2023年4月14日(金)午後6時より、東京都八王子市の船森公園にて、第419回目の原発反対八王子行動が行われた。
参加者は、「熊本地震から7年目を迎えた。最初に揺れが来たのが、東日本大震災からから5年後の今日(14日)だった。
日本には九州南部から四国、中部・静岡一帯のフォッサマグナを通る中央構造線(※)が走っており、その中央構造線の上に原発がドンドンドンと林立している。
当時(熊本地震直後)は、『川内原発(鹿児島県)止めろ』の声も上がり、伊方原発(四国)の危険性も指摘されたが、みんな忘れてしまって7年目を迎えている。
中央構造線を、もう一度想起しなければならない」と、改めて原発事故の風化に警鐘を鳴らした。
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次に登壇した参加者は、「明日(15日)、青森で、G7外相会議が行われる。そこで環境省は、新宿御苑に福島第一原発事故の汚染土を蒔く実証実験を承認するとの共同宣言がされる模様だ。
汚染土・汚染水(ALPS処理水)、どちらも全国にバラ撒こうとしている。G7の席上で、それを歓迎するらしい。環境省の姑息な手であり、おかしな話だ。
れいわ新選組の山本太郎代表も、原発による汚染物質の規制値を勝手に変え(緩めて)全国にバラ撒こうとしていることに対して、『全体の奉仕者という看板を外して欲しい!資本主義の手下だ!』と痛烈に批判した。
環境省の人も「日本だけです」と明言している。国民の健康を考えていない。違うことで動いている。私たちは税金を払っている主権者なのだから、私たちの健康増進のために使えと心から思う」と、政府・環境省のなし崩し的なやり方を批判した。
※:中央構造線:九州の八代から、徳島、伊勢を経て長野県・諏訪の南を通り、群馬県の下仁田、埼玉県の寄居付近も通過する、連続して陸地を1000km以上追跡できる大断層。
- 地震の危機にさらされる川内原発(よつばつうしん 2016年7月号 No.064)
- フクシマより、川内・伊方が「超」危険な理由――エッセンシャル版・緊急特別講演会【パート6】(広瀬 隆:ノンフィクション作家)(2016.1.6、ダイヤモンドオンライン)
- アイキャッチ:中央構造線(国土交通省 中部地方整備局 三峰川相互開発工事事務所 三峰川資料館)より