「都民ファーストの会のやっていることは、言っていることと違うのではないか。情報公開が行われない、ブラックボックスの中で、小池知事のイエスマンばかりが周りに集まっている。私は真っ先に小池知事におかしいと声をあげて、最後は離党しました」
2017年10月15日(日)18時より、東京都世田谷区の祖師ヶ谷大蔵駅前にて、東京6区で立憲民主党から出馬した、落合貴之候補の街頭演説が行われた。応援に駆けつけた音喜多駿都議はマイクを握り、小池百合子東京都知事の地域政党「都民ファーストの会」を10月5日に離党した裏側に触れつつ、小池都政への批判と、姉妹政党「希望の党」への懸念を表明した。
音喜多都議は、「立憲民主党という政党の応援をしているわけではありません」を前置きした上で、みんなの党時代からの付き合いである落合候補を、個人的に応援しに駆けつけたことを説明した。
演説の中で音喜多都議は、小池都政と「都民ファーストの会」について、「しがらみのない政治をお約束していましたが、残念ながら、私が都議2期目になって最初にやったことは、献金をあげますよ、選挙で応援・推薦しますよ、という団体から予算要望をヒアリングして、その団体のやってほしい政策にお金をどうやってつけるかだった」「情報公開をお約束しながら、見えないところで意思決定を、一部の顧問たちの言うことを聞いて政策を決定してしまう」と批判した。
その上で、落合候補が企業献金を一切受け取らない政治家であること、しがらみのない、イエスマンにはならない彼を国政に送り出すべき人物であるとして、政党や主義の垣根を越えて、支援を訴えた。
街頭演説後、IWJ記者のインタビューにこたえた音喜多都議は、「自公政権はモリ(森友学園)・カケ(加計学園)問題に代表されるように、情報公開が十分ではなかったし、それを批判している希望の党の姉妹政党である都民ファーストの会の情報公開も、十分ではなかった。仮に彼らだけで大きな勢力になった場合、情報公開という視点からは、危機的な状況になる可能性もある」と警鐘を鳴らした。
さらに、IWJ記者の「結局、小池さんとはどんな人物だったと思うか?」の問いに対して、音喜多都議が何と答えたのかは、ぜひ、ハイライト映像をご覧いただきたい。その上で、興味のある方は、フルバージョンの動画をアーカイブでご覧になっていただきたい。
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なお、音喜多都議は、「都民ファーストの会」を離党するにあたって、小池都知事による政党運営が「ブラックボックスそのもの」であるとブログや記者会見で痛烈な批判をした。IWJは、音喜多都議の「都民ファーストの会」離脱の経緯を以下の記事にまとめているのでぜひ、あわせてご一読いただきたい。