┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~仕事に行く途中、警察に捕まり、連行され、そのまま、ウクライナ軍の軍隊に入れられて、前線に送られた、軍務経験のない48歳のウクライナ人男性! ロシア軍の捕虜となり、自分の身の上を語る! ロシア軍に包囲された部隊に投降も避難も認めず、そこに留まれと命じるウクライナ軍司令官!「戦うことに意味はなく、和平を結ぶべきだと私は言い続けた」! 他方、『TBS』は、ウクライナ側からの取材で、ロシア軍の捕虜をインタビュー! この2つのインタビューから見えてくるウクライナ軍とロシア軍の決定的な違いとは?(その1)
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┠■11月になり、IWJの第16期は4ヶ月目となりました! 10月は114万1500円のご寄付・カンパをいただきました。しかし、月間目標額の67%、235万8500円が不足することになりました。これで3ヶ月連続の未達です! 11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。月間目標額を達成するためには、あと59%、206万7860円が必要です! 財政的にはとても厳しい状況が続いています。真実を伝えていく活動の困難を痛感しています! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!
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┠■【中継番組表】
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┠■シカゴ大学の国際政治学者ジョン・ミアシャイマー教授が「ロシアは、決定的な勝利を納めることはないだろう」との考えを示し、「キエフで政権交代は起こらないだろうし、凍結紛争(軍事衝突がいったん止まった状態のまま、正式な和平・領土問題の解決が行われず、その後も緊張が長期間続く状態)が発生し、長期的な冷戦の一部となるだろう」「この戦争に、意味のある解決策は存在しない」と分析!「ヨーロッパ諸国の政策、ウクライナの政策が、ロシアにさらなる領土を占領する動機を与えている」と指摘!
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┠■<IWJ取材報告>学童支援員・那須研一氏「既に私達の年金積立金から、1兆円もの額が、イスラエルの軍需企業やネタニヤフ政権の国債購入に使われ、私達がガザの虐殺に加担させられている!」「国が違っても、子供は子供であり、貴重な命! 子供を守る仕事をしている人間が、虐殺に協力なんかしたくない!!」~11.6 川から海までパレスチナ解放! 日本政府・企業はイスラエルの占領政策・ジェノサイドに加担するな! 一緒に声を上げましょう!
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■はじめに~仕事に行く途中、警察に捕まり、連行され、そのまま、ウクライナ軍の軍隊に入れられて、前線に送られた、軍務経験のない48歳のウクライナ人男性! ロシア軍の捕虜となり、自分の身の上を語る! ロシア軍に包囲された部隊に投降も避難も認めず、そこに留まれと命じるウクライナ軍司令官!「戦うことに意味はなく、和平を結ぶべきだと私は言い続けた」! 他方、『TBS』は、ウクライナ側からの取材で、ロシア軍の捕虜をインタビュー! この2つのインタビューから見えてくるウクライナ軍とロシア軍の決定的な違いとは?(その1)
おはようございます。IWJ編集部です。
ウクライナ軍の捕虜となった兵士が、自身がどのようにして街中で強制的に連行され、本人の意思に反して動員され、ほとんど訓練も受けないまま最前線へ送られたのかを、ロシア側のインタビューで語っています。
その証言は、強制動員の実態や塹壕での生活、そして今日多くのウクライナ男性達が直面している絶望的な状況を、戦慄すべき形で明らかにしています。
※Ukrainian POW Explains How He Was Forcibly Mobilized and Captured(ミリタリー・スケジュール、2025年11月13日)
https://youtu.be/Kham1UWHt9Q
このウクライナ軍第66旅団第1中隊のライフル兵として従軍していたアンドレイ・アナトリー・パンコフ氏の証言と、ウクライナ軍の極秘施設に収容されたロシア軍捕虜への『TBS』のインタビューを比較してみます。ただし、『TBS』のインタビューは2年前です。
※【極秘施設】「3日間の訓練と言われ戦場に…」見捨てられたロシア兵捕虜の証言 “極秘”の捕虜収容施設を独自取材【news23】(TBS NEWS DIG、2023年2月18日)
https://youtu.be/NUeDt-46n-4
まず、ウクライナ軍のパンコフ氏の証言からです。
ウクライナ軍第66旅団第1中隊のライフル兵として従軍していたアンドレイ・アナトリー・パンコフ氏(以下、パンコフ氏と略す)「アンドレイ・アナトリー・パンコフです。第66旅団第1中隊のライフル兵として勤務していました」
ロシア側のインタビュアー(以下、インタビュアーと略す)「どのようにして徴兵されたのですか?」
パンコフ氏「私は、徴兵されたのではありません。警察と軍の徴兵事務所の協働で、違法かつ強制的に動員されました。
7月25日、私は仕事に向かう途中で、午前7時に警察官に呼び止められ、身分証明書の確認を受けました。
『仕事中だ』と伝えると、彼は『知ったことか。車に乗れ。情報を確認する』と答えました。
彼らは私に手錠をかけ、車に乗せて、まず軍の徴兵事務所に連れて行きました。
私はしばらく徴兵事務所に留まりました。その後、私達5人を集め、健康診断委員会に連れて行きました。
私達は昼食前に健康診断委員会を出て、昼食後にはもうドニプロペトロウシク地方の訓練場に連れて行かれていました。そこで集められました。
3日間かけて3両の列車に分乗し、ドニプロペトロウシクからツチェンコ村近くのリウネ地方へと運ばれました。
そこには訓練場があり、私と一緒に移動した他の人々と共に基礎的な軍事訓練を受けました」
インタビュアー「何を教わったのですか?」
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■11月になり、IWJの第16期は4ヶ月目となりました! 10月は114万1500円のご寄付・カンパをいただきました。しかし、月間目標額の67%、235万8500円が不足することになりました。これで3ヶ月連続の未達です! 11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。月間目標額を達成するためには、あと59%、206万7860円が必要です! 財政的にはとても厳しい状況が続いています。真実を伝えていく活動の困難を痛感しています! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!
第16期がスタートした8月は、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額350万円の16%、9月は14%にとどまりました。10月は、月間目標額の33%にあたります。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、これで3ヶ月連続未達です。厳しい状況に変わりはありません。
また、11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。ありがとうございます。あと59%、206万7860円のご寄付・カンパをたまわれば、今月は月間目標額に達することになります! どうぞよろしくお願いいたします!
IWJを2010年にスタートさせてからのこの15年間、あるいはそれ以前から、私、岩上安身は、機会があるごとに米国の従属国の地位に甘んじることの危険性に、絶えず警鐘を鳴らしてきました。
自民党の新総裁、そして第104代の内閣総理大臣に高市早苗氏が就任することが決まりました。
中国との戦争の話を絶えず繰り返し、「米軍が中国軍の矢面に立つのではなく、まず日本が正面に立つ」などということまで、テレビの地上波で発言してきた高市早苗氏が総理に決まって、いよいよ日本が「代理戦争」の捨て駒となる懸念が、今、まさに現実化しつつあるのを痛感しています。
また、外交・安全保障分野で、まったく政治家としてのキャリアを積んでいない高市氏が、トランプ大統領との初会談で、報道陣の前で腕を組んだり、はしゃいだり、米国に頼りきった媚びる態度に終始したことも、強い懸念と落胆を覚えます。
東西冷戦の終わりによって、世界大戦の危機、とりわけ核戦争の危機は遠ざかったと安堵して、約35年が経ちますが、現在、冷戦後で最も戦争の危機が近づいていると感じられます。
軍事力を支える、肝心の工業力が空洞化してしまっている米国にのみ頼り、米国の戦略に従って、対中国との戦争の矢面に立て、と言われて、「代理戦争」の駒とされる、そんな危機に直面しているのに、政府も、与野党も、メディアも、いつまでも、現実を否認しているように感じられます。
今、日本に必要な指導者は、米国に依存し、虎の威を借りる好戦的な指導者ではなく、戦争回避能力に長けている、外交力のある指導者です。核保有国に対して通常戦力で挑もうとするような、勇ましい言葉を吐く指導者ではありません! 日本を第2のウクライナに、日本の首相を第2のゼレンスキーにしてはいけないのです!
国難は避けられない、としても、大難を小難にとどめることはできるはずです。日本が対米自立を果たし、「敵国」ばかりになっている周辺国と和解して、各国と平和条約を結び、「敵」と戦うのではなく、「敵」と和解して、「敵」を消し去ることができるかどうか。
対米自立と、周辺国との自力での平和構築に失敗すれば、日本は、大きな試練に直面します。平和の上にしか、国家としての繁栄も、国民としての日々の穏やかな暮らしも、築くことができません。
間に合うでしょうか。懸念は尽きません。
肝心なことは、リアルな現実をまず直視することです。大小問わず、ほとんどのメディアが、現実直視を避けています。
IWJは現実を直視し、お伝えし続けています。しかし、現実は苦いものです。苦い現実を直視したくない心理が働くからこそ、甘い嘘をつくプロパガンダに人は飛びつき、騙されてしまうのです。
ウクライナ紛争以降は、特に、西側諸国はプロパガンダの洪水が続いているような状態です。
我々はプロパガンダの波にのまれることなく、ジャーナリズムの本道を歩み、リアルを伝えるという、当然のことを、貫いていきます!
そうやって、苦いリアルな現実を直視した上で、なお、前向きな希望を信じる力が残っているかどうかが問われています。
IWJは、厳しい経営が続いています。そのIWJの行方は、リアルと対峙してなお希望をもてるかどうかだと思います。
市民メディアであるIWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの約半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。特定のスポンサーをつけず、スポンサーの意向に左右されることもありません。
困難は、迫ってきています。向こう数年以内が、東アジアにおいて、日本が、「代理戦争」の駒として使われてしまうかどうかの正念場です! そうした事態は、絶対に回避しなければなりません!
そのリスクは、高市氏が総理大臣となり、小泉進次郎氏が防衛大臣となったことで加速する可能性があります!
今期16期もIWJは、日本だけでなく、西側に広がるプロパガンダにのみこまれず、真実をお伝えしていきたいと思います!
どうぞ、緊急のご支援のほど、よろしくお願いいたします!
岩上安身 拝
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
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◆中継番組表◆
**2025.11.18 Tue.**
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◆中継番組表◆
**2025.11.19 Wed.**
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
学童支援員・那須研一氏「既に私達の年金積立金から、1兆円もの額が、イスラエルの軍需企業やネタニヤフ政権の国債購入に使われ、私達がガザの虐殺に加担させられている!」「国が違っても、子供は子供であり、貴重な命! 子供を守る仕事をしている人間が、虐殺に協力なんかしたくない!!」~11.6 川から海までパレスチナ解放! 日本政府・企業はイスラエルの占領政策・ジェノサイドに加担するな! 一緒に声を上げましょう! 2025.11.6
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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
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40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
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フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
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ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633
イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726
「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追及!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058
「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531
2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
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【再掲】「山上容疑者は真犯人ではない!? 安倍晋三元総理暗殺事件とウクライナ紛争をめぐる世界情勢の激変はつながっている!?」~岩上安身によるインタビュー第1118回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2023.4.10
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【再掲】安倍元総理を銃殺したのが山上徹也容疑者ではないとすると、日本という国があまりにも自主的に物事を判断できない国というところにまでつながっていく ~岩上安身によるインタビュー第1126回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2023.7.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517054
ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575
「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515
イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713
「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653
対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527
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■シカゴ大学の国際政治学者ジョン・ミアシャイマー教授が「ロシアは、決定的な勝利を納めることはないだろう」との考えを示し、「キエフで政権交代は起こらないだろうし、凍結紛争(軍事衝突がいったん止まった状態のまま、正式な和平・領土問題の解決が行われず、その後も緊張が長期間続く状態)が発生し、長期的な冷戦の一部となるだろう」「この戦争に、意味のある解決策は存在しない」と分析!「ヨーロッパ諸国の政策、ウクライナの政策が、ロシアにさらなる領土を占領する動機を与えている」と指摘!
米陸軍の退役中佐、ダニエル・デイビス氏のYouTube番組『ディープ・ダイブ』に、11月15日、シカゴ大学の国際政治学者ジョン・ミアシャイマー教授が出演しました。
※John Mearsheimer: Russia Will Not Conquer Ukraine(Daniel Davis/Deep Dive、2025年11月16日)
https://youtu.be/I2Qot1Il3vY
デイビス氏は、「ロシアは、ウクライナ全土を征服しないだろう」との見通しを示し、「戦争の長期化で、(ウクライナ国内で)ナショナリズムが勢力を増し、機能不全に陥ったウクライナで、『ネオナチ』が大きな権力を持つ可能性が高い」との分析を示し、「だからロシアが、その目標(ネオナチの排除)を達成できるとは、到底を思えない。もし達成できたとしたら、私は衝撃を受けるだろう」と断言しています。
ミアシャイマー教授は、ロシアのラブロフ外相が、トランプ米大統領が提案した「現在の接触線での凍結」を否定して、「根本原因の解決こそが、この状況(戦争)を効率的に終結させる方法だ」と語ったことに着目し、「ロシアは力ずくでウクライナを非ナチ化するまで、軍事行動を続けるだろう」との分析を示しました。
その上で、ミアシャイマー教授は、「問題は、彼ら(ロシア)が、それを実行できるかどうか」だと指摘し、「ウクライナ全土を征服しなければ、それは不可能だと思う。しかし、ウクライナ全土を征服して、政権交代を企てるのは、愚かな行為だ」と語りました。西ウクライナのガリツィア地方が、ネオナチの本拠地であるため、西ウクライナを含めてポーランドとの国境まで、ロシアが占領しない限り、「非ナチ化」はできず、とはいえ、そこまで行うのは愚かである、というわけです。
ミアシャイマー教授は、これまでにも自身が主張してきたように、「ウクライナをNATOに加盟させようとしたことこそが、根本原因だった」との考えを述べ、「もし、ウクライナが中立で、NATOには加盟せず、西側から実質的な安全保障は受けないと合意できれば、停戦に向けて大きく前進できる」と主張しました。
その一方で、ミアシャイマー教授は、「ロシアは、決定的な勝利を納めることはないだろう」との考えも示し、「キエフで政権交代は起こらないだろうし、凍結紛争(軍事衝突がいったん止まった状態のまま、正式な和平・領土問題の解決が行われず、その後も緊張が長期間続く状態)が発生し、長期的な冷戦の一部となるだろう」と、今後も西側諸国とロシアとの間で緊張をはらんだ対立が続くことを予測し、「この戦争に、意味のある解決策は存在しない」と断定しました。
ミアシャイマー教授は、「戦場において、ロシアの勝利で停戦しても、凍結紛争は、いつ再燃するかわからない。ウクライナは、失った領地を取り戻すために、あらゆる手段を講じるだろう」と、ウクライナの挑発、ロシアの反撃、という形で紛争が再開する可能性を指摘し、「ロシアは、長期的な準備として、国民の教育水準を高めようとしている」と、明らかにしました。
ミアシャイマー教授は、これからの戦場では、命令されるままに戦う従順な兵士よりも、「最上層から最下層まで、十分な教育を受けた、批判的に考え、即座に判断できる知的な兵士で構成された軍隊」が求められると言います。
ここでデイビス氏は、巨大なロシアが、小さなウクライナとの4年近くにも及ぶ戦争で、いまだにウクライナ領土の20%ほどしか占領していないことから、「西側の特に専門家レベルの指導者は、共通して『ロシアは張子の虎だ』と言っている」と指摘しました。
これに対して、ミアシャイマー教授は、「ロシア側は、『我々はNATO全軍と戦っている』と主張している。『NATOは、ウクライナをNATO肥大化の鉄槌として使っている』と主張している」と指摘し、「どちらが正しいか? ロシアを『張子の虎』だと主張する者は、実に愚かだ」と批判しました。
ミアシャイマー教授は、「ロシアは、西側諸国にとって致命的な脅威であり、西側諸国もそれを理解している。この戦争における西側諸国の目的は、当初から制裁によってロシア経済を破壊し、弱体化させることだった」と述べました。
さらにミアシャイマー教授は、「プーチン大統領のIQは3桁だ」と指摘し、「彼は、このこと(西側諸国の目的)を理解している。彼はトランプ大統領をまったく信用していない。そして、欧州の指導者達を信用していないのは、言うまでもない」と語りました。
ミアシャイマー教授は、「現実主義者のプーチンは、最悪の事態を想定している」と述べました。
ここでデイビス氏は、11月4日に、プーチン大統領が新兵器の開発について語った映像を流しました。プーチン大統領は、次のように述べています。
「先進兵器システムの開発、防衛産業の発展、そして、ロシア陸軍と海軍への近代的な兵器の装備といった我々の計画はすべて、最新のアバンガルド戦略ミサイルシステムの開発と配備を念頭において実行されています。
我々は、(極超音速ミサイルである)オレシュニク中距離ミサイルシステムを開発、配備し、量産を開始しました。
我々は、大陸間弾道ミサイルと、潜水艦発射ミサイルに、近代的な弾道ミサイル防衛システムを装備しました。
今年は、大陸間弾道ミサイルICBMを配備する予定です。弾道ミサイルシステムのサルマトが実戦配備され、来年には実戦任務につく予定です。
そして最後に、私達が今日ここに集まった理由は、ロシアがついに、ブレヴェストニク無制限射程巡航ミサイルと、ポセイドン原子力無人潜水艇を手に入れたからです。
私達の計画は、すべて実現しつつあります」。
※ロシアのプーチン大統領は10月末、原子力推進の巡航ミサイル「ブレヴェストニク」と、同じく原子力推進の水中無人機「ポセイドン」の発射実験成功を、立て続けに発表! いずれも核弾頭搭載が可能で、無制限の航続距離や、迎撃が不可能であることを強調! プーチン大統領は「世界に類を見ない唯一無二の兵器」と自賛! 対する西側専門家らは、実用性や安全性を疑問視! しかし、スイス軍の元情報分析官ジャック・ボー大佐は、「世界のどこからでも、防空システムの背後から攻撃できることが、NATOにとっての問題の本質」だと指摘!(日刊IWJガイド、2025年11月5日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20251105#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55214#idx-1
デイビス氏が「『我々は、ただ黙っているんじゃない。戦略能力を拡大しているんだ。我々を試すな』と言っているように見えます。どう解釈しますか?」と質問すると、ミアシャイマー教授は、次のように答えました。
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■<IWJ取材報告>学童支援員・那須研一氏「既に私達の年金積立金から、1兆円もの額が、イスラエルの軍需企業やネタニヤフ政権の国債購入に使われ、私達がガザの虐殺に加担させられている!」「国が違っても、子供は子供であり、貴重な命! 子供を守る仕事をしている人間が、虐殺に協力なんかしたくない!!」~11.6 川から海までパレスチナ解放! 日本政府・企業はイスラエルの占領政策・ジェノサイドに加担するな! 一緒に声を上げましょう!
11月6日午前8時30分より、防衛装備品の輸入調達や海外移転を行う株式会社海外物産の本社が入る、東京都港区の虎ノ門清和ビル正面入口前にて、武器取引企業への朝の抗議スタンディング「川から海までパレスチナ解放! 日本政府・企業はイスラエルの占領政策・ジェノサイドに加担するな! 一緒に声を上げましょう!」が行なわれました。
抗議を呼びかけたのは、東京都杉並区の学童支援員・那須研一氏です。那須氏は、平日の朝、出勤前の8時30分から9時頃までの時間を使い、武器取引企業である東京都新宿区の日本エヤークラフトサプライ株式会社(NAS)や株式会社海外物産の前で、定期的に抗議のスタンディングを行なっています。
那須氏は、以下のようにスピーチしました。
那須氏「(前略)もう2年以上に渡って続くパレスチナガザ地区での虐殺、そして、それに日本政府や企業が加担している。そのことが本当に許せないという思いで、私自身、出勤前のこの時間、ここで抗議のスタンディングをしています。
皆さん、報道でもご存じの通り、停戦合意がなされたと言われたその後も、イスラエル軍による攻撃は続き、停戦後に限っても、もう2百数十名の方が、ガザでは亡くなっている。
先日、私は国連のUNRWA(パレスチナ難民救済事業機関)の保健局長をしている日本人医師(清田明宏氏)の講演を聞きましたが、戦争状態は今なお、まったく変わっていない。
(中略)この2年以上にわたって、そして、今もなお続いている、イスラエル軍によるガザに対する攻撃は、『ハマスとの戦闘・イスラエルの自衛権の行使』、そんな枠をはるかに超えたものです。
イスラエル軍が破壊しているのは、住宅、学校、病院。殺害しているのは、乳幼児、そのお父さん・お母さん、医療従事者、ジャーナリスト。民間人を標的にした、大量殺人を行っています。
国連も明言する通り、これは、イスラエルによるパレスチナ人の民族絶滅を目指すジェノサイドです。イスラエルの蛮行、本当に許しがたい、そう思います。
そして、私が何より堪え難いことは、日本政府や企業が、その虐殺を支援をしている。イスラエル製の武器の輸入に踏み込もうとしている。そして、既に私達の年金積立金から、1兆円もの額が、イスラエルの軍需企業やネタニヤフ政権の国債購入に使われている。このことです。
これは、私達の税金、月々納めている年金保険料、私達が納税者として、有権者として、ガザの虐殺に加担させられているということだと思います。
私は、この清和ビル6階にある海外物産、この会社に対して、抗議の声を上げているものです」
那須氏が抗議の対象としているNAS、海外物産とは、一体どのような会社なのでしょうか?
NASは、イスラエル最大の兵器メーカーであるエルビットシステムズ社製の自爆ドローン「攻撃用UAV3型」の輸入業務に関与しています。
また、今年度、防衛省が導入を目指しているI型・携行式小型ドローン(イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ社製)」の実証試験契約を、何と1円で落札したのが、海外物産です。
那須氏「イスラエル製ドローンの輸入業務から、撤退してほしい。その思いで、ここに立っています。
私達の税金を使って、イスラエル軍が使っている虐殺兵器を、日本に輸入するということは、ジェノサイドに使われている兵器の生産支援ではないですか。
ガザでの虐殺支援、ガザの子供達に対する殺戮に、加担することじゃないですか」
スタンディング終了後、那須氏に話を聞きました。
那須氏「日本政府や日本の企業が、こういう形で虐殺を支援するということは、私達市民も、納税者として虐殺に加担させられているということなのだと気づいて、それが、もうちょっと、本当に許しがたいというか。
子供を守る仕事をしている人間が、虐殺に協力なんかしたくない、というような思いで、国が違っても、子供は子供であり、貴重な命ですからね。(中略)
原発でもそうだし、再開発問題もそうだし、いろいろな問題がつながっていますね。そういう資本の論理、ビジネスの論理で動いている。(中略)
私が子供達を、日々、見ていて思うのは、この国のこの子供達が、殺したり、殺されたりすることのない世界を残したいな。そういう思いで活動しています。
皆さん、ぜひ一緒に、声を上げましょう」
詳細は、全編動画を御覧ください。
※学童支援員・那須研一氏「既に私達の年金積立金から、1兆円もの額が、イスラエルの軍需企業やネタニヤフ政権の国債購入に使われ、私達がガザの虐殺に加担させられている!」「国が違っても、子供は子供であり、貴重な命! 子供を守る仕事をしている人間が、虐殺に協力なんかしたくない!!」~11.6 川から海までパレスチナ解放! 日本政府・企業はイスラエルの占領政策・ジェノサイドに加担するな! 一緒に声を上げましょう!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529591
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