【第341-345号】岩上安身のIWJ特報! 「長州レジーム」から日本を取り戻せ! 歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇 岩上安身による拓殖大学・関良基准教授インタビュー (その3) 2017.11.2

記事公開日:2017.11.2 テキスト独自
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※2017年11月2日、「その20」から「その24」までのテキストを追加しました。

前号の続き)

 2017年10月22日に投開票が行われた衆議院解散・総選挙は自公が改憲発議可能な3分の2を制することになり、安倍政権下での改憲がいよいよ現実のものとなりつつある。「長州レジーム」の継承者である安倍晋三総理に主導された改憲は、今後の日本にどのような影響をもたらすのか。

 吉田松陰を思想的支柱とした「維新の志士」らは、赤松小三郎をはじめとする開明的な武士・政治家を暗殺・失脚させ、維新によって有司専制体制を築いた後は、明治維新を美化するために、赤松ら開明的な思想家の主張を闇に葬った。

 明治維新の実態を知ることは、安倍総理が目指す国家像を知るための重要な手がかりになる。

 安倍政権は、来年2018年を「明治150年」の節目として、しきりに「明治礼賛」のキャンペーンを展開しようとしている。内閣官房の「明治150年」関連施策推進室は、2016年11月4日付で、「『明治150年』に向けた関連施策の推進について」と題して、以下のように発表した。

 「明治150年をきっかけとして、明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なことです」

 しかし、「明治維新神話」の虚構を破り、初代総理大臣・伊藤博文や、内務大臣・品川弥二郎らがおこなった数々のテロ、人権を無視した非道なおこないを直視したとき、こうした政府の「明治礼賛」姿勢には疑問を抱かざるを得ない。

 吉田松陰の排外主義、品川弥二郎の孝明天皇暗殺への関与、明治時代に誕生した新興宗教・国家神道の異質さ――

 語られることのない明治維新の闇に迫り、近代から現代へと続く「長州レジーム」・有司専制体制の実態を俯瞰したとき、現行の日本国憲法をも超える先進性を有した赤松小三郎の政権構想の真価が明らかになる。同時に、立憲主義が危機的状況にある現代において、日本国憲法の価値と重要性、安倍政権が狙う改憲の危険性が明らかになるだろう。

 明治維新の「志士」たちの非道と「長州レジーム」の闇を暴く、拓殖大学准教授・関良基氏へのインタビュー!

記事目次

  • 物語の枠組みに反する事実を葬り去る「プロクルステスの寝台」〜左右に共通する明治維新の「美化」もこの一例!
  • 水戸・長州による尊皇攘夷原理主義のテロは、英・仏による内政干渉の口実を与えてしまった!そして今日まで続く「ポチズム」に
  • 左右から広く信奉される吉田松陰―― その実態は排外主義のテロ指導者!アメリカへの密航に失敗し、幽閉される中で、精神論を唱えるように
  • アジアへの侵略思想が蔓延した明治維新期―― 侵略思想の対極に立ったのが勝海舟!
  • 初代総理大臣・伊藤博文の素顔とは?裏切り、殺人、焼き討ち、己の行ったあらゆる蛮行をのちに「あの頃は朝飯前のことだった」と述懐する厚顔無恥!
  • 孝明天皇を守ろうとした佐久間象山を暗殺!犯人は吉田松陰の弟子で後の内務大臣・品川弥二郎ら
  • 吉田松陰の弟子たちが幕末の京都でおこなったテロの数々―― その黒幕は松陰の一番弟子にして義弟の久坂玄瑞
  • 尊王攘夷を掲げていた長州藩士が孝明天皇を暗殺!? 現代のインチキ右翼と重なる長州の精神性

物語の枠組みに反する事実を葬り去る「プロクルステスの寝台」〜左右に共通する明治維新の「美化」もこの一例!

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