脱原発をめぐって~右からの言い分、左からの言い分 2012.2.23

記事公開日:2012.2.23取材地: テキスト動画独自
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 2012年2月23日(木)、「脱原発をめぐって〜右からの言い分、左からの言い分」の模様。出演は矢野健一郎氏、左翼から原田裕史氏(「福島原発多重人災東電の責任を問う」の共著者)、右翼から統一戦線義勇軍議長の針谷大輔氏。司会は岩上安身。反原発は左翼の運動なのかという問いかけについて、左翼が牛耳ると権力につぶされるから右から入ることによってつぶされないようにするということ、現在若い人にアピールしている在特会のような嫌韓・嫌中と民族派右翼は違うということ、また、そういうことは脱原発の大多数の国民には関係ないのではないか、左右の枠組みと違う線が引かれているのではないか、など語られ、2月26日のデモの告知をした。

■イントロ

 はじめに岩上による個々人の紹介から。原田氏はコンピューターのエンジニアをして311以降脱原発に力を入れている。物理学者の槌田敦氏との共著「福島原発事故多重人災」が出る。矢野氏は「即時脱原発を目指してマスコミに怒りを」というデモの告知、一昨年の10月頃からマスコミ、検察問題、司法問題等々を問題にするデモや集会でIWJの中継にたびたび登場した。針谷氏は猪野健治(ジャーナリスト)氏がつけた新右翼という、新米の右翼とは違った、反米の民族運動家、民族派という。次に、脱原発の運動が広がっていく中で、それらの動きは全部左翼とみなして冷水を浴びせようとする流れがあるが、実際どういう集まりなのかという岩上の問題提起があり、それについて矢野氏から「ほとんどの参加者が311以降集まったものである」、原田氏からは「自分は共産主義者でもない。311前には原水禁などの反核運動の流れが左としてあった。チェルノブイリ以後感覚的に原発反対の人が出た。また立地地域は住民運動がある。この一年は感覚のレベルで刺激を受けた人が多い。現地の運動は漁協や保守であったりして左翼ではない。かつては読売も朝日も原発推進だった」、針谷氏は「一水会などはもともと反対だったが、チェルノブイリなどはソ連だからで日本は大丈夫だと信じていた。事故後模索していたが一般の人たちの運動に左翼が絡んできた。611デモは左翼に牛耳られ、以後権力に左翼として潰されてしまう可能性がでた。919では権力は完全に逮捕に来た」として、左翼の運動と固定化されてしまうことを防ぐための話をした。

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