10月5日(水)、元参議院議員の村上正邦氏が定期的に開催している「日本の司法を正す会」第73回が東京都千代田区の村上氏の事務所で行われ、ゲストに「A」「A2」といったオウム真理教を題材とするドキュメンタリー映画を監督した森達也氏が招かれた。
森氏は、麻原彰晃被告の一審判決を傍聴した際、その動作を見て典型的な拘禁障害である感じたと言い、「その段階で治療を施して治った段階で裁判を続ければよかった」と見解を述べた。そのうえで、「結果的にそれ(治療)をしないままに、とにかく早く処刑することを最優先し」たことにより、「なぜ彼らが地下鉄にサリンを撒いたのか、なぜ不特定多数の人を殺傷しようとしたのか、動機が解明できていない」と述べた。
森氏は、高橋克也、菊池直子、平田信の裁判では、弁護団が麻原被告の証人喚問を要求しているにもかかわらず、裁判所が許可しないことを挙げ、その理由を「人前にさらせないからだ」と指摘し、「(麻原被告を証人として)呼んだら、とてもじゃないけど死刑執行できる状況じゃないと誰もが気づきます」と述べた。
また、麻原被告の三女の松本麗華氏が登壇し、現在の自身の思いを述べた。