ロシアのプーチン大統領が来日した2016年12月16日、東京・渋谷ハチ公前で、内戦の続くシリア・アレッポ人たちのための犠牲者追悼アクションが行われた。この日、シリアではロシアが支援するアサド政権の政府軍が、アレッポを制圧したと報じられた。
今回の追悼アクションは、元SEALDsで大学生の矢部真太さんが呼びかけ人となって行われた。矢部さんの「抗議色は出さず、追悼の意思表示を可視化し、静かに祈る場にしたい」という考えのもと、抗議はサイレントアピールの形となった。
矢部さんが用意した追悼のためのキャンドルの周りには、”SAVE ALEPPO(アレッポを救え)”と書かれたプラカードを掲げる人たちも見られた。プラカードの文字を目にして足を止め、涙を流す観光客と思われる人々の姿も目に入った。