検察の定年延長問題の発端となった東京高検の黒川弘務検事長(63)が、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言宣言下の今年5月初め、全国紙の記者宅で「密閉・密集・密接」の「三密」状態で「接待賭け麻雀」をしていた――。週刊文春5月28日号が、マスコミと検事総長の癒着ぶりを暴いたことは記憶に新しい。
- 黒川弘務東京高検検事長 ステイホーム週間中に記者宅で“3密”「接待賭け麻雀」(週刊文春、2020年5月20日)
週刊文春によると、黒川氏は緊急事態宣言下において複数回、産経新聞の大竹直樹記者宅に集合し、同じく産経新聞の河井龍一記者と、朝日新聞の大島大輔経営企画室副室長と、合計4人で常習的に賭け麻雀を行っていた。さらに、黒川氏とともに麻雀を行っていた記者たちは、いつも送迎のためのハイヤー代を会社のチケットなどで支払っていたという。驚きの癒着ぶりである。