2021年10月20日(水)、午後2時半より、立憲民主党 山岸一生候補(東京9区)の街頭演説会が、西武池袋線大泉学園駅南口にて開催され、応援弁士として、蓮舫立憲民主党代表代行が駆けつけた。
演説場所が急遽変更となり、IWJ記者は急いで移動したが、現場に到着したのは、山岸一生候補の演説がちょうど終わるところであった。
山岸候補の演説に続いて、蓮舫代表代行の応援演説となり、IWJ記者はその模様を中継した。
蓮舫代表代行は、岸田文雄政権の危機管理のあり方、そして、自民党という党のあり方を次のように批判した。
「昨日、私は驚きました。北朝鮮から弾道ミサイルが二発、10時23分、海上保安庁が発表しました。ところが驚くことに、岸田総理は選挙の応援で福島に、松野官房長官は、自分の選挙で地元にいた。岸田さんに至ってはすぐさま引き返して官邸に行き、国家安全保障会議を開くのではなく、午前中の日程をこなしてから、午後に戻ってきた。危機管理大丈夫ですか?」
「今日は阿蘇山が噴火しました。先週の台風も怖かった。東京は地震もありました。私たちの暮らしている地球は大きく環境が変わっている。日本もその天災の大きさが不安視されている。昨今、担当大臣の役割と能力が問われているのは防災担当大臣です。防災担当大臣は岸田内閣で誰だかご存知ですか。
山岸さんも知らない。私も調べました。二之湯(智)さんという方です。77歳。この人はこれまで防災のことをやったというプロフィールは見たことがありません。総務省関係の仕事をしてきた人です。この人は来年の夏引退すると表明した直後に、大臣になりました。メディアでは、『思い出入閣』と言われました。本当に大丈夫か?」
蓮舫代表代行は、続けて、政治とカネの問題について、「岸田政権は安倍・菅政権と同じだ」として、次のように批判を展開した。
「説明をすると言いながら、説明をしないで6年目の人(甘利明氏)が、自民党の幹事長に就任されました。岸田さんでは変わらないと思いました。政治とカネの問題はたいしたことないと思っているんだと愕然としました。コロナ禍だからこそ、政府与党、野党も政治とカネの問題にもっと敏感にならないといけないんじゃないでしょうか」
そして、菅総理の首を切ってまで、自分たちの議席を守りたい自分ファーストの自民党のあり方を痛烈に批判した。
「菅さんは、最後、コロナに専念すると言って、総理大臣を引く会見をされました。支持率がいいときは、周りの議員は支えてくれたが、支持率が7割から3割に2割になったら、気持ちいいまでに自民党の議員が離れて行きました。
総選挙が近いから、菅総理では勝てないと言い出した。自分たちの選挙、自分たちの議席を守るために菅総理の足を引っ張った。
私は辛い時ほど、きつい時ほど、自分たちが一年前に選んだトップを守れない政党というのは、今苦しい皆様方を、とても守れるとは思えないのです」。