日刊IWJガイド 2014.12.18日号 ~No.827号~


■■■ 日刊IWJガイド 2014.12.18日号 ~No.827号~ ■■■
(2014.12.18 11時30分)

おはようございます。IWJのWeb班で、記事のアップロードやWeb作成を担当している中川と申します。

いよいよ今週末、12/21に向けて「饗宴V」へのカウントダウンが始まりました。

IWJでは岩上さんもスタッフも、先週の選挙の忙しさからなだれ込むように動きまわり、「饗宴」準備の最後の詰めに奔走しています。

今年3月からIWJに来た私はというと、IWJで初めて経験する国政選挙という大きな出来事が終わっただけでも一息入れたくなるところ、勢いを失わず「饗宴」という更なる大きなイベントに挑む岩上さんと皆のバイタリティーに驚きが隠せません。

IWJ事務所内の熱気に多少戸惑いながらではありますが、すでに「饗宴V」にお申し込みくださった皆様同様、私も、このイベントをとても楽しみにしており、大いに盛り上げたいと思っております。

岩上さんは選挙が終わった16日、自身のツイッターで「集団自殺なんてまっぴら御免」「12.14は、終わりではない。反撃の始まりです」とツイートしました。連投をまとめてありますので、ぜひ、お読みください。

■【岩上安身のツイ録】民主主義は、資本の強欲な増殖の運動と、権力の横暴な拡大に対する反撃として生起する~「饗宴V」への誘い
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214138

「大義がない」「党利党略だ」と批判の声で幕を開けた今回の衆議院解散選挙。結果は、自民・公明が3分の2以上の議席を占めることになりました。

が、しかしその内容はというと、(残念ながら)戦後最低の投票率だったことに加え、選挙前に報道・マスコミがさんざん煽った「自民単独で300議席超」には及ばず、沖縄では四つの小選挙区すべてで自民が敗北し、安倍内閣の政策に批判的な政党が躍進するなど、とても「自民圧勝」とはいえない結末となったのではないでしょうか。

今年のタイトルは『饗宴V ぎりぎりからのターンオーバー ~民主主義はいつも遅れて反撃する』です。

このタイミングだからこそ、皆様と集いたいとIWJは考えます。

岩上さんがおっしゃるように、「反撃」はこれからです。

まずは集い、意見を交わし、あらゆる有識者の方々のお話を聞き、国民がパワーアップしなければ、この国と、この状況は変わりません。

12月21日は、どうぞ、それぞれの思いや考えをたくさん、たくさん抱えてご来場ください。

ご参加を迷われている皆さん!お申し込みはまだまだ間に合います!

■饗宴のお申込みはこちら↓↓↓
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/subscription

特に、今年からは、残念ながらUstream側の都合により、『PPV』のサービスが停止となったため、饗宴のPPV配信ができません。遠方の方には大変申し訳ありませんが、参加が可能な方は、お見逃しのないようお気をつけください。

そして、ぜひ皆様にお伝えしたいことが一点。

下記を見ていただければ分かるように、会員、サポート会員にご登録いただくことによって、「饗宴」の料金がお得になります!しかも、今後IWJの記事がいつでもお好きなときにご覧いただけるようになりますので、一石二鳥。

◆ 非定額会員
シンポジウムのみは6,500円
パーティーとシンポジウム通し券は10,000円

◆ 一般会員
シンポジウムのみは5,500円
パーティーとシンポジウム通し券は9,000円

◆ サポート会員
シンポジウムのみは4,500円
パーティーとシンポジウム通し券は8,000円

まだIWJの会員ではないけど「饗宴」にご参加されるという方も、これからお申し込みをされる方も、ぜひこの機会に会員登録をご検討ください。もちろん、「しばらくIWJはお休みしていた」という方も会員登録の再開と「饗宴」へのご来場をお待ちしております。

■会員登録はこちら↓↓
http://iwj.co.jp/join/

■サポート会員へのお切替をご希望の方は、お手数ですが下記までお知らせください↓↓
shop@iwj.co.jp
…(後半へ続く)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2014.12.18 Thu.**

【Ch5】16:00~「環境省『住民の健康管理のあり方に関する専門家会議』の傍聴者締め出しについての記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※環境省主催の「住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」における傍聴規制についての記者会見が行われる。放射能からこどもを守ろう関東ネット、NPO法人子ども全国ネット、鎌ヶ谷放射能対策市民の会、FoE Japanらが主催

~関連記事~
・2014/08/25 24人の「傍聴する権利」は24,000円以下!?~放射線による健康影響を議論する「専門家会議」で過剰規制する環境省に市民らが緊急申し入れ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/164112

・2014/03/26 「福島県主体の健康調査は不具合多発。厚労省に一本化を」崎山比早子氏 ~原発事故に伴う健康管理に関する専門家会議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/131284

【Ch2】18:00~「東電会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【Ch6】18:30~「第14回 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※千代田区・中央合同庁舎にて、環境省主催で行わる専門家会議の第14回。「被ばく線量把握・評価に関すること」、「健康管理に関すること」、「医療に関する施策のあり方に関すること」など4議題が予定されている

~関連記事~
・2014/08/27 「甲状腺がんは3ヵ月で15人という一定の割合で増加」
~福島第一原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/164836

【録画配信・Ch4】19:00~「日本の人権状況って何か変? ~国際人権規約と秘密保護法とメディア~ ―講師 藤田早苗氏」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※昨日、国際人権規約と秘密保護法をテーマに行われた公開トーク。藤田早苗氏(英国・エセックス大学人権センター研究員)、永田浩三武蔵大学教授(元NHKのプロデューサー)が登壇しました。電波状況が悪かったため、再配信いたします

~関連記事~
・2014/06/20 「情報は人権の要石」国連・自由権規約委員会での秘密保護法審査を前に、岩上安身が英エセックス大学人権センター講師・藤田早苗氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/147623

・2014/11/12 「説得する言葉を持たないけれど、権力は持っている」NHK番組改変事件でかいま見た、安倍晋三という政治家の本質 元NHKプロデューサー・永田浩三氏に岩上安身が再びインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/205343

(前半の続き)…
今回の「饗宴」の5つのテーマの中で、私がひそかに大注目しているのは、シリーズでは初めてのテーマであるヘイトについてです。

タイトルは「明治、大正、昭和、そして現在に至る平成のヘイト問題」。

海外からも警戒されるほどの極右ぶりをみせる安倍内閣と、ヘイトスピーチやデモが横行し、一般の書店には差別的なポップの文句とともにヘイト本が積まれるいま、このテーマは外せません。

明治のヘイトについて語ってくださるのは、名古屋大学名誉教授 安川寿之輔氏。
今年9月3日に行われた岩上さんによるインタビューでは、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」――人間はみな生まれながらにして平等であるという「天賦人権説」を高らかに唱う(と思われてきた)福沢諭吉が、実は「ヘイトスピーチ」の元祖だったという衝撃の事実をお話くださいました。福沢個人が問題である、という話ではなく、明治という時代を一言であらわす「文明開化」が、暴力的な侵略と差別をともなうものだった、というのです。ヘイトは、ここに根ざすのです。

■2014/09/03 「奴隷の群衆」「牛馬豚犬」…”元祖ヘイトスピーカー”としての福沢諭吉を徹底検証~岩上安身による名古屋大学名誉教授・安川寿之輔氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/166258

続く大正については、ノンフィクション・ライターの加藤直樹さんが、登壇してお話しくださいます。
関東大震災が起きた90年前と同様、「朝鮮人を皆殺しにしろ」などという叫びが現代においてまかり通っていることに危機感をおぼえた加藤さんは、朝鮮人虐殺に関する記録を綴るためにブログを始め、書籍「九月、東京の路上で~1923年関東大震災ジェノサイドの残響」を出版され、話題を呼びました。

■2014/08/29 【IWJ追跡検証レポート】『九月、東京の路上で』~関東大震災・ジェノサイドの跡地を加藤直樹氏と歩く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/165254

昭和は、岩上さんによるインタビューをたびたび受けてくださり、朝日新聞の「誤報」を攻撃する「右派メディア」の問題性について語っていただくなど、従軍慰安婦や南京大虐殺など歴史認識の問題に詳しい哲学者の能川元一 氏が登壇します。

■2014/08/15 慰安婦問題、朝日「誤報」で高揚する「右派メディア」の主張を徹底論破~岩上安身による哲学者・能川元一氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/161862

この3名の方々にご登場いただくだけでも、凄いシンポジウムが開催できそうですが、まだまだ、これだけではありません。

更におすすめのテーマである「世界」も見逃せません。
タイトルは「パレスチナ、ウクライナ、イスラム国~世界における「文明の衝突」の虚実」です。

今年の春から激化した、イスラエルによるガザ地区への攻撃は市民に多数の死者を出し、まさに虐殺といえるその惨状が報じられ、ショッキングな映像が世界を駆け巡りました。

また、9月には、シリアとイラクで勢力を拡大し続けるイスラム系武装集団「イスラム国」に、日本人大学生が参加しようとして事情聴取を受けるというニュースが飛び込んできました。

他方、ロシアの西、ヨーロッパの東に位置するウクライナでは、一年前の首都キエフでの抗議活動、そしてクーデターによって、政権が転覆されて以来、内戦が続いており、今年7月には、その戦場の上空を通過したマレーシア航空機が撃墜されるという惨劇には見舞われました。

中東とウクライナ、遠く隔たっているように感じられる二つの「紛争地」が、深く関わりあっていると岩上さんのインタビューでお話しされた板垣雄三氏(東京大学名誉教授)が、この五番目のパートにご登場されます。

さらに、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と、三つの一神教がぶつかり合う「文明の衝突」の実相を知るために、上村静氏(尚絅学院大学准教授)が饗宴初登場です。上村さんは、昨年のクリスマス・インタビューで、歴史的に実在した「史的イエス」の教えと、宗教として人々に広まり大きな影響力を得たキリスト教とは、別のものだと衝撃的な指摘をされた異色の宗教学者です。

そして、もうお一方、IWJ・岩上さんとは切っても切り離せない関係の孫崎享氏(外務省元国際情報局長)が、ご登壇されます。旧ソ連にも、イランにも、イラクにも、外交官として赴任した経験のある孫崎さんは、中東とウクライナの紛争を俯瞰してご覧になれる数少ない知識人です。集団的自衛権によって、日本から遠く離れてた異国の諍いと思われるこれらの戦争に、日本がどのように巻き込まれて行くことになるのか。

「遠い国の話」では片付けらない、今後、日本とも決して関係のないテーマではない、さまざまな深いお話は要チェックです。
テーマ「世界」登壇者の方への岩上さんによる過去インタビューもぜひご覧ください!

■2014/08/01 世界の「いま」は欧米中心主義の断末魔/繋がりあう尖閣・マレーシア・ガザ・ウクライナ ~岩上安身による東京大学名誉教授・板垣雄三氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/159297

■2013/12/25 キリスト教の「神話」のベールを取り去り、「史的イエス」の実像に迫る――岩上安身による上村静氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/117865

■2014/03/13 ウクライナ政変:なぜオバマはソチ五輪開会式を欠席したのか ~岩上安身による孫崎享氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/129234

選挙後の記者会見では、安倍首相が「憲法改正は自民党の悲願であり、立党以来の目標」とコメントし国民に憲法改正の必要性を訴えていく」と息巻く状況のいま、「安全保障」のテーマも重要な議題です。

このテーマでは、先だって11月28日に岩上さんが【大義なき解散総選挙】シリーズとしてインタビューした小林節氏(慶応義塾大学名誉教授)が論客の一人として登壇。小林氏は改憲論者でありながら、安倍政権の憲法観と自民党による改憲案を「これは、北朝鮮か明治憲法と同じ」と厳しく批判されています。

■2014/11/28 【大義なき解散総選挙12】「これでは北朝鮮と同じ」 自民党改憲案と集団的自衛権行使容認を徹底批判~岩上安身による小林節・慶応大学名誉教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/209456

その他、日頃IWJと関わりの深い、柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)、伊波洋一氏(元宜野湾市長)、島袋純氏(琉球大学教授)と、錚々たるメンバーが勢ぞろいします。

そして、もう、ここには書ききれませんが、残る2つのテーマ、「原発」「経済」についても、鋭い指摘と考察をされている有識者の方々が続々と登場されます。
詳しくは下記の特設ページをぜひご確認ください。

■饗宴V 特設ページはこちら↓↓↓
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/

日頃はIWJの映像でご覧いただいている方のお話を、生の声で、しかも勢ぞろいの状態で聞ける、またとないチャンスです。

シンポジウム後のパーティーや二次会では、登壇者の方々に加え、小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)を始め、パーティーのみご登場いただけるゲストの方々とも、直接言葉を交わしていただける機会もありますので、有意義な時間を過ごしていただけることは間違いありません。

岩上さんにとってもスタッフにとっても、この一夜を、普段IWJを支えてくださっている皆様と集い、共有できることが、今後戦っていく糧になります。
21日まであと3日、お会いできることを楽しみにしております!

最後に昨日、新しくアップされた記事を下記にご案内しますので、ぜひご覧ください。

■12/16 高浜原子力発電所3、4号炉の審査書案の承認へ ~原子力規制庁定例ブリーフィング
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214034

~~テキストアップした記事はこちら~~

■12/2 【滋賀】放射性チップ不法投棄事件、主犯に有罪判決が出るも「放射性木くずは、今、北関東で野ざらしに」他の木くずと混ぜて堆肥にする計画も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/210548

■11/19 【京都】「安倍首相は『大日本帝国』を取り戻したいと考えているはず」浜矩子氏が「アベノミクスは経済政策とは呼べない」と痛烈批判
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/207104

毎朝お伝えしておりますように、IWJの会員数は、現在4,635名。今月分の会費のお振込みがお済みでない方を差し引いた結果、さらに厳しい状況に立たされていることが判明いたしました。
来年もまた、5回目の饗宴が開催できることを祈りつつ、何卒皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

ご寄付・カンパのお願い↓↓↓
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

それでは本日もIWJをよろしくお願いいたします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

※このメールマガジンの配信解除をご希望の方は、お手数ですが、題名を変えずに、その旨を記載の上、こちらのメールに返信してください。なお、手作業で解除の手続きを行っておりますため、返信後も数回、当メールマガジンが届く場合がありますが、ご了承ください。