■■■ 日刊IWJガイド 2014.12.17日号 ～No.826号～ ■■■
（2014.12.17 8時00分）

人が恋しくて恋しくて、たまらない原です。おはようございます！

僕は道産子のくせに夏が大好きで、冬が大嫌い。今の時期、朝布団からでるのも辛い、夜風呂に入るのも辛い。

でも、いや、だからこそ、人が恋しいものです。高校生の頃は今の時期になるともう女の子のことしか考えてなかったなぁ。。。

いやぁ、会いたいですわぁ～、皆さんに。どうしても会いたい。普段からお世話になっている全国の皆さんに、実際に会って感謝を伝えたい。ありがとうと言いたい。

12月21日、品川で。

大義なき解散総選挙も終わりました。皆さん、今回の結果を、色々と独自に分析されていると思います。

「自民にまたしても大勝を許してしまった」「いや、思ったより自民が票を伸ばさなかった」「野党がだらしなかった」「やはり小選挙区制がよくない」「反省すべき点ばかりが目立った」「次世代ざまぁｗｗｗ」などなど、いろいろな声がネット上に飛び交っています。

僕も言いたいことは山ほどあります。なぜ、「自民300議席へ！」という報道が一斉に流されたのか。自公圧勝の空気が形成され、多くの人が萎えてしまったのではないか。そもそも最初から本当にこのタイミングで解散総選挙する意味があったのか。700億円かけてまで。入れたくない候補者に鼻をつまんで票を投じた人も多いでしょう。僕もです。

語らいましょう。12月21日、品川で。

12月21日、品川で！　「饗宴V」やります！

今年のタイトルは『饗宴V ぎりぎりからのターンオーバー ～民主主義はいつも遅れて反撃する』に昨日、決定しました！
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/about

今回で5度目の開催となる饗宴。今年も全国のイカツい気鋭の論客の皆さんが12月21日、品川に集います。

今回の饗宴の僕的イチオシはまず、なんと言ってもあの前田真里さんが3年ぶりに司会を務めるところでしょうね。真冬の品川に咲く一輪の花であり、一足早いクリスマスプレゼント（？）と言えましょう。つい見とれてしまい、登壇者の方々のお話しが耳に入らない方も多いことでしょう。

前田さんはただ綺麗なだけでなく、相当タフですよ。僕より全然、上。はるか格上。もともと長崎文化放送の記者兼アナウンサーで、かなり過酷な現場なども取材して回ってきたそうです。3.11直後は特に助けていただきました。マジで先輩ジャーナリストとしてリスペクトしています。会えるの嬉しいなぁ～。

テーマ「原発問題」の僕的イチオシは、北海道がんセンター名誉院長の西尾正道先生です。西尾先生は臨床医として39年間、放射線治療に携わってきた医師で、IWJはこれまで何度も西尾先生の取材をしてきましたが、僕は自身はまだ、西尾先生を生で拝見したことがないんです。

今年は漫画『美味しんぼ』の中で、福島県を訪れた主人公が被曝による（と思われる）鼻血を出したことが議論を呼びました。西尾先生は、ストレスで鼻血が出ることは「医学的にはない」として、放出されたセシウムなどの放射線物質が塵と付着してできる放射性微粒子が、「鼻血」の背景にあると、指摘しています。

そのうえで西尾先生は、日本が採用しているICRP（国際放射線防護委員会）基準について、「内部被曝も、残留放射線も、否定する立場で作られた放射線防護体系が、60年間変わらず、その後、新しいデータはほとんどない。われわれは、60数年前から時が止まった科学を、安全だと流布されている。いいかげんに、催眠術から目を醒まさなくてはいけない」と語っています。

※2014/07/12 ストレスによる鼻血は医学的に「ありえない」北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏が政府見解を徹底批判
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/153566

テーマ「ヘイト問題」の僕的イチオシは、ノンフィクションライターの加藤直樹さん。加藤さんが今年3月に出した、関東大震災発生時の朝鮮人虐殺を描いた本「九月、東京の路上で ～1923年関東大震災ジェノサイドの残響」は、「ヘイト本」ばかりが売れる中、異例のベストセラー、ロングセラーを誇っています。

「九月、東京の路上で」は、発売から9ヶ月が経つというのに、今もAmazonでは歴史の「明治・大正」ランキングで11位にランクインしています。虐殺が起こった関東の現場を実際に歩き、当時、現場で何が起きたかを生々しく描いたノンフィクション作品です。レイシズムが街でも、国会でも溢れかえっている今、我々は過去から教訓を学ばなければなりません。

加藤さんのお話、注目です。

※2014/08/29 岩上安身による『九月、東京の路上で』著者・加藤直樹氏インタビュー（動画）
http://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/7555

テーマ「安全保障」の僕的イチオシは、伊波洋一さん。今回の選挙の「オール沖縄」の全勝、言い換えれば自民党の裏切り議員の全敗、胸熱でしたね、ぶっちゃけ。

今年1月には辺野古を抱える名護で市長選があり、新基地建設反対派の現職・稲嶺進市長が再選し、11月の県知事選では「保革共闘」の末、新基地建設反対を掲げた翁長雄志元那覇市長が勝利を収め、そして今回の衆院選では、「保革共闘連合」の4人が全員当選しました。それでも安倍政権は辺野古新基地建設を進めると、まだ言う。沖縄は、何度「辺野古No」の民意を示せばいいのでしょうか。

伊波さんは、普天間飛行場を抱える宜野湾市の元市長。今回の選挙結果をどう受け止めているのか、今後の沖縄の未来をどう見つめているのか、是非とも生で、その考えをお聞きしたいところです。ですよね？　皆さん、超チェックしちゃってください。

※2014/10/17 【沖縄県知事選スペシャル】「アメリカ流非対称戦争」への準備が進む中の知事選 ～岩上安身による元宜野湾市長・伊波洋一氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/185135

他にもテーマ「中東」「経済」を儲けてありますし、ここで名前を挙げなかった皆さんも、全員が全員、深い知識を持ち、鋭い考察をされて、社会に大きな影響を与えている方々ばかりです。是非、会場に足をお運びください！　シンポジウム後のパーティーや二次会では、直接、登壇者の方々とお話できる機会もあるかと思います。かなり「レア」な体験ができるかと思います。

そして今日は、昨日に引き続き、昨年の「饗宴IV 2013 symposion 前夜～取り返しのつかない軍事属国化と経済植民地化に抗うために」の後半を、会員の皆さん限定で再配信します！　是非、ご覧ください！　再配信は観なければもったいないですし、饗宴には来なければもったいないかもしれませんよ～！

岩上さんは昨日、「民主主義の本質は反撃だ」と論じるtweetを連続で放出しました。

※「【岩上安身のツイ録】民主主義は、資本の強欲な増殖の運動と、権力の横暴な拡大に対する反撃として生起する～「饗宴V」への誘い」を記事アップしました！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/214138

この中で岩上さん、とても力強いことを言っています。

「今週の日曜日、12月21日の『饗宴V』は、選挙で落胆した人も、いつまでも沈んでばかりはいられないと気を取り直す頃でしょうから、ぜひ、ご参加ください。視野を時間的にも、空間的にも、大きく広げ直して、考える機会にします。何のために考える？ もちろん、反撃のためです。

　ぼやいても、愚痴っても、逃避しても、何もなりません。反撃するんですよ、反撃。民主主義の本質は反撃です。資本の強欲な増殖の運動と、権力の横暴な拡大は、常に先行する。民主主義は、その強欲と横暴に対する反撃として生起するんです。いいかげんにしろよ、なめんなよ、と。

　ということで、『明るいレジスタンス』がわたくしのモットーですから、21日の「饗宴V」は、楽観的で持続的な反撃のための狼煙、笑いながらの咆哮、ゴールラインぎりぎりからのターンオーバーのための集いとさせていただきます。元気になりたい人はぜひ、お集まりください」

今年の饗宴のタイトル、『饗宴V ぎりぎりからのターンオーバー ～民主主義はいつも遅れて反撃する』は、このtweetに由来します。ターンオーバーって、ラグビーなどで、攻守が入れ替わること、防御に回っていた側が、攻めに転じることを指します。

反撃の第一歩として、皆さんが饗宴に参加してくださることを、スタッフ一同、心よりお待ちしています！　いやぁ、皆さんに会いたい！

饗宴のお申込みはこちら
（ http://iwj.co.jp/feature/symposion5/subscription ）
…（後半へ続く）

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

＊＊2014.12.17 Wed.＊＊

【Ch3】10：30～「第46回 原子力規制委員会」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※「関西電力株式会社高浜発電所3号炉及び4号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する意見募集等について」、「廃炉等に伴う放射性廃棄物の規制に関する検討の進め方について」など4議題が予定されている

【Ch3】14：30～「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会の田中俊一委員長による定例会見

【再配信・IWJ_愛知1】15：00～「強行採決から1年… 諦めると思ったら大間違い!!!! 秘密保護法なんてゆるさない！12.6大集会＋デモ」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
記事URL： http://iwj.co.jp/wj/open/archives/211619
※12月6日に名古屋市で行われた、特定秘密保護法への反対を訴える抗議行動を再配信いたします

【IWJ_NIIGATA1】15：30～「福島みずほの『憲法カフェ』」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※新潟市・喫茶「けやき」で開催される、政治、憲法などについて語り合う会

【Ch4】16：20～「日本の人権状況って何か変？ ～国際人権規約と秘密保護法とメディア～」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※武蔵大学で、国際人権規約と秘密保護法をテーマに開催される公開トーク。藤田早苗氏（英国・エセックス大学人権センター研究員）、永田浩三武蔵大学教授（元NHKのプロデューサー）が登壇する。主催は武蔵大学総合研究所

～関連記事～
・2014/06/17 7月の国連自由権規約委員会が秘密保護法を審査「違反勧告を勝ち取りたい」 エセックス大学講師・藤田早苗氏が報告
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/146972
・2014/10/22 「みんなのNHK」から「安倍政権のNHK」へメティアへの政治権力の介入～元NHKプロデューサー・永田浩三氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/188812

【録画配信・Ch1】18：00～「饗宴IV 2013 symposion 前夜～取り返しのつかない軍事属国化と経済植民地化に抗うために 後半」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※昨年12月22日に開催された、「饗宴IV」の後半を緊急配信します！「秘密と改憲」「経済植民地化」「軍事属国化」という三つのテーマから、11人の論客が真摯に議論を交わしました。饗宴Vへの予習としていただくために、本日は特別にフルオープンにて配信します

■饗宴V 特設ページはこちら
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/

【再配信・IWJ_三重】20：00～「暮らしがかわる!? TPPの真実 ―内田聖子氏、岩月浩二弁護士」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-mie1
記事URL： http://iwj.co.jp/wj/open/archives/211770
※12月7日に三重県にて、TPPをテーマに開催されたシンポジウムを再配信いたします。アジア太平洋資料センター事務局長の内田聖子氏、岩月浩二弁護士らが登壇しました

（前半の続き）…
他にも昨日は次の記事をアップしました。

★記事UP　12/10 作業員の緊急時被曝限度、250ミリシーベルトに定める方針～2014年度 第45回原子力規制委員会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/212540

★記事UP　12/10 緊急時被曝限度、500ミリシーベルトまでは許容範囲としながらも、なるべく少ない方がいいという理由から250ミリシーベルトに～田中俊一原子力規制委員長定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/212551

★記事UP　12/12 高浜原発の審査書案が詰めの段階に～規制庁定例ブリーフィング
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213014

～～テキストアップした記事はこちら～～

★テキストUP　12/14【大義なき解散総選挙】自民党と同様、経済政策を争点の中心にすえた維新の党、今後の野党共闘はありえるのか？江田共同代表が言及
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213654

★テキストUP　12/14【大義なき解散総選挙】「雄々しさ」という理想と、マイノリティ差別という現実―惨敗の次世代の党・平沼党首が反論「ネオナチという見方は非常に意図的な見方
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213655

★テキストUP 12/14 【大義なき解散総選挙】「厳しい結果だ。準備不足だった」 生活の党・主濱了副代表が敗戦の弁 小沢一郎代表は姿を見せず
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213657

★テキストUP　11/26マスコミが作り上げたイメージに背中を押される捜査側、今更引き返せない検察との関係で生み出される冤罪の仕組み～メディア報道の罪と罰
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208934

★テキストUP　12/14【大義なき解散総選挙】「国民の期待に応えられず」民主・海江田氏、議席微増も表情固く 加藤選対副本部長「明確な争点化、できなかった」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213653

★テキストUP　12/14 【大義なき解散総選挙】国会での野党共闘に意欲～社民・吉田忠智党首、選挙戦を振り返り共産党との違いについても言及
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213658

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なんと、今月分の会費振込みがお済みでない方を差し引いたところ、現在の会員数が4633人にまで減ってしまいました…。結局、会員さんが5000人台に回復しないまま、ここまで落ちてしまったのです。

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