日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナ紛争の局面が大きく変わる! 米国は仲介役から降りて、代わりにバチカンが関与!? 米露は緊張緩和の方向へ!?」2025.5.23号~No.4534


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~『日刊IWJガイド』は、土曜日の配信を原則としてお休みさせていただき、金曜日に、金土合併号として、お届けさせていただきます!

■ウクライナ紛争の局面が大きく変わる! 今後、紛争の調停にバチカンが関与!? 米国はウクライナ紛争の停戦交渉の仲介役から降りて、後は、欧州とウクライナに任せ、実利を取ってロシアとの関係を再構築する方向へ舵を切った!?

■5月も下旬です! 5月1日から22日までのご寄付・カンパは47万8411円で、月間目標額の約14%です。月の約3分の2を過ぎて、14%というのは非常に厳しい数字です! どうか、5月こそは、緊急のご支援を! また、今期第15期の期末である7月末まで、あと2ヶ月あまりです! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から4月までの9ヶ月間で1582万9556円にのぼっています! 緊急のご寄付、カンパをお願いします!

■【中継番組表】

■<岩上安身による最新インタビュー報告! 1>世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回!

■<岩上安身による最新インタビュー報告! 2>世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回!
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■はじめに~『日刊IWJガイド』は、土曜日の配信を原則としてお休みさせていただき、金曜日に、金土合併号として、お届けさせていただきます!

 IWJ編集部です。

 会員の皆様に、IWJから大事なお知らせがあります。

 この『日刊IWJガイド』は、今後、土曜日の配信を原則としてお休みさせていただき、金曜日に金土合併号として、お届けさせていただきます。

 これまで日曜日をのぞいて、月曜日から土曜日まで、週6回、発行してまいりました。

 しかし、長引く不況やインフレ、ネット上のコンテンツの急激な増加により、会員数の減少と、ご寄付・カンパが目標額のようには集まらず、赤字状態が続いています。

 このインフレ下で、会員の会費の値上げをせず、据え置いているため、ますます収入が不足しています。

 しかし、これではいずれ行き詰まってしまうため、支出をどうしても切りつめる必要があり、この『日刊IWJガイド』の配信回数を週6回から、週5回にさせていただきます。

 もちろん、重大な事件が発生した場合など、『速報』や『号外』として、お休みの日であっても、情報発信していきます。

 また、岩上安身のインタビュー自体は、曜日に関わりなく、インタビューゲストの方々とのスケジュール調整次第で、週末であっても、お届けしてまいりたいと思います。

 『日刊IWJガイド』は、発刊当初よりも、質を上げることができるようになったと、手前みそながら自負しておりますが、これからも、発行回数が減る分、質と内容をさらに充実させ、皆様のご期待に沿うようにしてまいりたいと存じます!

 今後とも、会員として、あるいはご寄付・カンパによるご支援のほど、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

■ウクライナ紛争の局面が大きく変わる! 今後、紛争の調停にバチカンが関与!? 米国はウクライナ紛争の停戦交渉の仲介役から降りて、後は、欧州とウクライナに任せ、実利を取ってロシアとの関係を再構築する方向へ舵を切った!?

 ウクライナ紛争の局面が、大きく変わってきました。

 トランプ大統領は、5月20日、ロシアのプーチン大統領との就任以来3回目になる電話会談を行いました。

 その直後、トランプ大統領は、『トゥルース・ソーシャル』に「大成功だった」と、次のようにポストしました。

 「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との2時間の電話を終えたばかりだ。非常にうまくいったと思っている。

 ロシアとウクライナは即座に停戦交渉、そしてさらに重要な『戦争の終結』に向けた交渉を開始することになる。

 その条件は、両当事者間で交渉されることになる。

 というのも、交渉の詳細については、他の誰よりも彼ら自身が把握しているからだ。

 会話のトーンと精神は、素晴らしいものだった。

 もしそうでなければ、今この場でそう言っただろう。

 ロシアは、この悲惨な『血の惨事』が終わった後に、米国と大規模な貿易を行いたがっており、私もそれに同意する。

 ロシアには、莫大な数の雇用と富を創出する途方もない機会がある。

 その可能性は『無限大』だ。

 同様に、ウクライナも自国の再建にあたって、貿易面で大きな恩恵を受けることができるだろう。

 ロシアとウクライナの交渉は、即座に開始される予定だ。

 私はこのことを、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、イタリアのジョルジャ・メローニ首相、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、フィンランドのアレクサンデル・スタッブ大統領に、プーチン大統領との通話直後の電話で伝えた。

 バチカンはローマ教皇を通じて、この交渉を主催することに非常に関心があると表明している。

 さあ、プロセスを始めよう!」。

※20日のトランプ氏の『トゥルース・ソーシャル』へのポスト
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/114535693441367601

 電話会談は「大成功」であり、「ロシアとウクライナは即座に停戦交渉、そしてさらに重要な『戦争の終結』に向けた交渉を開始することになる」とトランプ氏は述べています。

 これは20日時点での、トランプ大統領の認識であり、発言です。

 しかし、この電話会談の4日前の16日に、トルコのイスタンブールで、3年ぶりに、ロシアとウクライナの直接協議が行われました。

 ロシア側、ウクライナ側ともに、1000人の捕虜を近く交換することで合意したものの、それ以外の、特に停戦については、双方の主張に大きな隔たりがありました。

 ウクライナは、30日間の一時的な停戦合意を主張し、ロシアは、ウクライナのNATO非加盟による中立化など、紛争の根本原因を取り除いた上での恒久的な和平合意を主張しましたが、両国の主張は平行線をたどり、合意には至りませんでした。

 短期間の一時的な停戦で、その間にウクライナ側の反転攻勢の準備をしようという戦術は、一回、ミンスク合意で騙されているロシアには、もう通じないということです。

 トランプ大統領とプーチン大統領の直接電話会談は、このイスタンブール交渉で、成果が出なかったことを踏まえて行われたものです。

 ロシアとウクライナの交渉が平行線をたどって合意できなかった結果を打開する、という観点で見れば、この電話会談は失敗だったはずです。

 しかし、この時のトランプ大統領の話を聞いていると、ただちに「戦後」が訪れて、大きなビジネス・チャンスが訪れるかのようです。

 トランプ大統領が、大統領選挙の際、自分ならば、就任後24時間以内に戦争を終わらせることができると、散々、言ってきましたが、その見通しが、甘かったことが、誰の目にも明らかになりました。

 にもかかわらず、20日の時点で、楽観的な発言をしたトランプ大統領は、停戦の仲介の方は諦めて、「ビジネス」を先にやり出そうとしていると受け取られたようです。

 翌日の21日、『ワシントン・ポスト』や『フィナンシャル・タイムズ』、『アトランティック』などは、そろって、トランプ大統領が即時停戦の支援から後退し、欧州に、より多くの責任を委ねる方向へと転換したと報じました。

 21日付『ワシントン・ポスト』は、「トランプ、プーチンとの電話会談後に停戦から撤退、戦闘は続行へ」という記事を配信しました。

 副題は、「大統領就任以来、3回目となるプーチンとの電話会談の後、トランプは停戦への動きから後退した模様で、戦闘の沈静化は見込めず、米国によるモスクワへの圧力も弱まっているようだ」となっており、この電話会談が、停戦への仲介としては、完全な失敗だったことを報じています。

※Trump backs off ceasefire after call with Putin, letting fighting rage on(ワシントン・ポスト、2025年5月21日)
https://www.washingtonpost.com/world/2025/05/20/trump-putin-call-ukraine-europe/

 21日付『ワシントン・ポスト』は、こう報じています。

 「ドナルド・トランプ米大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の電話会談により、ロシアに対して即時停戦を迫る動きは打ち切られ、代わりに、長期にわたる交渉の間も戦闘が続く可能性が高まった。これはウクライナと欧州の同盟国にとって大きな失望となった」。

 21日付『ワシントン・ポスト』の記事で、注目されるのは次の2点です。

 第1が、バチカンが新たな仲介者として前面に出てきたと報じている点です。

 「トランプとプーチンの会談で最も意外だった展開のひとつは、今後の交渉においてバチカンが中心的な仲介役を果たすという話題だった。

 匿名のイタリア政府関係者によれば、この話題は、JD・ヴァンス副大統領、マルコ・ルビオ国務長官、イタリアのジョルジャ・メローニ首相、アントニオ・タヤーニ外相らが、ローマで行われた新教皇レオ14世の就任式の際に話し合ったという。

 『バチカンは、中立な場としてではなく、西洋文明において平和が語られるべき場所として、米国にとって受け入れ可能な仲介者と見なされている』と、この関係者は述べた。

 バチカンは、トランプとメローニが明かした『聖座での停戦交渉開催案』に対するコメント要請には応じていないが、過去にもベネズエラの政府と反政府勢力、またオバマ政権時代のキューバとの交渉など、バチカンが紛争仲介を行った事例は多い。

 ロシアに対してより率直な姿勢を見せているレオ14世は、在任初期からウクライナ情勢にたびたび言及し、日曜日にはゼレンスキー大統領と個別会談も行った(後略)」。

 もう1つは、トランプ大統領とプーチン大統領の、2時間に及んだこの電話会談には、ウクライナ紛争の終結とは別次元の成果があった、ということです。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

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■5月も下旬です! 5月1日から22日までのご寄付・カンパは47万8411円で、月間目標額の約14%です。月の約3分の2を過ぎて、14%というのは非常に厳しい数字です! どうか、5月こそは、緊急のご支援を! また、今期第15期の期末である7月末まで、あと2ヶ月あまりです! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から4月までの9ヶ月間で1582万9556円にのぼっています! 緊急のご寄付、カンパをお願いします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、9ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと2ヶ月あまりとなりました。

 残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、4月までの9ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!

 この不足総額は、寄付部門だけで、1582万9556円にもなります。

 財政が危機的状況です! IWJが5月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!

 5月は、1日から22日までの22日間で、42件、47万8411円のご寄付・カンパをいただきました。これは、目標額の約14%に相当します。月の約3分の2を過ぎて14%というのは、非常に厳しい数字です!

 今月5月は、残り9日間で、残り86%分の月間目標額を達成するだけではなく、今期9ヶ月間の累計のマイナス1583万円を少しでも埋められるよう、皆様のご支援をお願いしたいと存じます!

 会費を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。

 本日の『日刊IWJガイド』の冒頭に書かせていただいたように、今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!

 目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!

 第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、是非とも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!

 サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!

 公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。

 「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!

 皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!

※会員登録のご案内
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 4月末現在、IWJ会員の総数は1825人、このうちサポート会員の方は713人でした。

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!

 また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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 年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
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 どうぞ、皆様、米国に操られたまま、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身 拝


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◆中継番組表◆

**2025.5.23 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

※本日10時から12時、「Ceasefire Now! 今こそ停戦を! / ついにウクライナ戦争を止める時が来た。Cease All Fire Now! 8th ~米国の良心 ジェフリー・サックス教授が日本国会に向けて語る~」を録画収録します。近日中に公開しますので、ぜひ御覧ください。

 IWJでは、ジェフリー・サックス教授の2月19日の欧州会議での演説を全文仮訳し、注をつけました! 下記中継番組表の【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その1)~(その4)>を御覧ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆中継番組表◆

**2025.5.24 Sat.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2025.5.25 Sun.**

調整中

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◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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[IWJ日米地位協定スペシャルNo.4]日本全土が戦場に 在日米軍はまず逃げる!? 米軍「統合エアシーバトル」全容判明~岩上安身によるインタビュー 第295回 ゲスト伊波洋一元宜野湾市長 2013.4.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/72007

「財務省解体デモ」現場近くの路上で襲撃され深手を負った立花孝志氏に、岩上安身が事件後、最初の独占単独インタビュー!! 立花氏は「原因を作ったのは、『報道特集』では!?」とメディアの偏向報道が「テロリスト」を生む恐怖を激白!~岩上安身によるインタビュー第1186回ゲスト 立花孝志氏(NHK党党首) 2025.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526915

IWJの記事が国会で取り上げられる! 沖縄の風・高良鉄美 参議院議員が、参院外交防衛委員会で「日本の新聞・テレビは信用できないので」とIWJ記事を引用し質問!!『日刊IWJガイド』から「米国民よりも米国信者となってしまい、米国に依存し、米国一極支配から多極化となると不安で仕方がない日本人」の記述を引き、世界構造が多極化に向け変わる認識少ないと危機感表明! IWJ号外のジェフリー・サックス教授講演を引用、ウクライナ同様「日本も『米国人が死なず、日本人が中国と戦ってくれるのだからいい。米国予算の使い方だ』と言われ、米国の友人であることは致命的であることを体現しかねない」と警鐘!!
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250425#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54620#idx-1

世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1189回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第1回! 2025.5.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527398

【撮りおろし初配信】「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527438

【撮りおろし初配信】「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回」2025.5.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527503

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その1)>ソ連崩壊後、米国の一極覇権プロジェクトが始まり、2003年のイラク戦争後、「欧州は完全に発言力を失った」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける!東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526942

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その2)>「ヨーロッパが米国の敵となることは危険だが、米国の友人となることは致命的である」! 欧州には、本物の外交政策が必要! 日本も同様! 他人事ではない! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526967

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その3)>【質疑】「NATOと欧州の混同」こそ最悪、欧州は独自の現実主義的な外交をもつべき! NATOは米国の覇権維持装置、トランプ大統領が求める防衛費5%は「米国のためであって、あなた達のためではない」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526996

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その4)>【質疑】「NATOはヨーロッパの代弁をやめて、ヨーロッパは自分をNATOだと考えるのをやめてくれませんか」冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.5.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527384

「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524918

◆しばらくフルオープン! 【ドンバスの真実】シリーズ!◆

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【IWJ号外】ドネツク国立大学政治学講座チェルカシン准教授著・松里公孝教授訳「ドンバス2共和国の内政とそれらのロシアへの(再)統合の諸方策」(前半)「ドンバスの2共和国が生まれた諸前提」ほか 2025.3.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527086

米国から訓練・支援を受けていた「ウクロナチ」勢力が、暴力革命によって成立させた親米欧政権は、何をしたか? ウクライナ人がウクライナ人をジェノサイドし続けた8年間の記録を振り返る! 岩上安身によるインタビュー第1178回ゲスト 黒龍會・アジア新聞社会長 田中健之氏 第1回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525684

◆しばらくフルオープン! 統一教会問題シリーズ!◆

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 米共和党のギングリッチ元下院議長は、統一教会への解散命令について、「米国と日本の関係、そして日本の政治情勢に対する我々の見方に重大な影響を及ぼすことになるだろう。旧統一教会に対する現在の攻撃は、日米同盟を弱体化させ、中国共産党と日本の接近のきっかけを作ろうとする試みだ」などと、激しく非難しています。

 しかし、統一教会の実態をよく知る必要があります。

 AP通信やニューズウィーク誌に勤務し、George Polk AwardやI.F. Stone Medalを受賞した米国の著名な調査報道ジャーナリスト、ロバート・パリー(2018年没)が、世界的な視点から、統一教会に関する調査報道活動を展開しました。IWJでは、ロバート・パリーの残した、統一教会の最暗部に焦点をあてた「文鮮明師のダーク・サイド」を10回にわたってご紹介しました。

※ロバート・パリーの調査報道シリーズ(IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/?s=%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%BC

自民党自体が統一教会のマインドコントロール下にある!? 文鮮明カラーを払拭した韓鶴子体制の統一教会が「国家復帰」計画の野望を企てる!~岩上安身によるインタビュー第1101回 ゲスト ジャーナリスト・鈴木エイト氏 第1弾 2022.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511308

文鮮明という「メシヤ」が「再臨した国」韓国に貢がされる「エバ国家」日本!? 自民党に深く浸透する統一教会の「正体」! ~岩上安身によるインタビュー 第897回 ゲスト 北海道大学大学院 櫻井義秀教授 2018.8.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429742

◆しばらくフルオープン! フジテレビにおける、中居正広氏の不同意性交問題特集!◆

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特集 フジテレビにおける、中居正広氏の不同意性交問題!
https://iwj.co.jp/wj/open/fuji_nakai

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■<岩上安身による最新インタビュー報告! 1>世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回!

 5月22日午後6時より、「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回」を撮りおろし初配信しました。

 第1回は、以下のURLから御覧ください。

※世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1189回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第1回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527398

 高良議員は、今年3月24日の参議院外交防衛委員会で、ミュンヘン安全保障会議(MSC)が報告書で、「日本は典型的な現状維持勢力」だと指摘したことを取り上げた、2月13日付『日刊IWJガイド』の記事を引用して、質疑を行いました。

※トランプ政権下のイーロン・マスク率いるDOGE(米政府効率化省)によって閉鎖された米政府機関USAID(その4)! 日本はUSAIDとそのバックのCIAによるプロパガンダ操作に対して世界で最も忠実な国だった! 主要官庁からほぼすべての主要マスメディアなど、616の機関がUSIDの事実上の支配下に! USAIDとJICA(国際協力機構)はズブズブの関係だった! JICAは、米国NATOのプロパガンダ機関であるUSAIDの「裏の顔」に池上彰氏を動員して協力! 他方、日本外務省もUSAIDとは連携! USAIDの人道支援の裏には、米国NATOによる「洗脳・操作」が、もれなくついている!
(日刊IWJガイド、2025年3月13日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250213#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54413#idx-1

※2025.3.24 参議院 外交防衛委員会 高良鉄美参議院議員(沖縄の風所属)
https://youtu.be/h_kZOFLdMko

 「『トランプ関税』の問題を見ても、日本は米国に、やたら目を向け過ぎている。交渉のやり方を見ても、完全に優劣がある」と指摘する高良議員は、3月24日の質問でIWJの記事を引用した経緯について、インタビューの中で次のように述べました。

 「本来、『多極』というのは、マルチなもの。世界の中を見ても、そこを渡り歩くということが、日本の外交にとっても非常に重要だろうと思うんです。

 そういった意味合いもあり、それから、もちろんミュンヘン安全保障会議ですから、安全保障に関しても、マルチポラリゼーション(多極化)でいかないといけないだろうということから、このIWJの記事を引用して、質問しました。

 外交防衛委員会というのは、委員の半数以上が自民党の方々、答弁するのも、政府の参考人ですから、答えが非常に、日米関係に偏り過ぎている。情報もまた、偏り過ぎている。

 今、多極化の問題というのを、日本が意識してやらないといけない。

 これまでが、経済の問題も含めて、もう完全に2国間の問題として、日米安保が中心になっていた。それが何を生むのか、という問題ですね」。

 ミュンヘン安全保障会議の報告書は、2024年11月時点での11ヶ国を対象とした調査で、日本は45%が「米国が依然として支配的な超大国である世界に生きている」と答えたことを指摘しています。

 ところが、同様の答えは、米国でさえ、 38%に過ぎませんでした。

 この調査で日本は、「米国と中国が支配する世界に生きている」という「G2」世界観が25%。「米中以外の複数の大国が世界の問題に、強力かつ独立した影響力を持つ」という多極的世界観は、わずか9%。「わからない」と答えた割合が、11ヶ国中最多の21%でした。

 この結果について、高良議員は、「新聞やテレビの論調も含めて、日米関係が中心の情報の入れ方が、5人に1人が国際情勢がわからないという結果を生んだんじゃないか」との見方を示しました。

 3月24日の外交防衛委員会での質問の意図について、高良議員は、インタビューで次のように述べました。

 「やはりこの多極化という問題自体が、ミュンヘン安全保障会議で、テーマとして選ばれるということは、そこの現実をしっかりと見ている、ということなんですよね。

 それに対して、日本の言論、例えば国際関係とか国際政治の研究をなさっている方々も、実はこのマルチポラリゼーションじゃなくて、まだ日米関係を重視している。特に、安全保障論を言う時には、必ず、アメリカの言い分を言うんです。

 そういう前提になっているので、ウクライナの問題ももちろんそうでしょうし、それと同じような構造を東アジアで言われたら、『そうなんだ』と思ってしまって、それを持ち込んでくる。

 そして、持ち込んできた時に、実はアメリカが問題だったんだ、という、そこに行かなきゃいけないのに、中国を警戒する、というところに来ているんですね。

 そこがやっぱり、多極化というところを見ていかないといけないということ」。

 高良議員は、3月24日の外交防衛委員会での質問で、IWJの記事から以下の論評部分を引用して読み上げました。

 「米国民よりも、米国信者となってしまい、米国に依存し、米国一極支配から多極化となると、不安で仕方ない日本人。米国追随を刷り込み続けてきて、米国への奴隷根性からメンタル面も、知的にも、制度面にも、抜け出せなくなっている」。

 「また、投資リスクを分散せず、米国の一極覇権維持だけに、深く投資してきたために、多極化に対して、舵を切れない経済状況である」。

 「これは、かなり強調しましたね」と述べた高良議員は、インタビュアーの岩上安身に、以下のように語りました。

 「『米国民よりも、米国信者』という言葉は、今の日本人の状況をよくあらわしている。

 そのような状況を想像したら、日本国民ももちろんそうですけれども、日本国内のいろいろな場面で携わっている方々も、そこを考えないといけないと思うんですよね。

 『もしかしたら、自分もそう考えていたかもしれないな』と。

 アメリカのいろいろなシステムが一番いいんだ、というふうに思ってしまうけれども、そこから抜け出していかないといけない。

 これは『グッド・オブ・デイ』というんですか、昔の日本が良かった時のアメリカに対する安心感が、今も残っているのかもしれないですけど、現状の世界は、そうではないんだということを、はっきり見据えた上で、日本の国民がどうすべきか、どういう政治をすべきか、どういう経済をすべきか、どういう外交をすべきかと、そういうことをすごく表すキーワードだと思うんです」。

 高良議員は、3月24日の外交防衛委員会で、岩屋外務大臣に「日本人の世界認識が世界の現実から立ち遅れている」と指摘しました。

 この指摘について、高良議員はインタビューの中で、以下のように述べています。

 「政府の方が、認識が(国民よりも)遅れているので、『政府は多極化という認識を持っているか』とお聞きしたんですけど、大臣だけが(多極化への認識を)持っていても仕方がない。政府全体がそういう認識を持っているかというのは、非常に怪しい。

 特に、外務省の役人と、政治家、岩屋さんのような外務大臣とは、ちょっとまた、そこにもギャップがあるんですよね。

 外交の問題については、岩屋さんは、基本的には、多極化ということをちゃんと見てはいる。アジアの1国として。

 では、『防衛はどうですか?』と、中谷元防衛大臣に質問すると、それもそういうふうに見ているというような答えにはなるんでしょうが、実際には日米安保基軸にしかなっていない。

 全然、これが違うものなんです。

 要するに、『外交と防衛が両輪』と、自分達は言っているけれども、これは全然大きさが違っていて、予算がもう、何十倍も違う。そうなってくると、やはり見る方向が、ずれてくる。

 日本の外交と防衛は、きちんと同じ方向を向いてないといけない。なのに、『多極化に向けて、外交と防衛をやらなきゃいけない』ということに、なっていないんです。

 これがもう完全に、日米同盟基軸ということに、いつまでもなっている。それは、やっぱり大きく変わらなければ。

 本来の日本の、多方面に目を向ける外交、それこそマルチな外交を行うということと、防衛も同じように、周り(の国々)と協力をすることによって(安全保障を実現すべきだ)」。

 「岩上安身による琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏インタビュー 第2回」の詳細は、会員向けサイトのアーカイブにて、ぜひ以下のURLから御覧ください! 会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします! 会員となって、IWJの活動をお支えください!

※「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回」
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■<岩上安身による最新インタビュー報告! 2>世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回!

 5月22日午後8時より、「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回」を撮りおろし初配信しました。

 第1回は、以下のURLから御覧ください。

※世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1189回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第1回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527398

 第2回は、以下のURLから御覧ください。

※世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527438/

 高良議員は、今年3月24日の参議院外交防衛委員会に続き、4月22日の外交防衛委員会でも、IWJの記事を引用して質疑を行いました。

 この日の質疑では、「日本の新聞・テレビは信用できないので、世界情勢を見るには他のソースが必要であると思っています。本日もIWJの記事から質問します」と前置きして、ジェフリー・サックス教授が2025年2月19日に、欧州議会で講演した「平和の地政学」を、IWJが全文仮訳・粗訳した「号外」の記事を詳細に引用しながら、ウクライナ問題と日米同盟を重ね合わせ、岩屋外務大臣や中谷元防衛大臣に、「日本は米国にとって都合のいい代理戦争の駒にされるだけではないか」などと、追及しました。

※【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その1)>ソ連崩壊後、米国の一極覇権プロジェクトが始まり、2003年のイラク戦争後、「欧州は完全に発言力を失った」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける!東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526942

※【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その2)>「ヨーロッパが米国の敵となることは危険だが、米国の友人となることは致命的である」! 欧州には、本物の外交政策が必要! 日本も同様! 他人事ではない! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526967

※【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その3)>【質疑】「NATOと欧州の混同」こそ最悪、欧州は独自の現実主義的な外交をもつべき! NATOは米国の覇権維持装置、トランプ大統領が求める防衛費5%は「米国のためであって、あなた達のためではない」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526996

※IWJの記事が国会で取り上げられる! 沖縄の風・高良鉄美 参議院議員が、参院外交防衛委員会で「日本の新聞・テレビは信用できないので」とIWJ記事を引用し質問!!『日刊IWJガイド』から「米国民よりも米国信者となってしまい、米国に依存し、米国一極支配から多極化となると不安で仕方がない日本人」の記述を引き、世界構造が多極化に向け変わる認識少ないと危機感表明! IWJ号外のジェフリー・サックス教授講演を引用、ウクライナ同様「日本も『米国人が死なず、日本人が中国と戦ってくれるのだからいい。米国予算の使い方だ』と言われ、米国の友人であることは致命的であることを体現しかねない」と警鐘!!
(日刊IWJガイド、2025年4月25日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250425#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54620#idx-1

※2025.4.22 参議院 外交防衛委員会(第九回)高良鉄美参議院議員(沖縄の風所属)
https://youtu.be/hha63oV8YkI

 高良議員は、「国会の一つの役割として、国会で質問をする、あるいは問題として取りあげるということで、情報に、より広がりが出る。それが非常に重要で、情報発信という意味では、委員会で、いろいろな会派・政党に資料を渡すというのが、とても、ある意味広がりを持つんじゃないかなと思っています」と述べました。

 さらに高良議員は、「IWJのビューポイント、視点が(他の既存のマスメディアとは)違うことに、現代社会では情報の価値や意味がある」と指摘しました。

 4月22日の外交防衛委員会で、ジェフリー・サックス教授の欧州議会での講演内容を取り上げたことについて、高良議員は「米国人(ジェフリー・サックス教授)が、米国の戦略を批判していることに価値がある。ハーバード大学留学時代の雅子妃の主任教官だったので、多角的に日本のことにも関心を持っている。そして、特にソ連崩壊後の、民営化の問題のアドバイザーだったということは、かなり当時のソ連のことも、そしてその後のロシアのことも知っている。そこがとても大きいバックグラウンドをお持ちだ」と、理由を述べました。

 さらに高良議員は、サックス教授が講演の中で「私はウクライナ人に『アメリカ人の言うことを聞いてはならない』と助言した」と明らかにしたことについて、次のように語りました。

 「これは、いろいろなものがあると思うんですけれども、(米国の)戦略的なもので言うと、いつも何か一歩先というか、裏というか、そういったものがあるということ。(中略)

 例えば、日露戦争に日本が勝った時点で、アメリカは将来の日本との交戦計画である『オレンジ作戦』(米国が1890年代から1940年代にかけて策定・改訂を重ねた、対日本戦争を想定した軍事戦略計画)というものを作っていた。

 沖縄での密約(有事の際の核兵器再持ち込みに関する、佐藤栄作首相とニクソン大統領の間での密約)も当然そうでしょうし、世界中にそういうものを張り巡らしている。米軍基地も、全世界に800を超える数があるわけです。

 ディープステートというか、そういういろいろなものが、アメリカの中で動いている。そこを、少なくとも一定程度は知っておかないと、対応ができないだろう。

 外交の問題を考えるにしても、防衛の問題を考えるにしても、これから先をどうしていくのかという時には、やっぱりこういう格言というんでしょうか、『アメリカ人の言うことを聞いてはならない』というのは、肌で感じているところもあるんです」。

 さらに高良議員は「これ(『アメリカ人の言うことを聞いてはならない』という進言)は、日本にこそ必要な言葉」だと指摘し、以下のように訴えました。

 「今、日本は日米安保にして、どういう立場ですか?

 日本は、安保を通じて『同盟国だ』と言っているけれど、果たして同盟国が、どんな意味を持っているのか?『致命的だ』ということ。(『代理戦争』に)『使われますよ』ということですから」。

 その上で高良議員は、「日本は、絶対に米軍が、日米安保で日本を守ってくれると思っているけれども、とてもじゃないけれども、それはやらないですよ」と述べ、こう続けました。

 「だから、そこの見方をしっかりしないといけない。

 日本が攻撃されたら、米軍が出てきて、いろいろ支援してくれると思っているけれども、それはもうないんだよという認識をしっかり持っておかないと、行動が違ってくると思うんですね。

 ないということを前提にすると、日本と中国との関係も含めて、多極化の話もそうですけれども、そういう視点もきちんと持った方がいいよというのが、こちら(サックス教授)の主張だと思うんですね。

 これは本当にある意味、『このままいったら、日本は破滅しますよ』というぐらいの警告ですね」。

 さらに高良議員は、日本が駐留米軍に対して、日米地位協定の中で第1次裁判権を放棄していることについて、「日本人は『主権』という言葉に対する意識が、ものすごく軽い」と述べ、「本当に理解して、『主権回復』と言っているのか? 普通に考えたら、『回復されていない』という怒りを持つべきだった。

 『主権回復の日』の式典(2013年4月28日に、1952年4月28日にサンフランシスコ平和条約が発効したことを記念して、憲政記念館で開催された。当時の第2次安倍内閣によって閣議決定された)を祝う神経が、本当にわからなかった」と述べました。

 また、高良議員は、4月22日の参議院外交防衛委員会で、訪日したヘグセス米国防長官が、3月30日の中谷元防衛大臣との会談後の記者会見で、「日本は、西太平洋で起こりうる、いかなる不測の事態においても最前線に立つ」と発言したことについて、「日本は米国にとって、都合のいい代理戦争の駒にされるだけではないか」と、中谷防衛大臣の見解を問いただしました。

 この質問について、インタビューで高良議員は、第2次大戦の沖縄戦で、沖縄に上陸したニミッツ将軍が、「琉球住民は私の支配下に入る」と宣言したことを指摘し、ヘグセス米国防長官の発言は、「ニミッツや、戦後日本本土を占領したマッカーサーと変わらない」と、次のように述べました。

 「この『最前線』という言葉は、アメリカ人にとっては、ものすごく強い意味があるけど、日本では、そこの(危機)意識があまりないんでしょうね。

 さっきから主権の問題も出てますけど、これは相当、主権にもかかわるし、本当に命にかかわる問題に来ていますよということ」。

 しかし、中谷防衛大臣は、高良議員の質疑に対し、「『日米同盟がインド太平洋地域における平和と安全の中核であること』、そして『日米が共に日米の安全保障と繁栄を拡大していく』という強いメッセージが示されたというものだと思います」などと答弁しました。

 インタビューで高良議員は、「全然わかっていないですよね。『最前線』ということについて、何でそのように解釈できるのか」と述べ、「『ともに』じゃないんですよね」と、呆れた表情を示しました。

 高良議員は、「日本とアメリカとの(主従関係にある)防衛力のあり方を、(日本人に)『ともにある』ような形に見せる、一番いい日本語は、『トモダチ』だそうです」と述べ、東日本大震災の米軍による救援活動の『トモダチ作戦』以前から、「トモダチ」という言葉が使われていたと明らかにしました。

 また、4月22日の参議院外交防衛委員会で、高良議員は、サックス教授の講演から、米国がウクライナに親米政権を立てた経緯を引用。米国は繰り返し「政権交代作戦(レジーム・チェンジ・オペレーション)」を行ってきたと指摘し、その背景には、米国政府に買収されたマスメディアの存在があるという、サックス教授の指摘を強調しました。

 その上で高良議員は、外務省に「一般論として」「他国でクーデターを画策して政権を転覆することについて、国際法の規律はどうなっているか」と質問しました。

 これに対して、外務省は、「国家が自由に処理し得るとされている事項に立ち入って強制的にその国を自国の意思に従わせようとする命令的な介入になる場合には、一般的に国際法上禁止されている干渉になると考えております」と回答しています。

 つまり、外務省の答弁した、国際法の一般論と、サックス教授が指摘した、米国がウクライナの政権をクーデターによって転覆した事実を照らし合わせると、米国のレジーム・チェンジは、国際法違反になる、ということになります。

 高良議員は、「アメリカの傲慢な態度は、同盟国に対しても取られました。冷戦終結後、アメリカは当時大きな経済力を持っていた日本を脅威と位置づけ、数々の政策を押しつけてきました。民主主義の破壊と新自由主義の押しつけが、日本衰退の最大の原因だと思います」と指摘した上で、政務3役や外務省に対して、サックス教授の講演を熟読し、歴史的に振り返り、世界に対する認識を深めるように求めて、質疑を終えました。

 岩上安身によるインタビューの最後に、高良議員は、「情報をきちんと見極めないと難しい。知らないということの恐ろしさは重要だと思いますが、知ったつもりでいるというのは、もっと怖い」と述べ、「特に国外のこと、国際的なことについては、やはりきちんと見ていかないと、日本の未来、自分達の未来、若い人達の未来に続いているので、考えていかないといけない」と、情報を精査することの重要性を訴えました。

 「岩上安身による琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏インタビュー 第3回」の詳細は、会員向けサイトのアーカイブにて、ぜひ以下のURLから御覧ください! 会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします! 会員となって、IWJの活動をお支えください!

※「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回」
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 なお、ジェフリー・サックス教授は、5月23日に、参議院会館で、「Ceasefire Now! 今こそ停戦を! / ついにウクライナ戦争を止める時が来た。Cease All Fire Now! 8th ~米国の良心 ジェフリー・サックス教授が日本国会に向けて語る~」と題して、Zoomによる講演と、質疑応答を行います。IWJもこれを取材し、準備ができ次第、配信いたします。ぜひ御覧ください!

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也)

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