「米国の攻撃には、いつも『嘘』や『騙し』が入っている」 ~岩上安身によるインタビュー 第337回 ゲスト伊波洋一氏 2013.8.29

記事公開日:2013.8.29取材地: テキスト動画独自
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 「アメリカが攻撃するときに『口実』にするものには、いつも『嘘』や『騙し』が入っていることに、気をつけなければならない」―。元宜野湾市長の伊波洋一氏は、岩上安身のインタビューの冒頭、緊迫するシリア情勢に触れ、軍事介入の意向を示しているアメリカ政府を痛烈に批判した。

■イントロ

 伊波氏は、シリアで化学兵器が使用されたとされる事件について、「まだ国連の調査報告書も出ていないなかで、『確定した』というようにオバマ大統領が発表し攻撃しようとしている」と指摘。「戦争に結びつくトマホークミサイル(での攻撃)自体が、亡くなった人が生き返るわけでもないし、死者の上に死者を重ねることにしかならない。妥当な解決策とは思えない」と批判した。

 また、「今回のミサイル発射は、『(古いミサイルを)そろそろ使わないといけない時期』に来ているのか。軍産複合体のサイクル。94年の湾岸戦争から10年サイクルという感じがする」と述べ、シリアへの軍事介入の背景には、アメリカの軍産複合体の意向が強く働いているとの見方を示した。そのうえで、「戦争には勝者がいるかもしれないが、失うものも大きい。こういうことを繰り返すのは避けなければならない」とし、「国連の役割が大事だ。国連を踏みにじり、重視しないアメリカの流れに、日本が同調するのは良くない」と、国連の決議がないまま、軍事介入に踏み切ろうとするアメリカ、そしてそのアメリカに唯々諾々と従う日本政府を批判した。

 3時間半を超えるインタビューでは、ブッシュ前大統領らによる「ウルカヌス(火と鍛冶の神)グループ」や、90歳を超える長老軍事戦略官らによる「エアシー・バトル構想」、さらには、集団的自衛権の行使容認、尖閣諸島をめぐる領有権争い、沖縄へのオスプレイ配備問題、そして「第三次世界大戦」の可能性に至るまで、話題は多岐にわたった。

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