9月8日、東京都千代田区の衆議院第二議員会館で立憲民主党・福山哲郎幹事長の定例会見が行なわれた。
会見の冒頭、福山幹事長は立憲民主党と国民民主党等による「合流新党」結成に向けて現在の立憲民主党を解党する手続きについて、同日行なわれた常任理事会の決定を報告した。
また、離党することになった前田順一郎氏、秋葉忠利氏、おしどりマコ氏の3名について、比例名簿登載者から削除することも報告された。
続いて行なわれた質疑応答では、自民党総裁選や、先日、立憲民主党内で配られた活動費についての質問があったほか、2010年9月に尖閣諸島沖で発生した中国漁船の衝突事件について、前原誠司元外務大臣が「逮捕した中国人船長の釈放を指示したのは菅直人首相」と証言したことについて産経新聞記者が質問した。
福山幹事長は、当時の状況を説明したうえで「当時も、指揮権の発動をしているわけではありません。司法手続きに乗っかっているので、総理が何を言おうが、そこは司法手続きの問題ですので、そこについて検察が判断をした」、「船長は当初逮捕したときは酔っ払っていたわけですけれど、初犯であったこと、酔っ払っていたこと、再犯の可能性はないこと、等々も含めて私は当時の検察の判断は適切だったと考えております」と回答した。