「英EU離脱と米トランプ氏当選は『新自由主義は間違いだ』と国民投票で証明した! 『ポピュリズム』など非常に失礼だ!」――「山田正彦の炉端政治塾」経済アナリスト・菊池英博氏講演 2016.12.17

記事公開日:2017.1.11取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

( 取材・文 青木浩文)

※1月14日テキストを追加しました!

 2016年12月17日(土)、東京都内で行われた「山田正彦の炉端政治塾」で、経済アナリストである菊池英博氏が講演を行なった。

 英国のEU離脱も、米次期大統領にトランプ氏が当選することも、予想を的中させたという菊池氏は、「両方が意味するのは反新自由主義。『新自由主義というのは国民を幸せにしない。政府のエリートたち、わかっているのか?』ということを国民投票で証明した」と解説した。

■ハイライト

  • 講演 菊池英博氏(経済アナリスト)
  • タイトル 山田正彦の炉端政治塾 ―講師 菊池英博氏(経済アナリスト)
  • 日時 2016年12月17日(土)15:00頃〜
  • 場所 東京都内
  • 主催 山田正彦の炉端政治塾 (Facebook)
▲経済アナリストである菊池英博氏

▲経済アナリストである菊池英博氏

 続けて菊池氏は、「これがイギリスとアメリカから起きたことは見事。新自由主義を最初に入れたのはサッチャーとレーガン。そのサル真似をやっているのが日本。その両方の国の国民が『新自由主義は間違いだ』と投票したのだ」と強調した。

 その上で、「これは決して『ポピュリズム』などと言わない。『無知な国民が選んだ』ということを意味する『ポピュリズム』なんて言い方は、非常に失礼だ」と訴えた。

 菊池氏の講演は、2時間におよび、英国のEU離脱とトランプ当選、トランプ大統領の対日政策、英国はどこへいくか、EUはどうなるか、トランプ革命の意義、新自由主義とはどういう思想なのか、日本経済の影響と現状、アベノミクスの成長戦略と危険な破壊活動、そしてトランプ政策への対応など、多岐にわたって語られた。

 菊池氏には、IWJ代表の岩上安身がこれまでにも単独インタビューを行っている。サポート会員であればアーカイブをすべて自由にご覧いただけるので、会員登録のうえ、以下のコンテンツもぜひ併せてご視聴いただきたい。

 また、トランプ政権の今後については、岩上安身が国際情勢解説者の田中宇氏、元外務省国際情報局長の孫崎享氏、イスラム法学者の中田考氏にもうかがっている。ぜひ、こちらもご覧いただきたい。

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です