「緊急事態条項」はメインテーマではない!?「国民投票法」は現状で問題ない!? 開票センターでIWJのインタビューに答えた「野党第一党」立憲民主・枝野幸男代表の現状認識への微妙な違和感!?〜第48回衆議院選挙 2017.10.22

記事公開日:2017.10.23取材地: テキスト動画
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(取材:城石裕幸 記事構成・文責:岩上安身)

特集 緊急事態条項
※10月24日、テキストを追加しました。

 第48回衆議院選挙の投開票日となった2017年10月22日、東京都港区の東京プリンスホテル「鳳凰の間」に立憲民主党の開票センターが用意された。

 開票が始まった20時とともに当選確実が伝えられた代表の枝野幸男氏をはじめ、接戦と言われた東京7区の長妻昭候補や東京18区の菅直人候補、北海道11区の石川香織候補、さらに、新潟1区の西村智奈美候補や大阪10区の辻元清美候補、神奈川12区の阿部知子候補など、次々に当確が伝えられ立憲民主党は結果的に55議席と大きく議席数を伸ばした。

 枝野氏は立憲民主党を10月3日に立ち上げて以来、「現在の永田町の数合わせの権力ゲームや『上からの政治』ではなく、『国民の草の根の声』に寄り添い、そこからのうねりで永田町を動かしていくのが『本来の民主主義』だ」と訴え続け、そして実際に大きな支持を集めることに成功した。

 しかし、岩上安身やIWJがかねてよりその危険性を訴え続けている自民党改憲草案中の「緊急事態条項」や、改憲が発議されれば次にやってくる国民投票の問題点などについては、立憲民主党を立ち上げる以前には見せていた強い警戒心を見せなくなった。安倍総理は改憲が話題にならないよう、選挙の間中、街宣などでは「改憲」の2文字に触れないように極力慎重にふるまってきた。国民の目から改憲の公約を「隠そう」としていたのは明らかであり、野党の党首であれば、その意図を見抜いて本来なら逆にクローズアップすべきではないだろうか。

 IWJは日付が変わった23日0時38分より、開票センターにおいて、枝野幸男代表へ、緊急事態条項の危険性への認識や国民投票法の問題点への備えなどを中心に質問した。

▲会見で質問に答える枝野幸男 代表

記事目次

■ハイライト

  • タイトル 第48回 衆議院選挙 立憲民主党 開票センター
  • 日時 2017年10月22日(日)20:00頃〜
  • 場所 東京プリンスホテル(東京都港区)

「国民の皆さんに自民党改憲でどうなるかを伝え、そこからのうねりで永田町を動かしていくという、本来の民主主義の形を進めていきたい」

IWJ「枝野代表は先日、岩上のインタビューに答えて『自民党による改憲を止めるためには敵味方を峻別しすぎてはいけません』とおっしゃいました。改憲を公約に掲げた自民党が多数議席を占めましたが、自民党の中の改憲に反対の人にどう働きかけていきますか」

枝野代表「自民党ではなく、国民の皆さんに働きかける。最終的には国民投票ですし、今回の我々の『新しい旗』というのは、『永田町の内側の政治が、上からの政治に見られている。国民の皆さんの声に寄り添って一緒に歩む政治にしたい』(ということ)。したがって国民の皆さんに『本当にこの自衛隊明記というのが、海外での自衛隊の武力行使を追認するようなことになるんですよ』ということをしっかりとお伝えをしていく。そこからのうねりで永田町を動かしていくという、本来の民主主義の形を進めていきたいと思っています」

「油断はしちゃいけないと思っていますが『ナチス的な緊急事態条項』であればさすがに多くの皆さんが気づきますよ」

IWJ「自民党の選挙公約には緊急事態条項が『緊急事態対応』と名前を変えて小さく書き込まれています。緊急事態条項が危険であることは枝野代表も(民進党代表選の際の岩上による)インタビューの中でおっしゃっていましたが、この危険性は国民に十分伝わっていません。これをどうやって伝えていけばいいと思いますか」

枝野代表「そこは、私はリアリストでもありますので、おそらく9条の3項加憲の方が先行してくるんじゃないかと思います。油断はしちゃいけないと思っていますが、まさに『ナチス的な緊急事態条項』であれば、それはさすがに、本当にやってこようとしたら、多くの皆さんが気づきますよ。

(…会員ページにつづく)

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