■■■ 日刊IWJガイド 2014.12.19日号 ~No.828号~ ■■■
(2014.12.19 8時00分)
おはようございます!IWJの佐々木です。
いやー寒過ぎますね。
寒過ぎて選挙に行くのもためらう気持ち、よく分かります。
特に寒い地域の方は、一票を投じるにも苦労されたのではないでしょうか?
そんなこんなの要因が重なり、戦後最低の投票率の末、有権者の4分の1の得票数で、自民党が議席の7割を獲得しました。冬に選挙をおこなって投票率を下げ、組織を背景にもつ政党や候補が有利になる、というパターンが今後、定着しそうで、ますます冷え冷えします。
ですが、12月21日の品川は、そんな姑息な計算を吹き飛ばすアツさを記録することでしょう!
そうです。IWJの送る特大燃焼イベント、「饗宴V ぎりぎりからのターンオーバー~民主主義はいつも遅れて反撃する」が、品川で開かれ、朝11時半から、民主主義の情熱の焔を巻き起こすからです!
お寒い結果となった衆院選での与党圧勝もなんのその、鋭い熱気を帯びた16人のスペシャルゲストが、みなさんの闘志をより一層燃え上がらせます! 皆で暖まりましょうー!!
岩上さんのホットな呼びかけ文にもあるように、「この道しかない」などと言われて黙っているときではなく、「そんな道に誰がつきあうものか」と、はっきりと言葉にして「No」を表明するべきときだと、僕も思います。
■【岩上安身のツイ録】民主主義は、資本の強欲な増殖の運動と、権力の横暴な拡大に対する反撃として生起する~「饗宴V」への誘い
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214138
そんな饗宴では、専門家であり、戦士でもある16人の方々に、「反撃」の武器を、伝授していただきます。登壇するゲストのラインナップは、以下のお申し込みページからご覧になれます。一人ひとりのプロフィールを見るだけで、胸が熱くなってきますね。
■饗宴のお申込みはこちら↓↓↓
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/subscription
今回の「饗宴V」は、5段重ねとなっています。「この道しかない」と突き進む政策の「間違い」や「矛盾」を、一つひとつ喝破していく必要があるからです。あらゆる政策に「嘘」が潜んでいる安倍政権というのも、ある意味あっぱれですね。
僕のイチオシは、なんといっても最初のテーマ、「原発と被曝」です。
トップバッターとして登壇される海渡雄一弁護士と河合弘之弁護士は、これまで数々の原発訴訟の先頭に立ってきた、「闘う弁護士」です。
そんな両弁護士が作り上げたドキュメンタリー映画「日本と原発」、みなさんはご覧になれましたでしょうか?
僕は幸運にも、仕事の現場で鑑賞することができました。誰が観ても「2時間で原発問題が分かる映画」となっています。大げさではなく。
■2014/11/04 「2時間で原発問題が分かる映画だ」 ~河合弘之弁護士初監督作品「日本と原発」制作発表
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/202719
僕も3.11以降、東電に張り付き、福島第一原発にも入構取材し、原発問題についてはこの4年間、力を入れて追ってきたつもりでしたが、その膨大な問題点を2時間でまとめて、しかも飽きずに見応えのある映画に仕上げるなんてことは、至難の業だと思います。
それもこれも、20年間原発問題を追い続け、その隅々まで知り尽くし、かつ闘志を絶やさない両弁護士の熱のたまものでしょう。
その闘志の根底にあるのは、原発事故被災地の苦しみ、怒りです。
この映画は、一貫して福島で実際に起こった、我々が直視しなければならない「真実」に寄り添い、映しだしています。
「瓦礫の中で助けを求めてドンドンと叩く音が聞こえたが、原発事故による強制避難のため、その場を後にするしかなかった」―。
これは、ある消防団員の方の消せない記憶です。助けを求める人を見殺しにせざるを得なかったこの方の後悔と苦しみは、いかばかりでしょうか。
原発事故さえ、放射能さえなければ、救えたかも知れない命です。
そして、原発事故の死者は、今も増え続けています。家も財産も失い、避難先の庭で焼身自殺で最愛の妻を失った夫。
避難区域の境界線を飛び越え、橋から身を投げた男性の妻。
多くの自殺者と、残された人々。
「この苦しみをどこにぶつけたらいいのかわからない」。
この被災者の声を、河合弁護士は一人ひとりに向き合いながら、聞いていきます。
そして映画は、なぜ、ここまで国民の命をないがしろにしてまで、日本は原発を止められないのか、という核心に迫っていきます。
彼ら「原子力ムラ」の真の目的とは、一体何なのか。続きは、映画をご覧になっていただくか、饗宴にお越しいただき、河合弁護士の講演をお聞きください!
■河合弘之弁護士初監督 映画『日本と原発』公式サイト
http://www.nihontogenpatsu.com/
さらに海渡弁護士には、集団的自衛権の行使容認や、武器輸出緩和によって、一層加速する安倍政権の「原発を抱えたまま戦争リスクをひたすら高める」という政策についても、警鐘を鳴らしていただきます。
■饗宴V 特設ページはこちら↓↓↓
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/
…(後半へ続く)
◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。
**2014.12.19 Fri.**
【Ch6】10:30~「STAP現象の検証結果に関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※理化学研究所 研究不正再発防止改革推進本部検証実験チーム、リーダーの相澤慎一氏、副チームリーダー 丹羽仁史氏らが出席予定
【Ch4】14:00~「笹川平和財団主催 公開パネルディスカッション『アベノミクスを問う:日米経済専門家の視点』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※アダム・ポーゼン氏(米国ピーターソン国際経済研究所所長)を中心とする主要エコノミスト7名と、経済財政諮問会議議長の伊藤元重・東京大学大学院教授らが、アベノミクスを中心に議論する予定
【IWJ_TOKYO1】14:00~「舛添要一 東京都知事 定例会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo1
※舛添要一 東京都知事による定例会見
【Ch3】14:30~「原子力規制庁 定例ブリーフィング」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※米谷総務課長による定例ブリーフィング
【Ch5】15:00~「経産省前テント『結審』攻撃と闘う緊急行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※12月3日で結審されたテント裁判。弁護側はこの結審を「だまし討ち」としており、本日15時から、この結審に対し、抗議行動を行なわれる
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:00~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
【IWJ_AOMORI1】17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8
【IWJ_FUKUSHIMA1】18:00頃~「原発いらない金曜日 in 郡山」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
【IWJ_HOKKAIDO1】18:00~「北海道庁北門前:反原発抗議行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hokkaido1
【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第116回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
(前半の続き)…
このテーマだけでも、こんなにも僕らの生活に直結する問題なのに、これが安倍政権の内包する危険性のパーツの一つというのだから、驚きですよね。
僕にとって、そして国民のほとんどの方が見過ごせないのが、饗宴の2番目のテーマ、「グローバル経済の真実~アベノミクス、消費税増税、TPP」です。
このテーマのトップバッターである植草一秀さんは、「異次元の金融緩和」による円安・株高で、日本の景気が良くなった! と必死に政府やメディアが喧伝していた頃から、「アベノミクスは日本経済を奈落に突き落とす」と、予見し、警告を発し、残念なことに7―9月期のGDPマイナスも的中させてしましました。
植草さんは、多くの御用エコノミストや既存メディアが意図的に無視する、様々な経済指標を分析し、安倍政権がひた隠す「アベノミクスの失敗」の実態を暴露しています。
11月25日に岩上さんのインタビューに応じた植草さんは、その失敗だけでなく、そもそもアベノミクス自体が、米国の長期金利上昇と連動した株高の波に乗った、ただの「幸運」であったことも、暴露してしまいました。
■2014/11/25 【大義なき解散総選挙10】「財政で経済を潰す」に反転したアベノミクス
増税逆噴射で「日本の奈落」を招く財務省と安倍政権の狙いは ~岩上安身が政治経済学者・植草一秀氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208614
安倍政権が、海外から見るとただの「裸の王様」であることを、暴いてしまっているんですね。
しかし、多くの国民がそれに気づき、指摘するのが遅かったからなのか、安倍総理はそんな危機的状況にも関わらず、財務省の指示通りに、消費税増税を断行。アベノミクスの2本目の矢である、「財政で経済を支える」を、「財政で経済を潰す」に反転させてしまいました。
社会保障の拡充ために必要だから。借金1000兆円を抱える日本はこのままではギリシャのように財政破綻してしまうから。
などなど、国民を騙して、結局は一部の富裕層にだけ、冨を集中させ、格差を拡大させただけだった。そんなアベノミクスの正体を、饗宴でも、植草さんに厳しく指摘していただきます。
他にも、イチオシしたいテーマ、登壇者ばかりの、今回の饗宴。お時間が許せば、このまま全員紹介していきたいのですが、今ここで怒りの沸点を持ってきたら、もったいないですね。21日、品川で爆発させましょう。そして、反撃の狼煙を上げたあとは、反撃のパーティーで英気を養い、反撃の2次会でお腹を満たし。反撃の一献といたしましょう。
■饗宴V 特設ページはこちら↓↓↓
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/
他にもまだまだ、今回の饗宴は見所が盛り沢山です。
3つ目のテーマ、「明治、大正、昭和、そして現在に至る平成のヘイト問題」では、まずトップバッターとして哲学者・能川元一さんが、百田尚樹氏や、安倍政権中枢、在特会やそれに連なるネトウヨたちなど、「平成のヘイトスピーカー」たちの歴史修正主義を、膨大な一次史料をもとに、徹底論破します。
次に関東大震災のさなかに起きた朝鮮人大虐殺を追ったノンフィクション『九月、東京の路上で1923年関東大震災ジェノサイドの残響』著者・加藤直樹さんが、震災当時、蔓延していた朝鮮人などマイノリティへの差別、「大正のレイシズム」を指摘します。そして最後に、名古屋大学名誉教授の安川寿之輔さんが、福沢諭吉の元祖「ヘイトスピーカー」としての知られざる姿を暴きます。
この「明治」「大正」「平成」のヘイトが、それぞれ連綿としてつながり合いながら、近代日本の根底に受け継がれ続けていることを、このテーマで明らかにします。
そして続くテーマ4では、その継承されたレイシズムの終着駅として、安倍政権が目論む憲法改正を、「改憲派」の憲法学者である、小林節さんが、徹底批判します。
いかに自民党の改憲草案が僕ら国民の最低限度の生活、自由、権利を縛りつけ、痛めつけるものなのか。憲法学の「知の巨人」の立場から暴きます。
このテーマ4つを通して、「安倍政権」というものを、もうとにかく暴きまくります。
自民党の改憲草案がいかに恐ろしく酷いものなのかは、岩上さんと澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士ら3人が、徹底深掘り・分析した12回にわたる鼎談をまとめた書籍『前夜』でも、それはもう暴きまくっています。
こんな恐ろしいことを自民党が実現させようとしていたなんて、知りたくなかった…と思うかも知れません。ですが、今後日本で起こる出来事の「予習」として、そして饗宴の予習もかねて、ぜひお手に取って、ご覧になってみてください!
こちらの物販ページで、絶賛購入可能です。
http://iwj.co.jp/shop/goods/cat_BK.html
最後のテーマ、「パレスチナ、ウクライナ、イスラム国~世界における『文明の衝突』の虚実」。ここでは、集団的自衛権や秘密保護法、武器輸出緩和やPKOの武器使用緩和、そして憲法改正で、安倍政権が「戦争できる国・日本」として羽ばたく世界で、今何が起こっているのか。それを、イスラム学の泰斗・板垣雄三さん、ユダヤ学、聖書学の専門家である上村静さん、そして外交官として世界の「文明の衝突」の最前線を渡り歩いてきた孫崎享さんに、それぞれの知見から、解説していただきます。
計6時間、目が離せない講演のオンパレードです。熱過ぎます。
■そして饗宴のお申込みはこちらです↓↓↓
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/subscription
「十六人の怒れる男」とともに、会場でお待ちしております!
当日、シンポジウムは空前の長丁場ですが、中抜けも、再入場も自由です。反撃の気力は満ち満ちているが、体力がちょっと不安、という方でも、ご安心して、ご参加ください!
そして、反撃のIWJにも、ぜひ、ご支援ご声援のほど、よろしくお願いいたします。不況風は容赦なくIWJにも吹きつけてきます。会員数は5000人を割り込み、財政的にピンチとなってしまいました。このままでは、民主主義の前に、IWJが潰れてしまうかもしれません。IWJは、みなさんのご支援が頼りです。ぜひ会員となって、iWJをお支えください。
■会員登録はこちら↓↓
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■サポート会員へのお切替をご希望の方は、お手数ですが下記までお知らせください↓↓
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そして、いつもIWJを支えてくださっている会員のみなさま、中継市民のみなさま、寄付やカンパ、差し入れをお送りくださる全国のみなさま、本当にありがとうございます。
その一つひとつに、僕らはいつも勇気づけられ、これからも頑張ろうと腹をくくることができます。
饗宴では、そうしたみなさまへの感謝の場にしたいと思っています。
そんな饗宴の準備に追われ、追いかけの日々でも、IWJは取材の手を休めません。昨日は、以下の記事をアップしました!
■ 2014/12/17 高浜原発の審査書案「承認」、安全性について「○か×かという言い方はしません」 ~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214461
「○か×か」という言い方はしない…って、安倍総理は規制委が「○」と言ってくれるから再稼働できる、と言ってますが、安全性の承認の責任主体は一体どこにあるのでしょうか。
■2014/12/17 豊洲新市場開場が2016年11月に決定するも、課題山積の現状に業界からは東京都に対して苦言が続く、東京五輪開催による影響も指摘
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214457
こちらも、安全性が確保されていないのに、移転ありきで進められている豊洲新市場。再稼働ありき。TPP参加ありき。消費税増税ありき。憲法改正ありき。築地市場移転ありき。もう「安倍ありき政権」ですね。
IWJは、民主主義ありきで、今日も一日頑張ります!!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】
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