています。

 「スローガンTシャツ」を着るだけでは、社会は変わらないかもしれません。しかし、Tシャツのメッセージは社会(外)だけでなく、ご自身(内)にも向いていることにお気づきになるはずです。一人ひとりがメッセージに応えて変わることで、社会が少しずつ変わるかもしれません。

 Tシャツはジェンダーレスで、サイズはXS・S・M・L・XLをご用意(※一部、品切れのサイズがございます)。メッシュ素材を採用していますので、通気性に優れているのはもちろん、暑い夏の外出時、着替え用にバッグに突っ込んでもシワになりにくいのも特徴です。

 また、インナーとしても着こなせるので、ジャケットスタイルはもちろん、カーデを羽織ったゆったりスタイルにも対応できる、オールシーズン使えるアイテムです。

 今年の夏は、IWJオリジナルの「スローガンTシャツ」をまとってデモに、集会に、街に、旅に出ませんか!!

※IWJグッズ――Tシャツページ
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=3

■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!

◇<Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました!>

 「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」でも大きなテーマに掲げているのが、緊急事態条項の危険性の問題です。

 自民党の改憲4項目の中でも緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、一般世間にいまだに周知されていません。

 緊急事態条項は参院選では表立った争点にはなりませんでした。今回の改選で改憲勢力による3分の2議席確保はぎりぎりで阻止できましたが、安倍晋三総理は投開票が行われた7月21日夜、「国民民主党の中には、少なくとも議論はしていくとの考え方を持っている方がいるだろうと思う」と発言しており、緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性は十分にあります。少しでも、この危険な条項について警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティを開きます。

※ #ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 こちらは会の趣旨に賛同する方であれば、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティです。ぜひご参加ください!

◇<サポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました>

 以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで、Facebookで非公開のコミュニティグループを始めることにしました。

 このグループは、岩上安身をはじめ、IWJスタッフとサポート会員との交流、そしてIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、一般会員の方や、まだ会員登録されていない方は、この機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。

※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 現在、岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストをいただいており、お待ちいただいている状態となっています。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。

※岩上安身のFacebook
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi

■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にテキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!

 IWJではテキスト班スタッフ、動画班スタッフ、事務スタッフを募集しています。

 テキスト班はIWJのサイトにアップされる記事や毎朝発行しているこの日刊IWJガイドの編集者、記者として働き、同時に記事のリサーチ、執筆、編集を担当していただきます。また、岩上安身のインタビューのためのパワーポイント作成も重要な仕事になります。

 IWJは政治、経済、社会、外交など広範なテーマを扱っています。テキスト班では、文章力、読解力を備えた優れた人材を求めているとともに、こうした分野に広く関心を持っている方を歓迎します! 専門的な知識が必須なわけではありませんが、世の中に対して幅広く関心を持ち、意欲的に学ぶことが、テキスト班スタッフとして大事な心構えです。

 しかしご承知のように、昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれています。IWJは皆様にご寄付・カンパをお願いしている厳しい状況ではありますが、コンテンツのクオリティを維持するため、テキスト班の時給を1300円からのスタートに改定しました。

 動画班はカメラマンとして岩上安身のインタビューや、現場に出向いて中継、録画取材を行うほか、動画の編集を担当していただきます。IWJがYouTubeにアップしているハイライト動画を、今以上にインパクトと拡散力を持ったものに変えていきたいと思っていますので、動画編集作業の得意な方は大歓迎です。動画班の時給は、1100円からのスタートになりますが、編集スキルのある方、経験者はより高い時給からのスタートと、優遇いたします!

 事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。

 いずれも残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。IWJには「サビ残」や「残業代未払い」はありません!

※【岩上安身のツイ録】まずは賃金不払い労働や残業代不払いをなくすべき!! ブラック企業撲滅、労基法の再強化、そしてタックスヘイブンを利用する租税回避者に追徴課税を! 2019.7.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452547

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

■夏休みにIWJで学生インターンを経験してみませんか?

 IWJでは上記のような通常のスタッフの他に、大学生、大学院生のインターンも受け付けています。将来報道の仕事を目指している方、報道の仕事に興味をお持ちの方、ネットメディアに関心のある方など、ぜひ上記スタッフ応募フォームよりご応募ください。

 以下は、現在動画班でインターンをしている塩澤由子さんのコメントです。

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 動画班に所属する塩澤由子です。現在は、大分県の立命館アジア太平洋大学に在学中ですが、長期休み(夏休み)で東京に帰省しているため、短期アルバイト契約でインターン生としてIWJで働いています。今回は、私がIWJでインターンシップをすることになった経緯とインターン内容について書きたいと思います。

 去年の夏から1年間、イギリスに留学をしていました。つい先月、6月に帰国したばかりです。高校在学中にも交換留学をしたり、国内でも小中高大すべて異なる都道県に行ったりして、引っ越しを繰り返しました。

 しかし、この経験は行く先の地域に住む人々と交流するきっかけとなり、彼らの生活を見ることで私は、今まで住んできた地域を比べるようになりました。様々な文化や社会を見ることで、問題視することも多くなり、同時に問題解決に携わりたいと思うようになりました。問題解決といっても仕方は多様にあり、個人の努力とは儚いものですが、その中でもより大きな影響を与えるためには、映像を通して問題の認識を高めることが効果的だと考えました。

 そこで、映像制作に関して無知であった私は、イギリスでFilm and TV production について学ぶことになりました。留学先ではカメラの使い方など実践的なことから映像が伝えるストーリーの効果など理論的なことまで勉強しました。とても有意義で刺激的な1年間でしたが、アウトプットする機会が少なかったため、帰国後は実践できる環境を求めてインターンシップを探していました。そこで見つけたのがIWJです。自由報道協会(現・日本ジャーナリスト協会)の方から紹介していただきました。

 インターンシップといえば、企業が研修の名目で学生を無報酬で雑用などに使う例が多くありますが、IWJには有給の選択肢があります。(IWJでのインターンシップは短期・長期、報酬の有無など多様にあるので、詳しくはお問合せ下さい)私は夏休み中の短期間、報酬有りで働かせてもらっています。具体的には、動画班に所属し、その日のネタを現場から中継するという仕事です。参議院選で忙しかったこともあり、入って間もなく責任のある仕事を任せられることもありましたが、そこでプロとして働く人々と同じ土俵に立てることは貴重で、やりがいがあり、研修名目の雑用インターンより何十倍もの学びと成長があると実感しています。
 
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 ぜひ、皆さんも仲間の一人として加わって下さい!

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、小野坂元、國府田響、土門稔、永田勝徳)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/