文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」 2013.3.18

記事公開日:2013.3.18取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJテキストスタッフ・富田/奥松)

特集 TPP問題

 2013年3月18日(月)15時30分から、文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」のラジオ生放送が行われた。

 「ニュース本音と建前」で、岩上安身は、3月4日からシンガポールで行なわれた第16回TPP交渉会合に、アメリカのNGOスタッフとして参加した内田聖子氏(アジア太平洋資料センター事務局長)が見聞した衝撃的な交渉の様子を取り上げ、TPPの問題点を指摘した。また、TPPの先行モデルとされる米韓FTAで、不平等条約を結ばされた韓国の実態を解説した。

■ハイライト

  • 出演 寺島尚正氏、森崎友紀氏、平井康嗣氏(週刊金曜日 編集長)、岩上安身

 「今日の夕刊読み比べ」では、東京新聞から、衆議院予算委員会でTPP交渉に望む決意を表明し、農業をしっかり守っていくことを約束した、安倍首相の発言を取り上げた。

 岩上は「TPP交渉において、食を守ることはできない。食糧の問題を他国に委ねてしまったら、政治の意志に左右されてしまい、その国に依存することになる」と指摘した。

 その根拠として、TPPの先行モデルとされるNAFTA(北米自由貿易協定)に加盟したメキシコを例に挙げ、「メキシコでは、アメリカから遺伝子組み換え作物のトウモロコシが補助金付きのダンピング価格で輸出されたことで、100%であったトウモロコシ自給率が60%にまで落ち、40%の農家が失業した」と、その実態を解説した。

 「本音と建前」のコーナーでは、「日本のTPP交渉参加、その問題点とは」をテーマに、シンガポールで行われた第16回TPP交渉会合の内容を紹介し、TPPの実態を考察した。

 岩上は「このTPP交渉会合に、アメリカのNGOパブリック・シチズンのスタッフとして参加した、内田氏にインタビューを行った。内田氏によると、アメリカの交渉担当官は『TPPに遅れて参加したカナダとメキシコ同様、不利益な条件を受け入れることを、日本は受諾している』と、他の参加国に説明したという。

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です